ゲーム音楽を語る

ゲーム音楽を語る

一般の音楽に比べてグッと知名度の下がるゲーム音楽。ゲーム音楽をこよなく愛するブログ主がゲーム音楽の魅力や好きな音楽などを熱く語ります。

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ゲーム音楽を語る上で、前記事の近藤浩治氏、すぎやまこういちともう一人
植松伸夫氏を外すことは出来ないでしょう。

スクウェア(現スクウェア・エニックス)のサウンドコンポーザーだった植松伸夫氏の代表作は
言わずと知れたファイナルファンタジーシリーズ。
特に、ファイナルファンタジーのメインテーマやプレリュードは初期のファイナルファンタジーを象徴する楽曲で、今でも愛され続けている楽曲です。

ファイナルファンタジーシリーズのイメージが強い氏ですが
現在ではファイナルファンタジー以外にも、様々なゲームの楽曲に携わり
ブラックメイジズやアースバウンドパパスと言った、ゲーム音楽を元にしたバンド活動なども
精力的に行っており、今でもゲーム音楽業界の一線を走り続ける存在です。
日本国内で本格的に普及した初のゲームハード、ファミコンでは

ゲーム音楽に関して言えば、今のハードから見るかなり貧弱です。



同時発音数3音+ノイズ音の計4音が最大同時発音数ですから(ディスクシステム、拡張音源除く)

これは、普通に音楽を作るとなると非常に厳しい制限です。

和音ですら、1音という捉え方ですから基本はメロディー2音+ベース1音という状況です。



ですから、最初はゲーム音楽を作ろうとする人間はなかなか居なかったと言います。

先のドラゴンクエストのすぎやまこういち氏は、他の作曲家が良い反応をしない中

3音でも音楽表現は出来る。出来ないと言ってやらないのは力がないからだといったことがあります。
あと、ドラクエはboysloveで漫画でもファンが増えてきましたよね。


ファミコン音源はそんな表現の制約がある中、様々な名曲が生まれています。

個人的には、現在の多種多様化したゲーム音楽よりも余程印象に残っている音楽が多いですね、

音数が少なかったからこそ、逆にインパクトに残る音楽が多かったのかもしれません。


ゲーム音楽の歴史を紐解くに辺り、日本国内に於いてこの二人を外すことは出来ないでしょう。

近藤浩治氏は、任天堂のスーパーマリオやゼルダの伝説の音楽などを作り、すぎやまこういちは日本で最も有名なRPG、ドラゴンクエストシリーズの音楽を制作した人です。


スーパーマリオについては、ゲーム自体が大ヒットしたこともあって

テレッテテレテッテ~♪の印象的なイントロで始まるマリオのテーマ(実は歌詞がついているのです)は

ゲームだけに留まらず、テレビ番組などで流されるようになりました。

結果、あのテーマはゲームをやらない人たちにも認知されるほどの名曲となりました。

ピコピコ音などとも言われていた、ファミコンサウンドが一般的になるきっかけを作ったのです。


すぎやまこういち氏は既に、一般の場で音楽家として高い評価を得ていた人物です。

それが、ゲーム音楽をやるとは当時発表を聞いた人は驚いたかもしれません。

しかし、この人選は実に最高の人選でした。すぎやま氏はあのドラゴンクエストのテーマを生み出し

こちらも、もはや知らない人のほうが少ないのでは?というほどゲーム音楽でお馴染みの曲となりました。

ドラゴンクエストに至っては、オーケストラ化したものを東京交響楽団に演奏させるなど、ゲーム音楽の知名度の向上に大きく貢献しました。

しかし、先の記事に書いたような批判というものは最近はほぼ無くなってきていると個人的に思います。

やはり、ゲーム音楽最大の弱点は、そのゲームをやった人、更にそこから音楽に思い入れを持った人のみが購入するという市場の狭さにあるでしょう。


現在、売れるゲームでも100万を越えるセールスを記録するのは年に数本あれば良いようなもので

大体のゲームは、新規タイトルならば10万本も売れれば大成功という場合が殆どです。

また、ゲームはあくまでゲームの内容が一番の勝負どころですから、音ゲーみたいな特殊なジャンルでもない限り、音楽にはスポットが当たりにくいというのも間違いないでしょう。

実際、昔のゲーム等ではサウンドコンポーザーの名前をスタッフクレジットに載せていない等の話もあったようですし、かなり低い地位のスタッフとして見られていました。

ゲーム音楽というと、残念ながら一般で聴かれる音楽というイメージではないと思います。

知名度、評価ともに一般の音楽より下に見られる…と言うと言葉は良くないかもしれませんが

実際に扱っているような場所も、一般店舗では少なく、またそれほど売上が有るわけでもないのが一般的です。


その理由としてはやはり、ゲーム好きに於いても、そもそもゲームをやらなければサントラを買う必要がない。

それほど売上が見込めず、流通に出回りにくいため、入手するのも通販や専用サイトを使わなければならない。

等といった事が考えられると思います。


しかし、個人的にはゲーム音楽にも素晴らしい音楽は沢山あるし

今の時代ですと、生音ですら演奏も可能なのですからゲーム音楽が一般の音楽に比べて

価値が低いと言うのは、先入観・批判としては正当性を欠いているように思います。