それまで私が知っているボードゲームといえば、人生ゲームやモノポリー、デジタルゲームなら桃鉄やいただきストリート。
サイコロを振って、出た目の数だけコマを進める遊びでした。
今まで見たことのない、幻想的なビジュアルと不思議なルールのボードゲームに出会うまでは。

MYSTERIUM/ミステリウム
ーそれは30年前。
ある屋敷で起こった痛ましい事件は、警察によって事故死だと結論づけられた。
それ以降、毎夜繰り返される怪奇現象について、霊能者であるあなたに真相を突き止めてもらいたいー
ある日届いた一通の手紙から始まる不思議な一夜。

被害者の霊役と、館に招かれた霊能者役に分かれて遊ぶ非対称の協力推理ゲームです。
誰が、どこで、何を使って犯行に及んだのか。
霊役から与えられるヒントから犯人、場所、凶器を絞り込み、事件を解決に導いていきます。
ただ、霊役のプレイヤーは喋ることが出来ません。
喋ることが出来ないとしたら、一体どうやってヒントを出すのか。
それがこの幻視カード。

幻視、つまり霊能者にイメージを送って伝えるんです。
色なのか、形なのか、描かれているモチーフなのか。
もしかすると全体的な雰囲気を伝えているのかも知れません。
霊能者のプレイヤーは、そのカードが何を伝えたいのかを読み解き、答えを導き出します。
この、人それぞれ違う“感性”という曖昧なものを遊びに取り入れたルール、面白くないですか?
例えば、あなたが霊役なら……

この人物をどのカードで表しますか?

あまりにも当てはまりそうな手札が無い場合は交換も出来ます(笑)
例えば、あなたが霊能者役なら……

このカードを渡された時、どの人物が犯人だと思いますか?
言葉を使わなくても、言いたいことが相手に伝わった瞬間。
カードを読み解いて、正解にたどり着けた瞬間。
そんな、気持ちが通じ合えた瞬間の嬉しい感覚を是非体験してほしい!
動画出典︰YouTube ホビージャパン テーブルゲームチャンネル
私がボードゲームにハマるキッカケになった大切な作品。
ただ残念なことに、2015年に発売されたこのゲーム、既に生産されていない模様(;∀;)
遊ぶためには、私のように中古を探すか、置いているボードゲームカフェに行くか。
もしくは、ルールやコンポーネントをコンパクトにまとめた、改訂版とも言える『ミステリウムパーク』をどうぞ。