会社と家は近いほど良いのか? 他 | 司法書士のゲームブログ

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日々生活していて何となく思いついたことを書き連ねていく。

 

 

 

 

■会社と家は近いほど良いのか?

 

「会社の近くに住みたい」という友人、同僚は多い。

ところが、「じゃあこの辺(会社の周辺)に住むの?」と尋ねると、大抵「それは嫌だ」と返される。

要するに、会社の近くには住みたいけども、あまり近すぎるのも嫌で、近すぎず遠すぎずの辺りがベストだという事だ。

しかし、中には本当に「会社の近くに住みたい。近ければ近いほどいい」と思っている人間がいて、その1人が自分である。

こんな事を言うと「マジかよこいつ?」みたいな顔をされることが多いのだが、本当にそう思っている。

いま住んでいる場所も、前いた会社に徒歩2分のところだったし、「なるべく会社の近くに住みたい」というのが司法書士資格を取った理由の1つでもある。

「なるべく会社の近くに住みたい」というのは、突き詰めれば会社と自宅を一体化させることだからだ。司法書士という「独立開業資格」があれば、それ(自宅兼事務所)が可能になる

会社の近くに住むというのは良い事づくめだ。ちょっと考えただけでも以下のようなメリットが思いつく。
 

 


■通勤時間が短くて済む

最大のメリット。冒頭に掲げた「会社の近くに住みたい」というのも、これが理由だという人が多い。

その恩恵はあまりに大きい。往復2時間かけていた通勤が30分で済むようになれば、1日あたり1時間半の時間が「浮く」。

しかも通勤というのは毎日のことだから、1ヶ月あたり、1年あたりで換算すればとんでもない時間になる。

その分趣味に費やせる時間は長くなるし、朝も遅くまで寝ていられる。生活の質は爆上がりである。

最近はコロナ禍で在宅勤務も増えているので、「通勤がないのがこんなに快適だったとは!!」という人も多いのではないだろうか。


通勤というのは、言ってしまえば「やりがいのないサービス残業」のようなものである。

会社の都合で時間を拘束されているのだから実質勤務しているようなものだが、歩いたり電車に乗ったりしているだけなので、仕事のような「やりがい」は基本的に何もない。

そんな暇な時間を少しでも埋めるべく、音楽を聞いたり、本を読んだり、スマホゲーをしたりするわけだが、家でゆっくり過ごすことの快適度には遠く及ばない(そもそも、これらは全て家でもできることだし)。

それで対価(給料)が払われるならまだマシだが、まったく払われないんだから話にならない。

だから、通勤2時間というのは、「やりがいのないサービス残業」を毎日2時間やらされているようなものである。

だから「会社の近くに住みたい」という人は多いし、それを突き詰めれば、職場と家が一体化しているのが理想ということになる。

 



■通勤費がかからない

これも大きなメリットだが、通勤費については基本的に会社が負担してくれるという所が多いだろう。

だから、経営者や自営業でもなければメリットとして勘案しにくいかもしれない。せいぜい会社にちょっと喜ばれるぐらい。

 



■満員電車のストレスがない

都市部で働くならこれも大きい

「都会の満員電車が嫌で仕事をやめた」みたいな話を聞いたとき、自分も、働き始める前は「たかが電車のストレスで仕事辞めるなんて弱すぎでしょ笑」と思っていた。しかしそれはあまりに甘い考えだった。

満員電車というのはボディブローのようなものである。1回乗ったぐらいでは何とも思わない。むしろ「おお〜これが噂の満員電車か」とちょっと楽しい

しかし、仕事である。週に5日、往復10回もこんなものに乗っていると、辛いというより心が死んでいく。

それでも、平時ならまだいい。一番辛いのは仕事のストレスが上乗せされたときである。

仕事でヘトヘトになった身体に、追い打ちをかけるような満員電車。しかもそれが毎日ともなれば、精神力がジワジワと削り取られていく。「通勤地獄」「現代の奴隷船」という言葉が生まれるのも当然である。

会社の近くに住むというのは、時短になる以上に、そういったストレスから開放されることでもあるのだ。

 



■電車に縛られずに済む

電車に関連してもう1つ。電車で通勤するということは、電車に縛られることを意味する。

次の電車までもう時間がない。そんなとき走って間に合わせるか、歩いて次の電車を待つかは人によるだろうが、いずれにせよ、電車に縛られることには変わりない。

常に3分に1本の電車が出ているような路線ならいいが、そんな路線は実際には多くなく、大抵は10分前後のロスが生まれる。災害が起きれば、交通機関が止まることだってある。

その点、会社の近くに住んでいれば何にも縛られることはない。歩いてまっすぐ家まで帰れる。
 

 


■忘れ物の心配がいらない

細かいところではこんなメリットも。うっかり忘れ物をしてしまった、そんな時でも、会社の近くに住んでいればすぐ取りに行ける。

 



これに対し、デメリットとしては以下のようなものが挙げられる。

 



■家賃が高くなる

個人的にはこれが最も納得できる。会社が都市部にあって、そんな場所に住もうものなら家賃がバカにならない、というもの。

遠くに住めば今度は交通費がかかるが、そこは会社が負担してくれるので、節約のために離れた場所に住もうということである。

具体的かつ分かりやすい理由だが、自分の周りだと、この理由を挙げる人は意外と少ない

 



■家庭の都合で近くに住めない

結婚している人だとこれも多い。子供の通学や、相手の通勤のことを考えると、自分の都合だけで会社の近くには住めないというもの

しかし、今回は「自分1人が引越すときにどこに住むか」という話なので、この理由は一旦除外する。

 



■近くに会社があるのが何となくイヤ

この理由を挙げる人が最も多い。すぐ近くに会社があると、家に帰っても気持ち的にゆっくりできない、仕事から離れられないというもの。

要するにストレス的な要因なのだが、そうなると、上で挙げた「通勤のストレス」とのトレードオフになる。会社からあまり離れても、今度は通勤がしんどいからだ。

そして、自分のような「少しでも会社の近くに住みたい」という人間は、「会社が近くにあることのストレス」より「通勤のストレス」のほうが上回るタイプなのだと思う。

だから、「会社が近くにあるとゆっくりできないからイヤだ」みたいな話を聞いても、今いちピンとこない。会社から離れて通勤が長くなるほうがもっとしんどいじゃないか。

それに、家に帰っても仕事が気になるという「精神的」なストレスに対し、遠くに住むという「物理的」な距離を取っても、あまり意味がないと思う。

どんなに遠くに住もうと、重要な仕事の前には仕事のことが気になるし、逆に、重要な仕事がなければ近くに住もうと気楽に過ごせる。そこに距離は関係ない。

 


また、「会社の近くに住むと、休日に会社の人に会いそうでイヤだ」という人もいる。

が、これも個人的には今ひとつピンと来ない。会社の人に会ったところで「あ、どうもお疲れ様です」と言ってすれ違うだけである。大したことはない。

それに、会社の近くに住んだからといって、会社の人にバッタリ会うことなどそうそうない。会社と家の位置関係にもよるだろうが、参考までに、自分が徒歩2分の家に住んでいたときは、3年住んで1回しか会社の人に会わなかった。

そう考えてみると、「会社が近くにあるのがイヤだ」といい、「会社の人にバッタリ会いそうでイヤだ」といい、「会社の近くに住みたくない」派の人たちは、会社に対する苦手意識が根底にあるように思う。
 

 


■無駄に残業させられそう

これを言う人もいる。が、自分は「家が近いから」なんて理由で残業させられたことは一度もない(というか、このご時世そんな事したらパワハラじゃなかろうか)。

これと似たような理由で、「会社の近くに住むといくらでも残業『できてしまう』(ついつい残業してしまう)のがイヤだ」と言う人もいる。

が、これも個人的にはあまりピンとこない。残業を強制されている訳ではないのだから、仕事が終わったら帰ればいいし、どうしても必要なら残ればいいというだけの話である。
 ⇒と言いつつ、新人だったりするとどうしても「職場の空気を読んで帰りづらい」(自分で残業をコントロールできない)というのも分かっているつもりだが。


また、少し話は逸れるが、残業については以前から思うことがあって、時間とストレスは必ずしも相関しない

やりがいがあって、自分の意思でする残業なら深夜何時までかかろうと苦ではないが、イヤな仕事を任されてする残業は1秒だってやりたくない。
 ⇒ちなみに自分が今まで一番イヤだった残業は、ある会社に出向していた時の事である。そのプロジェクトは火の車で、いくつもの会社がピンチヒッターに入っていたのだが、自分たちの会社が仕事を終わらせて帰ろうとすると「他の人たちの手前もあるので、早く帰らないようにしてください」と言われたことがある(で、その日から当番制で終電まで残る係を決めてローテで残り続けた)。早く仕事を終わらせる意味が全くないので作業効率も落ちるし、あの会社は本当に最悪だった。

ニュースで過労死や自殺が問題になるたび、「たった〇〇時間残業しただけで自殺するのか」という声を聞くが、本当に問題なのは時間ではなく、仕事の内容のほうではないだろうか。

だから、「いかに残業をしないか」という考え方も大切だが、それと同じぐらい、「いかに残業を苦にしない働き方をするか」という事を考えてみるのも重要ではないかと思う。「いかに残業をしないか」だけを考えていると、いざ残業することになったとき、大きなストレスになってしまうからだ。
 ⇒ちなみに、これが司法書士資格を取ろうと思った2つ目の理由でもある。

 



■遊びに行くのに適した場所を選びたい

たまに聞く意見。要するに「仕事」よりも「遊び」のアクセスに重きを置いて住む場所を選びたいということなのだが、これも個人的に納得度は今ひとつ。

自分は基本的に休日しか遊びに出かけない(仕事より頻度が低い)、というのもあるが、それ以上に、仕事と遊びでは時間の感覚がまったく違うからだ。

たとえば、同じ時間に追われている状況でも「大切な取引に遅れそうなとき」と「友人との約束に遅れそうなとき」では心理的なストレスがまるで違う。

それと同じで、遊びに行くのが10分離れても何てことはないが、仕事に行くのが10分離れるとけっこうしんどい。

だから、住む場所を選ぶときは「遊び」より「仕事」のアクセスに重きを置いて選びたい、と自分は思う。
 

 


色々とメリット・デメリットを挙げたが、引越し先を探すときは、これらを勘案して住む場所を決めることになる。

 

 



■近さを取るか、広さを取るか

で、いま自分は引越し先を探している。職場が変わったためだ。

今住んでいるところは会社まで片道1時間以上かかる。「なるべく会社の近くに住みたい」派の自分にとって、これはとてつもないストレスである。

そんなわけでさっさと次の部屋を探したいのだが、どれも一長一短で、なかなか「これだ!」という物件が見つからない。
 ⇒あるいは「これだ!」という部屋を見つけても、既に埋まったりしている。人の入れ替わりが激しい時期だからか。

 


ちなみに、自分が探している条件は以下のとおり(優先度の高い順に記載する)。


■会社になるべく近いこと

最重要事項。歩いて行ける場所がベスト。1駅でも乗るなら10駅乗るのと感覚的には大差ない(交通機関に縛られる時点で五十歩百歩だということ)。
 

 


■周辺の利便性

ほとんど自炊をしない人間なので、近くに飲食店やコンビニがあるとありがたい。

 



■バス・トイレ別

学生時代は3点ユニットでも気にならなかったが、一度バス・トイレ別の部屋に住むと、もうあの頃には戻れない
 

 


■室内洗濯機置場

家の外に洗濯機を置いていると、あっという間にボロっちくなる。なので、流石に室外に洗濯機を置くタイプの部屋は避けたい。

といっても、最近の物件はほとんどそんな部屋ないのだが。
 

 


■宅配ボックス

あると便利。とはいえこれも最近の物件なら標準装備か。

 



上記の条件で部屋を探し、最終的な候補を2つまで絞り込んだ。

 



■候補A

  • 会社まで徒歩5分、駅まで徒歩7分
  • 部屋が狭い(洋室6.1畳)
  • 築10年で割と新しめ
  • 内見ができない



■候補B

  • 会社まで徒歩8分、駅まで徒歩4分
  • 部屋が広い(洋室7.9畳)
  • 築13年でちょっと年季を感じる
  • 家賃が候補Aより7000円高い



周辺の利便性についてはどちらもほぼ同じである。というのも、どちらも同じ通りの上にあるからだ。

並びで示すと、こんな感じ。


会社___A___B___駅


ちょうど会社と駅に挟まれた位置に2つともある。だから、「会社から遠ざかる」ということは、それ即ち「駅に近付く」ということでもある。


この2つは本当に甲乙がつけがたい。家賃については、候補Bのほうが少し高い(より駅に近いからだろう)。

「たったの7000円じゃん」と思うかもしれないが、候補Bは、最重要事項である「会社までの近さ」においてもAに負けており、300メートルほど会社に遠い。

だから、自分としては「わざわざ高い金を払って、しかも会社から遠いところに住む」という感覚になってしまう。が、部屋はBのほうがずっと広い。だから悩んでいる。


それぞれの簡単な所感として、候補Aは「これまでの生活を維持」という印象。

会社の周辺にある物件の中では最も近く、かつ安い。部屋の広さも今と同じぐらいなので、今までとほとんど変わらない感覚で生活できるだろう。

 


これに対し、候補Bは「心機一転、生活変えるぜ!」という感じ。

今まで住んできた部屋の中では最も広く、キッチンも立派なものが付いている。自炊をしない自分には過ぎた代物である。

だから、ちょっと高くて遠いけれども、職場を移って心機一転、これから新生活を送るにはピッタリの部屋だといえる。


さんざん悩んだが、今回は候補Bの部屋を選ぼうと思う。というのは、候補Aの物件は内見ができないからだ。

「え、そんな物件あんの?」と思うかもしれないが、この辺のエリアだと割と多いらしい。申込み先行型で、とにかく申込みの「早い物勝ち」で入居者を決めてしまう。随分と強気な物件もあったものだと思う。

一応、入居する直前には内見もできるらしいが、既に申込んだ後なので、キャンセルができない。それって内見じゃねーよ!と思わずツッコみそうになった。

しかしそれだと部屋の感じも分からないし、今あるものがちゃんと部屋に入るかどうかも分からない。リスクがあるため、候補Aは避けることに。

これに対し、候補Bはちゃんと内見を済ませないと申込むことができず、かつ自分が1番手で内見を申込んでいるので、他の誰かに「横取り」されてしまう心配はない。


候補Bは会社から少し離れてしまうのが残念だが、最近運動不足だったので、ちょっと歩いたほうがいいだろう(弟からも「300メートルぐらい歩きゃいいじゃん」と言われた)。

また、候補Bは会社からはやや遠いものの、駅には近い。今の仕事だと法務局なり、役所なり、銀行なりに直行することが多いので、そういう意味ではメリットもある。

 

 



■苦手な食べ物

自分は好き嫌いの多い子供だった。大学生のとき、あることがきっかけで大抵のものは食べられるようになったのだが、それでも、未だに「これあんま美味しくないな……」と思うものがある。
 

 


■パクチー

自分が唯一、無理しても食べられない食べ物。他のものは頑張れば食べられるが、これだけは無理。

いままで2回目にした(口にした)ことがあり、初めて食べたのは、ある洋食屋さんでサラダを食べたとき。

口に含んだ瞬間「なんだこれ!?」と異変に気づいたのだが、吐き出すわけにもいかず、涙目になりながら水で流し込んだ。

2回目はある会社の食堂。トルコライスを注文すると、ご飯の上に刻んだパクチーがかかっていた。

これがもはや不味いとかいう次元ではなく、匂いをかいだ時点で「これは食べられません」と脳が判断し、そもそも口に含むことができなかった。「カメムシソウ」という別名がつくのも納得の匂いである。

まったく食べられる気がしないので、友人とご飯を食べに行くときも「パクチーだけは勘弁して」と伝えるようにしている。

だが、そんなパクチーも、人によってはサラダで丸ごと食べたりする。人の味覚は本当に千差万別だと思い知らされる。

 



■トマト

ここから先は「あまり好んでは食べない」というレベルのもの。調理の仕方によってはむしろ好きだったりする。たとえばトマトなら、モスバーガーに挟まっているものなんかは美味しい。

が、生のトマトや、サラダに入っているトマトなんかは、あまり美味しいと思わない。特にプチトマト。

これも好き嫌いの分かれやすい食べ物で、父や祖母にとっては大好物である。祖母なんかお菓子がわりにトマトを食べる。

母はトマトが苦手なので、母の味覚に似たのだろう。

 



■チョコレート

こんな事をいうとまた奇特の目で見られそうだが、チョコレートもあまり美味しいと思わない。っていうか苦くないか、あれ。

言わずと知れたお菓子の王様であり、スーパーでもコンビニでも、必ず多くのチョコレートが売られている。

老若男女を問わずファンも多いため、自分のような人間はちょっと肩身が狭い。チョコレートが苦手だと言うと大抵「えぇーー!?」みたいな顔をされる。

ただ、これも年を経るうちに少しずつマシになっていて、「あまりガチな感じじゃないチョコ」なら食べられるようになってきた(コアラのマーチとか)。

板チョコなんかは今でも厳しい。

 



■ビール

まったく美味しいと思わない飲み物。ただ苦いだけ。

「もっと大人になったら良さが分かるよ」「仕事で疲れると美味しいと感じるようになるよ」などと言われて何年も経つのだが、未だ自分は大人になりきれていないのか、それとも疲れ方が足りないのか。

同じようにワインと日本酒も美味しいと思わない。焼酎なら多少はマシ。酎ハイやカクテルならジュースのようなものなので美味しく飲める。アルコール自体がダメというわけではない。

思うに、自分は味覚が子供なのだろう。寿司もサーモンが一番好きだし。

そんなわけで自分から酒を飲むことはほとんどなく、実家に帰ったときや、誰かに誘われたときぐらいしか飲まない。

そこにきて最近は飲みに行く機会も減っているので、最後に飲んだのは3ヶ月前ぐらいだろうか。

そのため冷蔵庫の中はお茶がいっぱい入っている(定期的に箱買いしている)。なのだが、そんな中に1本だけ、数週間前に買った酎ハイが入っている。

「久しぶりに酒でも飲もうかな」と思って買ってみたのだが、タイミングがなく、ずっと放置したままになっているものだ。

 

 



■新しいスタート

最近、自分の生活がガラリと変わった。

司法書士試験に合格し、研修を受け、新たな勤め先も見つかった。

今までの仕事とまるで違うので覚えることは多いが、なかなか密度の濃い日々を送っている。

しかし今の家は職場まで遠い。そこで新たな部屋を探すことにした

会社まで割と近く、広さもあり、それなりに新しい、悩みに悩んで選びぬいた物件である。

まさに「心機一転、生活変えるぜ!」というに相応しい部屋だ。立派なキッチンも付いているので、苦手な料理にもちょっとは挑戦してみたい。


そういえば今日、仕事の都合で法務局に謄本を取りに行ったのだが、その道すがら、見事な桜が咲いているのを見つけた。

去年の今ごろは、ちょうど「憲法」の勉強をしていた。そこから先、4月以降は「ラストスパート期間」だったので桜のことを気にする余裕などなかったが、あれからもう1年経つんだなあ、あの時あれだけ頑張ったから今こうしていられるんだなあと思うと、ちょっと感慨深いものがある。

冷蔵庫の中にはちょうど酎ハイも1本入っている。普段滅多に酒を飲まない自分であるが、人生の新たな門出を祝って、小さく祝杯を上げようと思う。