風花雪月全ルートクリア、個人的に一番面白かったルートは FE風花雪月 攻略と感想16 | 司法書士のゲームブログ

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4周目、金鹿ルートをクリア。教団ルートと一緒じゃん。途中までは。

 

 

終章まではマジで内容がほぼほぼ一緒で、グロンダーズの会戦の有無や細かい展開の違いを除けば、大筋はほとんど教団ルートのものをなぞるだけ。直前で教団ルートを遊んでいたこともあり、第2部は既視感の連続だった(というより、教団ルートのほうが金鹿ルートのシナリオを踏襲していると言うべきなのか)。

 

ソロンを倒し「これでまたレアを倒して終わりなのか…」と落胆しかけたその時、流れが変わる。教団ルートではレアを介抱して終わりだったはずのムービーに続きがある。金鹿ルートは、最後の最後で教団ルートと違う展開を用意していたのである。しかもムービーでゾンビのように現れたオッサンをよく見ると、一番最初のムービーでセイロス様にメッタ刺しにされていたネメシスではないか。これにはさすがに驚いた。

 

そこから先は怒涛の展開で(といってもあと1章しかないので当たり前だが)、これまでに語られていなかった設定がすべて明らかにされ、マップの内容も十傑を率いたネメシスと戦うという、風花雪月のラストを飾るに相応しい熱い戦いになっている(というか十傑も一緒に冷凍保存されていたのか)。

 

特に、終章でレアが語ってくれる内容は風花雪月の設定の中でも最も重要なもので、今までずっとモヤモヤしたものを抱えていた風花雪月のシナリオが、最後の最後でようやく腑に落ちたように思う。帝国、教団ルートで伏線はだいたい回収し終えたと思っていたのだが、よくよく考えたらこの内容を踏まえてみないと最初のムービーのレアの台詞が意味不明になってしまう。

 

ネメシスが十傑を率いて襲い掛かるという展開も、烈火終章を彷彿させとにかく熱い。まあ細かい話をすれば十傑のグラフィックがモブと同じで残念だとか、とっくにグリスタール領を抜けてたはずなのにガルグ=マクまで1ヶ月もかかるわけないだろ(主人公たちなんか日帰りでフォドラの最果てまで行ってくるのに)とか、些細なツッコミどころはある。直前までの展開でテンションが上がっていたのでここは連戦、あるいは猶予1週でも文句はなかった。せっかく良い流れだったのに、ここで1ヶ月開いたために一旦ブレーキがかかってしまう。しかし、それを差し引いてもラストに相応しい良い展開だったと思う。

 

 

 

 

最初のムービーで張られた伏線を、最後の最後で回収するという意味ではこの金鹿ルートが最も綺麗にまとまったシナリオだったのではないかと思う。正直プレイする前はエーデルガルトとディミトリの2人が物語の中心で、クロードはちょっと特殊なポジションというか、三国志でいう孫権みたいな立ち位置だと思っていたのだが、終わってみればむしろ最もオーソドックスなシナリオがこの金鹿ルートだったと思う。

 

それに金鹿のキャラクター達が全体的に明るく、全ルートの中で最も和気藹々とした雰囲気なので、そういう意味でも初心者が最初に遊ぶルートとしては向いている。

 

黒鷲ルートをクリアしたときは1周目に黒鷺ルートを遊んだほうがいい、と書いたが、1周目に金鹿という選択も全然ありだと思う。ただ、黒鷲ルートのほうは教団と帝国、2つの視点から物語を楽しめるという利点もあり、甲乙つけがたい。というより青獅子ルート以外ならだいたいどれから遊んでも楽しめるか。むしろ1周目青獅子ルートだけはやめとけ(経験者は語る)。

 

というか全ルート遊んでみると分かるが、青獅子ルートって大団円で終わっている風なエンディングに見せかけて実は全然大団円じゃないじゃん。ネメシスに関しては、まあ教団ルートでも復活していなかったので蘇ったり蘇らなかったりするのかもしれないが、少なくとも闇に蠢く者に関しては何も解決していない。まあ、青獅子ルートのエンディングに関しては色々と伏線を放り投げたまま終わるので、そもそも自分の中では「大団円」というイメージすらないのだが…。

 

全ルートを遊んだうえでの評価は金鹿>帝国>教団>>青獅子だろうか。といっても遊び終えた直後なのでまだ評価がブレている可能性はある。それに、前述したように金鹿と教団のシナリオはほとんど同じなので、上3つは誤差の範囲である。遊んだ順番によっても評価が違ってくるだろう。1つだけ確かなのは、今の時点で青獅子ルートだけ際立って評価が低いということである。その理由は、これまでの記事で何度も述べてきた通り。

 

本当、なんで1周目に青獅子ルートを選んでしまったのか。他のゲームにはほとんど手もつけず、一気に4周遊んでしまうことからも分かるように、自分は相当このゲームを気に入っている。それは間違いない。

 

しかし1周目に青獅子ルートをクリアして「色々伏線張ってたけどこのルートでは回収しません!2周目いってみよう!」とされたのが自分の中ですこぶる印象が悪く、その嫌なイメージがずっと尾を引いてしまった感がある。

 

最後の最後、金鹿ルートできっちり回収してくれたのでそこは救われたが、もし1周目に金鹿ないし黒鷲ルートで遊んでいれば、もっとこのゲームを手放しで褒められただろうにと思うと悔しい。「1周目」という貴重な体験は1回しかできないのである。青獅子ルートの描写にもう少しの配慮があれば、どれほど素晴らしい作品になっただろうかと思わずにいられない。

 

しかし、とりあえず今回で風花雪月の全ルートを遊ぶことができたわけだし、今また青獅子ルートを遊べばまた違った印象を受けるかもしれない。そんなわけで、5周目はまた青獅子ルートで遊んでみようと思う

 

 

全く関係ないが、金鹿ルートを遊んでいるときにスクショした1枚。白鷺杯に挑む3人が並んでいるだけなのだが、その人選が謎過ぎる。一体どういう経緯で彼らが学級の代表に選ばれることになったのか(まあ、クロードを選抜するのもだいぶ少数派だとは思うが)。とてもこれから踊りの技術を競い合うとは思えないスリーショットである。他学級の代表者は自分が誰を選ぶかによって決まるのだろうか?クロード本人は踊りが苦手そうな口ぶりだったが、この3人の中ならクロードでも十分勝ちを狙えそうな気がする。

 

 

 

 

■支援会話

 

この周回では支援会話集めも同時に並行して行った。難易度をノーマルにすると行動力を消費せずに出撃できるため、いくらでも支援レベルを上げることができる。この周回で90%以上の支援会話を集めることができた。しかし100%ではない。以下のキャラクターついては支援を集めきれていない。

 

 

 

・ベレス

女主人公を選んだことがないので、回収率0%。基本は男主人公のものと同じだと思うが、支援Sなどの違いもあるので、どこかのタイミングで回収したい。

 

 

・エーデルガルト、ディミトリ、ドゥドゥー、ギルベルト

金鹿ルートで仲間にできない、ルート限定のキャラクター。ディミトリ、ドゥドゥーは1周目、エーデルガルトは2周目に使っていたので多少は支援も埋まっているが、ギルベルトに関しては一度も使ったことがないので、主人公以外の支援が全く埋まっていない。なおヒューベルトだけは例外で、いつの間にか支援を集め終えていた(もちろんベレスは除く)。

 

 

・イングリット

セテスとの支援A+を達成できるのが青獅子ルートのみ。

 

 

・レア

主人公との支援Sを達成できるのが教団ルートのみ。

 

 

今後、新しく周回を始めるときはこれらの支援会話集めも意識していこうと思う。といってもベレスの支援Sが級長ごとに用意されているので、達成率100%はムリそう(残り数%を埋めるためには、女主人公で3周、男主人公もレアとの支援Sとギルベルトの支援Sが残っているので、最低あと5周は周回しなければならない)なのだが…。もうちょっとこの辺、アップデートで簡単に集められるようにしてくれないだろうか?