T19「どうです?これが天丼ってヤツです」
Nさん「Traditionalな感じの料理ですね!これ食べてみたかったんです!頂きますね!・・・うん!Good!」
T19「良かった~!合わなかったらどうしょうかと思いました」
Nさん「日本のsea foodsはみんな美味しいですよ。この前のイカは強烈でしたけどw」
T19「あっちにイカ焼きのお店ありますよ?リベンジします?w」
Nさん「No!やめときますw」
Nさん「釣具屋初めて入るので緊張します!」
T19「大丈夫ですよ~、僕はこの店常連だし」
T19(女の子を連れて釣具屋に入る、ただそれだけなのに、この高揚感は何なんだろう。幸せだ、幸せ過ぎる!今まで羨望の眼差しを向けることしかできなかった彼女持ちのリア充アングラーに、俺は今、成っている!)
前回初デートで仲良くなったNさん(29歳、ドイツ人女性)に、一世一代の勇気を振り絞って「釣りに行きませんか?」とLINEしてみたら快諾してくれて、5月に釣りデートが決定!
それに先立ち、Nさんと共に蒲郡市で天丼を食べ、その足で釣具屋へ行ってNさんに合う釣具を探す、2ndデートを決行!
未だかつてない幸せの真っ只中に居るT19です♪
Nさん「このrod良いですね!」
T19「それはサワラやブリを釣るための竿で、トラウトにはちょっと相性が悪いですね~」
Nさん「Trout専用のrodがあるんですか?」
T19「こういうヤツですよ。日本のトラウトって竿へし折るほど強くないし、どっちかって言うとルアーを泳がすテクニックの方が重要なので、硬くて長い竿より柔らかくて短い竿が向いてるんです。まぁロッドとリールに関しては、Nさんにピッタリなのを通販で注文しときました!」
Nさん「え~!いくらしたんですか!?」
T19「お金のことなんか気にせんで良いですよ。これでNさんが釣りにハマってくれたら、安い買い物です!それじゃあ糸とルアーを選びましょ!」
数日後。
T19「同じ180グラムでペヤングが230円、UFOが270円。若干ペヤングがコスパが良い。でも味はUFOが好み・・・当分はUFOを夕食のメインに」
スクリーム「またしょぼいことで悩んでるねー」
T19「節約に励んでるんです!Nさんと一緒に釣りができると決まった以上、そっちに予算を割く必要がある」
スクリーム「さっき届いたこれもその一環ってわけか」
T19「そう!Nさんに釣りを楽しんでもらうため、俺がコーディネートしたロッドとリールよ!」
スクリーム「女の子用だからって、ちょっとポップ過ぎない?」
T19「相手は初心者。投げる、巻く、釣り上げるの基本動作を覚えるのに、格好付けた高額機種は要らん。それより可愛らしい釣具で楽しい一時を過ごしてもらうことを念頭に置くべき。それに、一応は信頼できるメーカー物だから」
スクリーム「よっぽど楽しみなのねー」
T19「と言うことで、しばらくの間は1日の飲食費を千円以内とします」
スクリーム「なるほど・・・はぁぁぁ!?」
Nさんはマスを釣りたいと言ってて、安心安全を求めるなら管理釣り場なんだろうけど、私より遥かにルックスの良い野郎共がひしめく場所で釣りデートなんかしたくないし、そうなれば渓流一択。
道路沿いに川が流れてる、本格装備じゃなくても入れて、かつ人気の無さそうな渓流をネット検索。
そんな都合の良い川あるもんかと言われそうですが(笑)、あっさり情報が集まっちゃうのがネットの凄さ。早速事前調査へ!
T19「魚はぼちぼち居るな。ここにしよう!」
アンカニー「マスター様」
T19「どうしたアンカニー?ここでお前を投げるのはオーバースペックだぞ」
アンカニー「宜しいのですか?今後誰かを連れての釣行が続けば、マスター様の探索力が発揮できなくなります。まして、それが女性となれば秘境を巡ることも難しくなるでしょう」
T19「それはそうなんだよなぁ。やっぱ女の子って綺麗好きだから、この渓流でも嫌だって言われかねない」
アンカニー「異性と御付き合いすること、私は反対する気は無いでも無いのですが、マスター様の釣りに支障が出てしまうとなれば、それは如何なものかと」
T19「そうだ!じゃあこうしよう!Nさんが渓流に馴染めそうになかったら、バス釣りに切り替えてみる!」
アンカニー「いえ、私は女性を連れての釣行そのものに不安を抱いておりまして」
T19「早速琵琶湖の偵察にレッツゴー!」
アンカニー「・・・」
T19「・・・」
アンカニー「・・・」
バシャバシャバッシャン!
T19「釣りどころじゃないぐらい活性上がりまくってるな・・・フナが」
アンカニー「これではトップウォーターが意味を成しませんね」
広大な琵琶湖南湖の岸辺を見て回ると、どこもかしこもフナが子孫繁栄に精を出してます。
えげつない量のフナが水面を乱舞していて、さすがのバスも逃げちゃった模様。今の南湖の支配者は間違い無くフナだ・・・。
ここにNさんを連れて来ても、フナの情事を見物するだけで終わりそうで、あらゆる意味で気まずいから、琵琶湖はパス。
今度は某県某市の河川中流域に移動。フナは居ないし、小魚が活発に泳いでて釣り易そうな雰囲気。
さぁ釣りデートの予行演習といきますか!
T19「Nさん、今からブラックバスの釣り方を伝授しましょう!すぐに釣って見せますよ!」
T19「すぐに?どこに魚が居るのかT19さん分かるんですか!?」
T19「えぇもちろん!あそこに大きな岩があって、川の流れをぶった切ってるでしょ?ああいう所にルアーをフラ~っと送り込んでやると・・・はい来ました!」
T19「ワーオ!T19さん凄~い!」
T19「ここで気を抜いちゃダメですよ~!バスはああやってジャンプしますから、慌てず、ちょっと強引に・・・はいGETです!」
T19「T19さんク~ル!」
アンカニー「・・・」
・・・完璧だ。失敗など考えられん。当日もこの調子で頼むぞ、バス君。
バスも産卵シーズンを迎えて食欲旺盛なのか、短時間であっさり3本GETできました♪
3rd(釣り)デート予定。早朝にNさんを迎えに行き、約2時間ドライブを楽しんだ後(会話が途切れないよう予めトークデッキを準備する必要有)、朝食(ファーストフードでも良いかな?)。
マスorバス釣り開始。Nさんにはレクチャーの下、簡単な雑魚釣りで魚の引きを堪能してもらい、満を持して俺が本命を釣る。
Nさんが疲れないよう、釣りは数時間で切り上げて、近くの道の駅とかでランチ(洒落た店を探しておく必要有)。
ご飯の後は敢えてノープラン。なるようになれ、と流れに身を任す。
あとは、悪天候でそもそも釣りができない場合、どこでどうするかも考えとかなければ・・・。
こんな俺に声を掛けてくれて、一緒に釣りに行ってくれるNさんには、何が何でも楽しんでもらわなければならない。
今度ばかりは、自分の想い出作りは置いといて、Nさんに良い想い出を作ってあげられるよう、頑張ろう・・・!
今回の決まり手:グラッピーS60L+アリビオ2000+ナイロン10ポンド+ワカサギベイト