こんばんは!春っぽくなったかと思えば急に豪雪で、冬にうんざりしてるT19です・・・。
魚図鑑の記事もこれで6つ目となりました♪今日は有名処が多めです。
ネンブツダイ(Species of cardinal)
小柄ながら目と口がデカく、メバリングでワームを巻いていたら、どこからともなく現れバイトしてくる。
鱗は弱く、身は脆く、骨も軟らかく、リリースするなら注意して取り扱わないと簡単に死んでしまう。
一方で調理し易く、揚げ物にしたらとても風味豊かであるから、外道だと馬鹿にできない存在である。
“アカジャコ”、“キンギョ”などと称され、一部地域では消費されているようだが、メジャーな存在ではない。
人類よりもイカの方がこの魚を好んでいるようで、ネンブツダイの群れの近くには、しばしば良型のアオリイカが居る。
カサゴ(False kelpfish)
メバル科。堤防や地磯でのショアロックはもちろん、アジング、ジギング、時にエギングでも釣れる、経験上、最も簡単に出会える根魚。
真夏も真冬も、昼でも夜でも、シャローでもディープでも、ラインの太さも全然気にせずルアーへ襲い掛かる。尋常じゃなく純粋。
地方名がやたらと多くてややこしい。“アラカブ”、“ガシラ”、“ホゴ”、“ボッカ”は、全てこのカサゴのこと。
個体ごとに体色が大きく異なり、ムラソイやハオコゼなど似た魚も多く、ビギナーを混乱させがちな種でもある。
一発で同定するには、背中を見ること。カサゴであれば必ず背ビレの際に白っぽい斑点模様が5つ、間隔を置いて並んでいるはず。
刺々しく格好良い体と、間の抜けた愛らしい顔付きで、しかも食べたら超美味いというパーフェクトなお魚。
イソマグロ(Dogtooth tuna)
サバ科。マグロと言いつつハガツオの仲間で、立派な顎に鋭い牙、冷たい大きな目という強面な回遊魚である。
見た目通りとても凶暴。群れで小魚を追い回して捕食する性質上、ジグへの反応が良い。
私は社員旅行でグアムへ行った際、社長が用意してくれたリーフジギングツアーでコイツと遭遇。
釣ったのは50センチ程の若魚だったが、サイズからは想像もできない強烈な引き味に恐怖させられた。
ちなみにその時、社長が70センチ程の個体を掛け、そこへ貪欲なカマスサワラが襲い掛かり、船上に揚がったイソマグロは頭だけの無残な姿になっていた。グアムの海恐るべし。
アオリイカ(Bigfin reef squid)
ヤリイカ科。エギング界の花形ターゲット。胴体を取り巻く大きなヒレと、エメラルドのアイシャドーがチャームポイント。
体色は気分によってコロコロ変わるものの、♂は棒線模様、♀は斑点模様が常に浮かんでいるので、雌雄判別は簡単。
非常に用心深い気質を持っており、また近年のフィッシングプレッシャーもあって、そう簡単にエギに手を出さない。
エギンガーはエギのフォール速度やカラー、シャクリの間を試行錯誤して、貴重な1匹に繋げていくのである。
冬~夏は型狙い、秋は数釣りと、ヤリイカと違って周年オカッパリを楽しむことができ、それでいてコウイカほど簡単には釣れない。
何より甘味が強くて最高に美味いから、1度ハマったらそうそう抜け出せない釣りである。
アカエイ(Red stingray)
アカエイ科。最も身近なエイである。裏面が黄色く縁取られていること、哀愁漂う何とも言えない顔をしているのが特徴。
出雲市のサーフや、宍道湖、中海では数十センチ程の個体をしょっちゅう目にする。
大人しく、大抵は海底にベッタリ貼り付いてたり、表層をゆったり羽ばたいてたり(トビエイの群れに混じっている個体も見たことがある)、進んでルアーを襲うことはまず無い。が、スレ掛かり事故は度々発生する。
その際は巨体から来る猛烈なパワーと重さで暴れ、釣り上げられたら今度は尻尾の猛毒針を振り回すため、アングラーにとっては脅威。
煮物にしたら頗る美味しいが、尻尾の中程にある針の毒は死後も消えないので、確実に取り除いておきたい。
オヤニラミ(Japanese perch)
ケツギョ科。日本と朝鮮半島だけに生息する絶滅危惧種。数を減らしており保護が必要とされる一方、愛知、京都、滋賀、東京など、人為的に移入された地域では外来種として敵視されるという、複雑な立ち位置に居る。
バスを思わせる大口の顔付きだが、エラに青い斑点があったり、胴に横縞模様があったりと、カラーリングはギルと似ていて、両者を足して2で割ったような、他の日本淡水魚とは一線を画する姿をしている。
大きくても10センチちょっとという小魚で、生息地も限られてくるため専門に狙うアングラーは少ないが、極小のスプーンやワームで釣れる。
ポイントは水が綺麗で流れの緩い川や水路の障害物周り。群れることが無く、コンスタントに釣るのはかなり難しい。