以下ネタバレを含みますので各自の判断でご覧ください。














PS3ソフト ADV+S・RPG 『ティアーズ・トゥ・ティアラ -花冠の大地-』 開発・販売 アクアプラス 

元PC美少女ゲーム 当時リアルタイムS・RPG。


物語等の解説、感想です。


さすが元がアドベンチャーだけあってノベル式な文形式。会話の合間にト書きが挿入される。ほとんどのSRPGなら会話+演出でカバーしながら進行するだろう。このト書きがあることで単にS・RPGが好きで買った人は苦痛だったかも知れない。ト書きがあることでかなり読まされてる感が強まる。小説など活字に触れていない方などにはいささか厳しい。しかし、重要な場面のト書きは声優さんが読んでくれることもあり、こういう配慮は素晴らしいと思う。マイナスが多く見えるように書いた、がト書きによって詳しいキャラクター深層心理、風景、状態などわかるので、一つのしゃべる豪華な小説を呼んでいる感覚で楽しめる。


物語の内容は13人目の男の地上救済物語。キリストやらユダなどをモチーフにしたようだ。

13人目が主人公なわけだ。黄金、白銀、青銅の時代と続いた世界。その栄えた時代も12人の精霊の手によって滅亡されてきた。そして、またしても一つの時代が滅されようとしている。そこで主人公が立ち上がる。

っと簡単に流れを書くとこんな感じになる。

で、黄金の時代は龍族の時代。白銀の時代が巨人族の時代。青銅の時代が妖精族の時代。ゲーム中の時代は人間の時代となる。それで、主要キャラのオガムは黄金時代の龍族の一人、アルサル、リアンノンは青銅の時代の妖精族の末裔となる。


物語は終始、シリアスが多めに進行する。たまに、ラブ&ギャグな話もあるが・・・。途中、サブイベントなどもあるが本筋だけを楽しみたい方ようにサブストーリーは任意に飛ばせる。まぁ、サブも見たほうがキャラクターの性格等が解るので見たほうが好ましい。さすがに元が美少女ゲームだっただけあり、美少女キャラと主人公との絡みが多い。お子様には刺激が強かったり、厳しい表現、イベントなどがある。しかし、前半はかなりストーリーが盛り上がりに欠ける印象。小説、アドンチャー好きな自分も結構だれた。しかし、中盤から終盤、クライマックスは盛り上がった。前半の雰囲気で最後まで進んだらどうしようかと思ったが。EDを迎えた・・・・感想。終わり方酷いな・・

・という感じだ。最後だけなんかさじを投げられたようだ。あれだけキャラクターを活かすシナリオ、設定なんだからもうちょっとなんとかできたんじゃないかと思ってしまう。けど、普通に楽しめた。複線の回収もばっちりだし。それに元が古めの作品だから仕方ないかと・・・。


ストーリー的に自分は好きだった。しかし、一人のキャラクターが受け付けない。声も容姿も性格も・・・。こんな気持ちは滅多にない。ある意味貴重。何回戦闘要因から省こうと思ったか・・・。

物語関係は以上。くわしく知りたい場合は、コメントください。次回システム編。