チューリップあらすじ
体調を崩した王に代わって執政公ギルバルドが政治の実権を握っている。王女リシアは幼い頃に父は感染る病だと隔離されるが、父の「王は全ての国民の父である」という言葉を心から尊敬し、父親のような王を目指している。そのため牢獄の暮らしに興味があり、牢獄出身だというカイムに興味をもつ。
カイムはコレットを救ったことでけじめとしてジークに牢獄を追い出され、都市が何故浮いているのか秘密を探ることにする。都市の秘密を一人で握っているという執政公に近付くため、貴族ルキウスと手を組む。ルキウスの配下ということにして王城に潜り込み聞き込み調査を行うが、趣味でメイドに扮した王女リシアと出会い、普通の態度で接してしまう。リシアは牢獄の事を毎日聞かせろと罰という形で命ずる。リシアは牢獄の崩落の後物資が行き届いているだの羽狩りのことも執政公から聞くままに信じ込んでおり、カイムは挑発する形でリシアと牢獄にお忍びで行く。リシアに執政公に疑惑を持たせることに成功し、牢獄の実情を知ったリシアに変われと言い聞かせ、リシアも決意する。次の日から会議に出席し不審点を質問攻めにしていくが、執政公を疑うことは王を疑うことになってしまうため、何も変えることができない。そんな中ガウがカイムが人殺しだとリシアに密告し、嘘をつかれたことに傷つきカイムを遠ざける。ルキウスに頼まれ執政公が立入禁止にしているという地下をティアと調査しに行くと、羽付き治療の時に現れる黒い液体が襲い掛かってくる。間一髪の所でティアが浄化し、代償にティアの羽は大きくなる。地下調査がバレそうになり兵に追われている所、リシアに匿ってもらいカイムの全てを伝え、もう一度戦う意志を持たせる。

ルキウスに報告し、自分ができることは全部したと告げると次は武装蜂起に参加しろと言う。ルキウスが何故カイムを手元に置きたがるか胡散臭く、何故そこまでしてくれると問うと、「お前は生まれてきた意味を見つけられたのか」とかつて大崩落の時兄アイムとした最期の約束を出す。ルキウスはカイムの兄アイムだったのだ。奈落へ落ちかけたが崖に引っかかって貴族ネヴィルに拾われ、息子ルキウスと入れ替わったのだった。出来の良い兄を妬んでいたカイムだったが、ルキウスも大崩落後同等の苦労をしてきたらしい。大崩落で息子を亡くして狂っていたネヴィル卿は暴力でアイムをルキウスに仕立て上げた。そして自分を失脚させた執政公ギルバルトに仇を撃てと教育されてきた。内情を知るうちに、崩落を起こしているのは執政公だと知り、つまり自分から何もかも奪いこんな目に遭わせたのは執政公だと思い、憎しみを積もらせてきた。

リシアは執政公側の人間に命を狙われ、カイムが助けるとリシアは傍にいてくれと懇願する。リシアに武装蜂起に加わってほしいと全て話し、後はリシアの判断に任せる。執政公は徐々に敵である貴族をガウを使って殺し、国王も毒でずっと伏せさせていた上に、カイムとルキウス達に国王殺しの罪をなすりつけようと図っていた。ついにルキウス達に逮捕状が出て、カイムはリシアに武装蜂起に参加してもらうべく単身リシアの部屋へ忍び込む。リシアから娶ってくれ、一緒に逃げてくれと告白を受け、弱さも含めて受け入れる。が国王として力を発揮してこそ魅力がある、変えられるのはお前だけだ、全て疑え、選べ、と迷っているリシアを導く。王が冷たく当たったのは国民のために生きる孤独を選んだからだ、リシアは王の気持ちを知り孤独であることを選択する。

戦局を優位にするためには近衛騎士団長ヴァリアスを味方につけたいため、リシアが説得に行く。がヴァリアスは執政公の娘婿のため傍観を決め込む。
戦闘が始まりガウの活躍もありやはり劣勢に。打破するためには近衛騎士団の力が必要なため、リシアの背中を押し再び説得に。ヴァリアスは実はリシアのことを我が子同然に愛していたため厳しく接していた。成長したリシアの姿を見せ、王としてリシアのことを認め、近衛騎士団が味方についたことで優勢に。
黒い粉を飲んで化物じみたガウを倒し、リシアもギルバルトを討ち取る。

王は亡くなり、リシアが王に。戴冠式で花冠を見て王の愛をやっと知ることができる。リシアはカイムに熱い告白をする。しっかりと王政をこなし自覚持ちやっているが、甘えられる場はどうしても必要だろう。カイムはそんな居場所になる。

エピローグ、カイムには貴族の仕事の内情を秘密裏に探る機関を立ち上げその仕事をするが、誰にも秘密のため王城に居候する愛人と貴族達に囁かれる日々。王と結婚するためにカイムに爵位を与えようとするが、王になったばかりのリシアに爵位の私物化などと貴族からの批判があっては地位が弱くなってしまう。ネヴィル卿の養子になることでまたルキウスとカイムは兄弟に戻り、貴族の地位を得る。ルキウスに批難の目が行くが、ルキウスは王族の家族になれるというメリットがある。たまに牢獄に戻ると言ったりリシアを不安にさせてばかりのカイムだったが身を固める覚悟を決めた。


チューリップ感想
物語がよく出来てて本当すごかった…
めちゃくちゃ面白かった!!鳥肌

ルキウスほんの少し兄か?と思ってたけど実際打ち明けられてすっごいワクワクした。
ルキウスとカイムの絶妙な気持ちもシスティナの心もヴァリアスの心情も全てがエモかった…良かった…

そして何より可愛すぎたリシア!!!ほんとすき!!!結婚しよ💒
リシアのアツすぎる告白真っ直ぐすぎて大好きだし、2人のいちゃつきの甘すぎること…
ヴァリアスを説得する時のリシア立派になって…って泣いちゃった 戦闘に向かう時の演説も エモ😭

ガウと殺り合うとこのスクリプトすごい
あといつもだけどカイムの言葉には凄い力がある。口が上手いし頭良いなあ〜

王族との結婚、けよりなのフィーナもだったなーとちょっと思い出してました。みんな黙らせる演説する王女超かっこいいよね…