一昨日は数時間、昨日はほとんど寝ずといった状態で、さすがに今朝は午前五時のアラームにも気付かず寝過ごしてしまいました。起きたら午前六時・・・寝ぼけていたので寝過ごした事態に気付いたのは一分ほど経ってからといった有様。幸い道路が空いていたので病院には午前八時くらいには到着しましたし、今日も遅くなるのでちょうど良かったかも・・・今朝は空気が澄んでおり湾岸線からの風景がとても綺麗だったので得した気分になりました。

 しかし病院に着いたら現実に引き戻されました。病院が嫌なのではなく、昨日から始まった日本医師会精度管理調査のせい。臨床検査部門の検体検査分野の経験のある方なら、この憂鬱な気分は実感でしょうね。来週の水曜日までこの憂鬱な気分は続きますし、恐らく来年二月に結果発表でしょうから、心のどこかにわだかまりを持ちながら数ヶ月間を過ごすこととなります。


 さて今朝の社説やコラムは政治色の濃いものや、金利のお話ばかりでしたので、主要新聞のうち読売新聞コラムをご紹介します。昨日もお話ししたところですが、この記者の方も最近の教育現場事情を同じように感じられているのですね。節度も
そうですが、見識、良識、常識等の欠如、希薄化でしょうね。軽薄な世相を良く反映しています。


10月6日付 編集手帳 読売新聞コラム
 
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20101006-OYT1T00020.htm
 作者は中学校の教師をなさっているらしい。〈私語それは痛みだ 僕に向けられていない言葉が僕を突き刺す〉。千葉聡さんの歌集『そこにある光と傷と忘れもの』にある◆生徒の関心を少しでも引き寄せるために、どの先生も教室で知恵を絞っているのだろう。このところ、知恵を絞りそこねて脱線した先生のニュースが続く◆愛知県内の小学校で、算数の時間に「18人の子供を1日に3人ずつ殺したら…」という割り算を出題した先生にたまげたばかりだが、山梨県内の小学校には、道徳の時間に身代金要求の“脅迫文”を作らせた先生がいたという◆どちらの先生も、授業を面白くし、児童の興味を引きたかった、と話している。熱意が余っての脱線であったとしても、ウケてナンボの商売ではなし、節度のブレーキはあってよかろう
・・・続きを読むにはここをクリック


 さてここから医療関連ニュースに移ります。

 軽薄な世相を反映してか、視聴率のためなら視聴者をも不安に陥れるような内容です。今さら「根拠が無いことが分かった」と述べていますが、番組を作る際、医療監修など専門家の意見を聞いているはずですよね?そういった下調べも無しに根拠も無しに番組を制作していたのであれば、非常に重大な問題だと私は思います。


TBS、番組発の乳がん検診中止「20代では根拠なし」 朝日新聞 10/6
 
http://www.asahi.com/health/news/TKY201010050498.html
 TBSは乳がんのため24歳で亡くなった女性を取材した番組「余命1カ月の花嫁」をきっかけに、20~30代の女性を対象に実施してきた乳がん検診を、10月いっぱいでやめることを決めた。中止の理由について、同社は「もともと番組、映画、舞台の公演をもって終わる予定だった」と説明している。今後も社として乳がんの早期発見を推進するピンクリボン運動は続けるが、20~30代の検診については「特に20代へのマンモグラフィー(乳房X線撮影)検診は根拠がないことがわかった」としている。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

 次は白血病ウィルスワクチン公費助成が決定したとの記事。こういった公費助成を是非とも政府が積極的に行い、不幸な顛末を招かないようにしてもらいたいものです。以前にもご紹介しましたが、成人T細胞白血病について9月に報道された記事を前振りとして掲載しておきます。


成人T細胞白血病:妊婦の血液検査検討へ 政府特命チーム 毎日新聞 9/9
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100909k0000m040068000c.html
 母乳や性交渉で感染する成人T細胞白血病(ATL)などの原因ウイルス「HTLV-1」について、菅直人首相は8日、官邸に特命チームを作り、感染拡大防止や治療方法の開発に乗り出す方針を示した。今後、全妊婦が早期発見につながる血液検査を受けられるよう支援体制などを検討する。
 現在の感染者は約108万人。感染するとATLや、下半身まひが進行し歩けなくなる「脊髄(せきずい)症(HAM)」を発症する恐れがある。治療法は確立されていないが、日本産科婦人科学会は「妊婦健診で検査を実施すれば、次世代の感染危険性を大幅に減らせる」と指摘。患者団体とともに、政府に全妊婦の健診時検査や公費負担などを要請してきた。
 しかし、これまでは感染者が九州・沖縄に多く、厚生省研究班(当時)は90年の報告書で「感染率の高い地域以外での対策は不要」と報告。同省は「風土病」とみなし、長年対応を自治体任せにしてきたが、最近は人口移動などで感染者は全国に広がった。現在では半数が九州・沖縄以外で暮らしている。
 こうした事態を踏まえ、政府は小川勝也首相補佐官をリーダーとする特命チームを設置。公費負担による妊婦健診での検査▽診療拠点の整備や相談窓口の設置▽治療法の開発につながる研究促進--などを協議する。
 患者団体と面会した菅首相は「患者を増やし、防ぎ得たかもしれない感染を広げた。政府として反省し、しっかり取り組みたい」と語った。【高橋咲子、斎藤広子、野口武則】
◇「私たちの声を生かして」
 「『国の病気』として認められたことは、一つの突破口」--。脊髄(せきずい)症(HAM)患者で、NPO法人「日本からHTLVウイルスをなくす会」(鹿児島市)の菅付(すがつき)加代子代表は8日、菅直人首相との面会に目を赤くした。
 菅付さんは治療のための輸血で感染、30代で発症した。03年に患者会「アトムの会」を設立。その後、同じウイルスから発症する成人T細胞白血病(ATL)患者と出会った。次々と亡くなる患者を目にし、05年にウイルス全体の対策を求めるNPO法人を設立した。
 設立して間もなく、病気が風土病扱いされていることを知った。「九州だけで対策を講じても、病気はなくならない」。車椅子で上京し、全国一律の対策を求めて厚生労働省に足を運んだ。病状は進行している。寝たきりへの恐怖と戦いながら、全国から相談を受けている。「(特命チームには)私たちの声を生かしてほしい」と語った。
・・・続きを読むにはここをクリック


白血病ウイルス:早期発見、妊婦検査を無料へ--厚労省通知 毎日新聞 10/6
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20101006ddm012040007000c.html
 厚生労働省は5日、主に母乳から乳児に感染する成人T細胞白血病(ATL)や脊髄(せきずい)症(HAM)の拡大を防ぐため、原因ウイルス「HTLV-1」の早期発見につながる妊婦の検査を公費で行うよう全国の自治体に通知する方針を固めた。準備の整った市町村から、無料で検査を受けられるようになる。
 5日、官邸に設置された特命チームが会合を開き方針を決定した。抗体検査の費用は2000円程度で一部自治体を除き、自己負担になっている。
 ウイルスの感染者は当初、九州地方に多かったためにATLは風土病として扱われ、政府の対応が遅れた。現在、約108万人の感染者がいるが、その半分が九州地方以外に居住している。このため、B型肝炎ウイルスやHIV(エイズウイルス)などのように、全国一律の公費による検査が必要と指摘されていた。

・・・続きを読むにはここをクリック
 

HTLV-1検査を妊婦健診に追加―政府特命チームが方針決定 CBニュース 10/5
 
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/30065.html
 成人T細胞白血病(ATL)などの原因となるウイルス「HTLV-1」対策を検討する政府の特命チームは10月5日、第2回会合を開き、HTLV-1抗体検査を妊婦健診の項目に追加することを決定した。検査は公費負担の対象とする。厚生労働省は関連通知を改正し、近く自治体に徹底する予定だ。
 厚労省によると、今年度中に実施する検査費用については、妊婦健診14回分を助成するための「妊婦健康診査臨時特例交付金」で設けられた都道府県の基金残額で対応する。交付金は今年度で終了するが、今年度補正予算案に延長のための経費が盛り込まれる見通しで、来年度以降の検査費用も確保したい考え。
 また、抗体検査の実施に伴い、妊婦やキャリアに対する相談・支援体制の充実が求められることから、自治体や医師会などに対して注意事項なども通知する。厚労省研究班が改訂を進めている母子感染予防保健指導マニュアルなどを活用し、周知を図る。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

 さて今日のニュースを見て憂鬱になられた方も多いことでしょうね。私は花粉症には幸い罹っていませんので、その辛さは分かりませんが、普段の生活自体に制限を受けるほどひどい方も多いようですね。うちの家内もかなりの花粉症ですので、このニュースを見たら、きっと憂鬱な気分になるでしょう。そういった意味を込めて、今日は「特集」にしてみたのでは決してありませんので念のため。あくまでも学術的見地から皆様に見聞を広めてもらおうと思った次第です、はい。


【共同通信社ニュース 2010/10/06】
 来春は花粉症つらくなりそう 気象会社が予測
 
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010100601000355.html
=================================================
 気象情報会社「ウェザーニューズ」(東京)は6日までに、来春のスギとヒノキ(北海道はシラカバ)の花粉飛散量予測を発表した。全国平均で今年の5倍、近畿だと10倍、関東は7~8倍とみている。シラカバ花粉は今年と同等か多くなる見込み。
 今夏の記録的猛暑と日照時間の長さから、雄花生産量が多くなるとみられるという。同社は「花粉症は無関係と思っていた人も来春は油断できなくなりそう。早めの対策を」と呼び掛けている。
 今春と比べた各地域の予測は以下の通り。
 北海道1~2倍▽東北北部5~6倍▽東北南部2~3倍▽関東、甲信、北陸、東海7~8倍▽近畿10倍▽山陰2~3倍▽山陽5~6倍▽四国6~7倍▽九州2倍。


花粉症 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E7%B2%89%E7%97%87
 花粉症(かふんしょう、hay fever / pollen allergy / pollen disease, 医pollinosis または pollenosis )とはI型アレルギー(いちがた-)に分類される疾患の一つ。植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされ、発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの一連の症状が特徴的な症候群のことである。枯草熱(こそうねつ)とも言われる。
 くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどはアレルギー性鼻炎(鼻アレルギー)の症状であり、花粉の飛散期に一致して症状がおこるため、季節性アレルギー性鼻炎(対:通年性アレルギー性鼻炎)に分類され、その代表的なものとなっている。目の痒みや流涙などはアレルギー性結膜炎の症状であり、鼻炎同様に季節性アレルギー性結膜炎に分類される。広義には花粉によるアレルギー症状全てを指すこともあるが、一般的には上記のように鼻および目症状を主訴とするものを指す。また、狭義には鼻症状のみを指し、目症状は結膜花粉症(または花粉性結膜炎)、皮膚症状は花粉症皮膚炎または花粉皮膚炎)、喘息の症状は花粉喘息、喉の不快感などの症状はアレルギー性咽喉頭炎などと別に呼ぶことがある。
 この記事では、hay fever = 枯草熱、pollinosis = 花粉症というように、古語・現代語、一般名・疾病名、の観点で呼び分けることもある。枯草熱も医薬品等の効能に表記されるれっきとした医学(医療)用語であるが、ここでは花粉症で統一する。なお、pollen allergy は花粉アレルギー、pollen disease は花粉病(花粉による疾患)の意である。

原因(医学的見地から)
 花粉症は、患者が空中に飛散している植物の花粉と接触した結果、後天的に免疫を獲得し、その後再び花粉に接触することで過剰な免疫反応、すなわちアレルギー反応を起こすものである。アレルギーの中でも、IgE(免疫グロブリンE)と肥満細胞(マスト細胞)によるメカニズムが大きく関与する、即時型のI型アレルギーの代表的なものである。
 同じI型アレルギーが主であるアトピー性皮膚炎では、IV型のアレルギー反応も部分的に関与するといわれる(症例によってはIII型も関与するといわれるが確証はない)。花粉症でも、皮膚症状が出る場合は、IV型(すなわち接触性皮膚炎。いわゆるかぶれである)が関与している場合もあるだろうと考えられている。
 ここでは、即時型のI型アレルギーのみを紹介している。また、一つの仮説としてTh細胞バランスを紹介する。

アレルギー反応のメカニズム

感作成立

 花粉症の患者は、症状が現れる以前にそのアレルギーの元(アレルゲン)になる花粉に接触している。目や鼻などの粘膜に花粉が付着すると、花粉内およびオービクルからアレルゲンとなるタンパク質が溶け出し、マクロファージ(貪食細胞)に取り込まれ、非自己(異物)であると認識される。この情報は胸腺由来のリンパ球であるヘルパーT細胞のうちのTh2を介し、骨髄由来のリンパ球であるB細胞に伝えられる。そして、B細胞はその花粉アレルゲンと特異的に反応する抗体を作り出す。
 抗体は本来、体内に侵入した病原細菌や毒素などの異物を排除・無害化するためのものであり、ヒトにはIgG、IgM、IgA、IgD、IgEの5つのタイプが存在するが、花粉症の患者で最も重要なのがIgEである。(こうした抗体が関与する免疫反応を液性免疫という。)このIgEは、血液や粘膜中に存在する肥満細胞や好塩基球に結合し、再び花粉アレルゲンが侵入してIgEに結合すると、様々な化学伝達物質(ケミカルメディエーター)が遊離して症状を引き起こすことになる。(後述)
 なお、IgEが一定レベルまで肥満細胞に結合した時を感作が成立したと言い、発症の準備が整ったことになる。どの程度までIgEが蓄積されると発症するかなどは個人差が大きいと考えられている。また、IgEのレベル以外に発症を誘引する因子があるのかないのかなどについても詳しいことは分かっていない。いずれにしろ、ある年に突然に花粉症が発症したように思えても、それまで体内では発症のための準備が着々と進んでいたということである。このことを理解しやすくするため、一般にアレルギーコップという例えがよく用いられる。すなわち、体内のコップに長期間かけて一定レベルの発症原因がたまり、それがあふれると突然に発症するというものである。
 感作が一旦、成立すると、原則的に花粉症の自然治癒は困難である。病原菌などに対する免疫と同様、「花粉は異物である」との情報が記憶されるためである。

発症
 遊離したケミカルメデイエーターのうちもっとも重要なのは、ヒスタミンとロイコトリエンである。
 ヒスタミン:知覚神経(三叉神経)を刺激してかゆみを感じさせたりくしゃみ反射を起こす。また、分泌中枢を刺激することで腺からの鼻汁の分泌も増える。
 ロイコトリエン:血管を広げ、水分などが染み出ることにより粘膜が腫れ上がる。すなわち鼻詰まりがおこる。目(眼瞼および眼球結膜)などにおける反応も同様である。
 その他、PAF(血小板活性化因子)、トロンボキサンA2、プロスタグランジンD2などのケミカルメディエーター、各種のインターロイキンなどのサイトカインも症状に少なからず関係するといわれるが、花粉症(鼻アレルギー)の実際の症状においては、どれほどの影響があるのかなどくわしいことは明らかになっていない。
 こうした症状そのものは、体内に入ってきた異物を体外に出すための反応であり、また引き続いて体内に入ってこないようにする正常な防衛反応であると解釈できる。しかし、害のない異物と考えられる花粉アレルゲンに対して過剰に反応し、それによって患者が苦痛を感じる点が問題となる。

遅発相反応のメカニズム
 症状を起こした粘膜では、血管から浸潤した炎症細胞(特に好酸球)からのロイコトリエン等によってさらなる鼻粘膜の膨張が起こる。その他のケミカルメディエーターや酵素などにより組織障害も起きる。抗原曝露後6~10時間にみられる遅発相反応がこれで、アレルギー性炎症と呼ばれる。こうした炎症細胞を呼び寄せるのも肥満細胞などから放出されるケミカルメディエーター(上記のPAFなど)である。

慢性化反応のメカニズム
 症状が繰り返し起こることによって、粘膜過敏性は増加し、症状は慢性化する。不可逆的な粘膜の肥厚なども起こり得る。重症例では、花粉の飛散が減少または終了しても、病変はすぐには改善されない。

Th細胞のバランス
 一つの仮説として、免疫系を制御しているヘルパーT細胞のバランスが関与するという考えがある。抗体産生細胞であるB細胞に抗原の情報を伝達するヘルパーT細胞は、産生するサイトカインの種類により1型と2型(Th1とTh2)に大別される。これらのうち、インターロイキン4などを分泌してアレルギーに関わるIgEを産生するように誘導するのはTh2である。いっぽうのTh1は主に感染症における免疫反応に関わる。すなわちマクロファージやキラーT細胞などを活性化させ、細菌そのものやウイルスに感染した細胞を障害する(細胞性免疫という)。B細胞にIgGを産生させ、いわゆる正常の免疫を作ることにも関与する。
 これらのことから、アレルギー患者においてはTh2が優位に働いているということがいえるが、なぜTh2が優位になるのかについてはよく判っていない。幼少時における感染症が減ったためにアレルギーを起こしやすい体質になっているのではないかという説については、この仕組みが関与していると考えられている。成長期において細胞性免疫を獲得する機会が減っているため、おのずとTh1よりTh2が優位になる人が多く、アレルギー人口が増えたというものである。強く影響を与える感染症としては、過去に国民病ともいわれた結核が疑われている。鼻症状に限定すれば、やはり過去には多かった副鼻腔炎の減少の関与を考える場合もある。
 これらヘルパーT細胞のバランスは出生後数ヶ月のうちに決まるとも、3歳程度までのうちに決まるともいわれるが、のちに人為的に変化させることもできるという説もある。なお、ヒトは胎内にいるときや出生直後はもともとTh2優位の状態であり、また、Th1とTh2は相互に抑制しあう関係にあるという。
 衛生仮説ともいわれるこの説は現在もっとも有力な説となっている。しかし、近年の研究によれば、単にTh1/Th2バランスによってのみ説明できることばかりではないこともあり、調節性T細胞の関与を考える説も出されている。衛生仮説を説明したこのTh1/Th2パラダイムは1980年代後半に提唱されたものだが、広く免疫を考えるときに重要なものであることは現在でも変わりがない。
 衛生仮説の応用として、結核のワクチンであるBCG接種によって花粉症の治療をしようという試みや、結核菌と同じグラム陽性菌である乳酸菌の一種を摂取することが治療に役立たないかどうかの研究も行われている。菌のDNAの一部であるCpGモチーフを抗原ペプチドとともに投与して減感作療法の効率をあげる試みもなされている。
 関連として、環境中の細菌等が産生する微量の毒素が関係すると提唱する研究者もいるほか、最近では、医療における抗生物質の多用(によるヒトと共生している菌のバランスの崩れ)が関わっているのではないかという見方も出てきている。ピロリ菌感染との逆相関が認められることも報告された。


 その他、私が見易かったサイトをご紹介するとともに、厚生労働省HPに非常に分かりやすくリーフレットが用意されていました。一家に一冊良いかも!

花粉症ナビ(KYOWA KIRIN) http://www.kyowa-kirin.co.jp/kahun/
 ・・・このページは一般向けで非常に分かりやすいです。

厚生労働省:花粉症特集
 
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/kafun.html
 ・・・色々な情報が集約されていますが、少しお固いです。

的確な花粉症の治療のために
 
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/kafun/dl/ippan_zentai.pdf
 ・・・先ほどお勧めしたリーフレット。絵が満載で見ていて楽しくなります。他人事だからかも?

 
ご来訪有難うございます[わーい(嬉しい顔)] 朝晩はかなりしのぎやすくなってきました
[るんるん]
とはいえ酷暑の疲れが出やすい時期です。くれぐれもご自愛くださいませ
[手(パー)]

 
人気ブログランキング 臨床検査ランキング gam_banner_4.jpg

人気ブログランキング、にほんブログ村ランキング(臨床検査)に参加しています。
もしよろしければ、バナーへのクリックにご協力ください[ひらめき]


右端バナーの「Project 102 」は、私のメインブログです。一度ご来訪いただければ幸いです。