こんばんは!仕事で使うMyインパクトドライバーが欲しいけれど、値段が高過ぎて悩んでるT19です・・・。
今日は❝奄美のオカッパリで釣れた印象的なお魚❞を、記憶が定かな内にまとめておきます♪
記事タイトルが漢字表記なのは、どいつもこいつも名前が長くてカタカナ表記だと文字数制限に引っ掛かるためです(笑)。
ニセクロホシフエダイ(Dory snapper)
フエダイ科。奄美での記念すべき1投目で釣れた魚。どちらかと言うと波の穏やかな場所に多かった。
10~20センチ程の若魚が水深1メートルに満たない浅場を泳ぎ回っており、スプーン等を通せば元気良く飛び付いてくる。
偽物が居るということはもちろん本物の『クロホシフエダイ』も居り、ニセクロホシは側線下に5本以上の黄色いラインが走るのに対し、クロホシは黄色ラインが4本しかないという違いがある。殆ど間違い探しのレベルである。
ちなみに、手持ちの図鑑では魚種の食味が?、不、普、良、極の5つでランク付けされており、クロホシが良だったのに対してこのニセクロホシは極だった。相当美味しい魚らしく、機会があれば是非食べてみたい。
ムラサメモンガラ(Picasso triggerfish)
モンガラカワハギ科。浅い岩礁域で周囲よりやや深く落ち込んだような地形を縄張りとしていた魚種。
口から胸ビレに掛けて1本の黄色い線、目から胸ビレに掛けて3本の水色の線が通る他、胴体の模様もとても独特である。
英名の❝ピカソトリガーフィッシュ❞も、恐らくはその芸術的な色彩に由来していると思われる。
縄張り意識が非常に強く、近付いて来た小魚はもちろん、自分より遥かに巨大な人間の私にも威嚇するような仕草を見せた。
故に釣ることは大変簡単で、定位している個体の近くでルアーをゆっくりと泳がせたら、キレて襲い掛かってくる。
小魚である上に機動性に乏しいモンガラカワハギの仲間なので、引きはあまり大したことない。
カスミアジ(Bluefin trevally)
アジ科。奄美釣行は荒天下での自転車移動だったためあまり大きく移動できず、大島北部(空港~奄美クレーターまで)を探るので精一杯だったが、その区間で立ち寄った全てのポイントで確認したのがこのカスミアジである。
ルアーはスプーンでもミノーでも何でも良かったけれど、ストレートリトリーブするよりトゥイッチで連続ダートさせる方が反応が良く釣れた。私が釣ったのは10~20センチ程の所謂メッキだが、成長すると1メートルを超える大型青物でもある。
他のメッキとの見分け方は、胸ビレだけが黄色く、その他のヒレは青白いことで、割かし簡単。
子供とは言えやはりトレバリー、力強く走り、ULのロッドでのやり取りは結構ヒヤッとする。
オキナワキチヌ(Okinawan yellowfin seabream)
タイ科。奄美には本州のキチヌ、クロダイは生息していないため、奄美でチヌを釣ったら自動的にオキナワキチヌ、ミナミクロダイ、ナンヨウチヌの3択となる。私が釣った個体は総じて色が薄く自力での同定が困難で、某魚種同定サイトに依頼。
しかし名立たる魚マニアの方々の目で見ても「判らない」とのことで、専門家の方に伺って漸くオキナワキチヌと判明した。
ナンヨウチヌは体高があり、ミナミクロダイは尻ビレ、腹ビレが黒っぽく、どちらの特徴も持たないことが決め手だったそうな。
波の無い浅瀬に多かったが、流れの急な川を遡上している個体も複数見られた(ナンヨウやミナミも混じってそうだけど)。
バイトやファイトの感触は普通のチヌと一緒。全くスレてないから、尾道や浜松のチヌと違い遠慮無くルアーを食ってくれた。
マダラエソ(Gracile lizardfish)
エソ科。ジグの回収中、足元の水深1メートル程の敷石の中から飛び出しジグを襲ってきた小柄な魚。
当初はアカエソだと思っていたが、図鑑を開くと模様が異なっていて、正体判明まで時間が掛かった。
最終的に、背ビレ後端下と脂ビレ後端下にある黒い帯模様が、その他の帯模様より若干目立つという微妙過ぎる点から同定。
アカエソ以外にも、ウチウミマダラエソ、ミナミアカエソという2種も本種によく似ている。
ウチウミマダラエソは模様が細かく歪で帯状にならない点、ミナミアカエソは腹ビレの斑点が不明瞭なことで判別できるらしい。
南国の種であってもやっぱりエソはエソで、引きは弱くすぐバテてしまったので、写真を撮って急いでリリースした。
リュウキュウヤライイシモチ(Tiger cardinal)
テンジクダイ科。夜の奄美クレーターにてワームにHITした、私が20代の〆に釣った記念すべき魚種。
最大全長25センチ。魚類全体で見れば小さいものの、掌に納まる小魚ばかりなテンジクダイ科の中ではズバ抜けた巨体である。
そしてもう1つの大きな特徴は、人間が触ってもチクリと痛む鋭い歯を持っていること。
ネンブツダイの仲間とは思えない強面でありつつも、常夜灯に集まったり、口の中で卵を守ったりと、共通の習性も持っている。
手持ちの図鑑ではどういうわけか大きさと歯に関する言及が一切無く、よりによって口を閉じた状態の若魚の写真が使われていたため(若魚の頃は歯が未発達で尾ビレ付け根に黒い縁取りが有る)、魚種特定が非常に難航した。