休み明けの月曜日、如何お過ごしでしたか? 私の方というと、土曜日はお伝えした通り完全休養日、本当に数カ月ぶりに一切外出せず自宅に一日居たのではないかと思います。昨日の日曜日は(またもやSSCネタ)、午前は南京都大会の準決勝、午後は北河内大会の準決勝。どちらも何とか勝ちましたー![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.so-net.ne.jp/_images_e/140.gif)
午後の試合は久し振りに終盤になってドタバタとしましたが、抽選勝ち
運がこちらに味方してくれたようです。相手チームは監督やコーチ同士だけではなく子供たちもとっても仲の良いチームでしたので、かなりやり難かったのが実感。抽選勝ちしても、この間のようには喜べなかったですね。とはいえ、勝ちは勝ち。今度の日曜日はナイターで決勝戦です。きっと頑張ってくれることでしょう![[パンチ]](https://blog.so-net.ne.jp/_images_e/153.gif)
さてなかなか乗り切れない月曜日ですが、コラムとコラムに関連する記事のご紹介から。久々になりますが、宇宙ネタ。
「はやぶさ」カプセルの中身に対し、帰還後から世界からの注目を集めている所ですが、何らかの微粒子が入っていることが判明とのこと。非常にワクワクしますね。微粒子というだけあってかなり小さいようですね。どうやって分析するんだろ?
余録:宇宙と地上の検疫 毎日新聞コラム 7/5 http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/
「ミューゼスCの惑星検疫対応」。数年前に発表された変わったタイトルの論文がある。著者は先月故郷に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のメンバー。ミューゼスCは「はやぶさ」のコードネームだ▲地球外の天体からサンプルを持ち帰る。わくわくする一方で、不安に思う人がいるかもしれない。万が一、微生物が入っていたら地球が汚染されるのではないか。心配に備える検疫ルールは国際機関が用意している。「はやぶさ」プロジェクトも、その規則に照らし、「問題なし」のお墨付きをもらっている▲宇宙検疫より難題なのは地球上の検疫かもしれない。人と物の行き来がある以上、生物の侵入を水際で全面阻止するのは不可能だ。口蹄疫(こうていえき)ウイルスのような目に見えない病原体だけではない。世界自然遺産登録をめざす小笠原では、かつて入り込んだ外来生物が頭痛の種だ▲たとえば米国産トカゲのグリーンアノール。60年代に貨物に紛れ込んできたか、ペットが逃げたらしく、今やその数は数百万匹という。オガサワラシジミなど、固有種を食い荒らす厄介者だ・・・続きを読むにはここをクリック
小惑星探査機:はやぶさ、カプセル内に微粒子 地球で混入の可能性も 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/science/news/20100705dde041040016000c.html
小惑星からの岩石採取に挑戦し、地球へ帰還した探査機はやぶさのカプセル内に、少量の微粒子が入っていることが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の分析で明らかになった。小惑星の物質であれば人類初の快挙だが、地球で混入した微粒子の可能性もあり、JAXAは今後、慎重に調べる。
はやぶさは先月13日、地球へ帰還し、切り離したカプセルはオーストラリアに着地、回収された。日本へ運ばれたカプセルは順に分解され、先月下旬以降、小惑星の試料が入っている可能性のある容器の開封作業を進めていた。・・・続きを読むにはここをクリック
iPadなど書籍等のデジタル化が話題となっており、次世代のものとして巷では大流行りらしいのですが、私はデジタル書籍は嫌いです。PCなど使っておりデジタル人間と他人からは思われがちですが、元々は完全なアナログ人間。何か記憶するときは紙に書いて反復しないとダメなタイプ。読み流しにはデジタル書籍は良いかもしれませんが、これはスタイルの違いで、私は本を読み流しにするのが嫌ですね。気に入った本は何度でも読んでしまいます。
知識はあるけど知恵が無いんじゃ? 時代遅れのアナログ人間にとっては軽いし薄っぺらいなぁと感じてしまいます。
デジタル教科書 性急な「導入」には反対だ(7月5日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100704-OYT1T00827.htm
学校で使う教科書や教材を小型のパソコン(PC)や電子端末に納めて「デジタル教科書」にする――そんな構想を政府が進めている。
2015年を目標に全国の小中学生全員に配備する計画だ。実現すれば、5年後には教室の風景が一変するだろう。
しかし、最初に「導入ありき」の今の議論には、性急で乱暴な印象が拭(ぬぐ)えない。端末機器の選定をにらんで、PCメーカーや通信事業者などの思惑ものぞく。
教科書のデジタル化は、昨夏の衆院選に際し、民主党政策集に登場した。原口総務相が暮れに発表した「原口ビジョン」で15年の導入を明言、議論に火がついた。
総務省は、モデル小学校10校でタブレットPCなどを使った実証実験を、近く始める予定だ。
学校へのPC、ネットワーク(校内LAN)整備や電子黒板の普及などでICT(情報通信技術)化を進めてきた文部科学省にしてみれば、デジタル教科書で総務省に一歩先んじられた格好だ。
4月に有識者会議を設置して、来年度予算の概算要求に反映させようと議論を急いでいる。
両省が競合する中で、肝心の教育面の論議が置き去りにされるようでは本末転倒である。
デジタル教科書が子供たちの教育にどんな功罪をもたらすか。日常的な使用が心身に悪影響を及ぼさないか。そうした点に、徹底した検証と議論が必要だろう。
導入推進派は効用を説く。語学でネイティブの発音が聞ける、ドリル学習などが効率的にできる、情報活用力が高まり、学力向上にもつながる。
そうした利便性が確認されるなら、それを生かす方法を考えるのもいいだろう。
逆に米国で最近、情報機器の常時使用による「注意力散漫」「ディスプレー中毒」などが問題になっていることを指摘し、子供の体や情緒、姿勢、視力などに悪影響がないかを調査すべきだと主張する慎重派の研究者もいる。・・・続きを読むにはここをクリック
さてここからは医療関連ニュースに移ります。
先日から問題としてきている「医療を商売と考えるか?」理想の医療を展開するためには経営基盤確率が肝要・・・確かにそうかもしれませんが、日本国民の中に適切な医療を受けられない人がいるにもかかわらず、海外に対しての規制緩和とは
これいかに?
国民皆保険制度にこだわるのはナンセンス?と言っているのか、私にはこの言い回しが微妙過ぎて良く理解出来ません。国民皆保険まずありき!ではダメなのでしょうか?国民全てが平等に医療を受ける権利はこの先保たれるのでしょうか?基礎編がしっかりしていないのに応用編は出来るのでしょうか?
疑問符なんていくらでも出てきます・・・いずれにしても国民が納得できる形で規制緩和を行ってもらいたいものです。知らない間にいつの間にか・・・はなしですよ。
キーパーソンに聞く-経済産業省商務情報政策局サービス産業課・藤本康二課長
「医療産業研報告書はベストではない。議論が増えることを期待」 CBニュース 7/5
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/28378.html
政府の医療・福祉分野を成長領域に据える「新成長戦略」に、関係業界は戸惑いを隠せないでいる。その中核となる経産省の「医療産業研究会」(座長=伊藤元重・東大経済学部長)の報告書が波紋を広げている。特に、報告書が打ち出した「医療の国際化」は、外国人患者を受け入れる医療機関の登録制度を設けるなどの大規模な仕掛けや、「医療滞在ビザ」(仮称)創設をはじめとした規制緩和を盛り込んでいるためだ。
報告書の取りまとめ役を務めた藤本課長は、「われわれの報告書はベストだとは思いません。考え方です。議論が増えることを期待しています」と述べ、報告書が医療分野の基盤を強化するための一つの提案であることを強調した。報告書の表題を「国民皆保険制度の維持・改善に向けて」にした経緯については、「議論して決めたのではなく、研究会に参加した委員皆さんの前提でした」と明かした。
藤本課長は「報告書で伝えたかったのは、国民皆保険は大事ですが、それだけにとらわれていると、自らの首を絞めることになります。それを解決する手段を、われわれ日本人は、たくさん持っています。それらをうまく使おうというものなのです」などと述べ、報告書に込めたメッセージを説明した。・・・続きを読むにはここをクリック
ここから2編。先日からの臓器移植関連の連載物掲載です。コメントは特にありません。とにかく厳しい現実を少しでも多くの方々に分かってほしいですね。
臓器移植 生駒の空:5 提供後、続く異変 後悔はなし 朝日新聞 7/3
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201007030157.html
大阪府大東市の佐藤博さん(66)は2000年2月、京都大病院でB型肝炎で苦しむ妻房子さん(当時55)に肝臓を提供した。一時順調だった房子さんは50日後に亡くなった。
手術の半年後。トイレに入った佐藤さんは、便が白っぽくなっているのに気づいた。京大病院を受診したら、肝臓に消化液の胆汁がたまり、張っていた。肝機能も低かった。
「どうして、こんなことになるんですか」
佐藤さんの2人の子どもが、医師に詰め寄った。医師は答えようがなかった。自分たちにとっても、初めてのケースだった。
胆汁を十二指腸に流す胆管が狭くなっていた。胆管は肝臓の「右葉」と「左葉」からそれぞれ出ている。佐藤さんは右葉を提供した。当時の手術法だと、残った左葉が再生して大きくなる動きに引っぱられ、胆管が圧迫されやすかった。
3週間ほど入院し、胆管の通り道を確保する処置をした。それから今年5月までに、同じ目的で11回入院した。
京大チームは右葉提供に伴う新たな課題として、こうしたケースを論文で報告し、注意を呼びかけた。いまは手術の工夫が進み、同じような問題は起きにくくなった。
血液型が合わない移植は死亡例が続き、京大チームは「もうやめようか」と考え始めた。そんなころ、別のチームが特殊な薬を肝臓に送り込む新しい手法を学会発表した。
「この方法なら」。京大チームが発表に手応えを感じたのは、房子さんが亡くなった4カ月後。改良を重ね、20%程度だった成人の不適合移植の成功率は、70%に近づいた。・・・続きを読むにはここをクリック
臓器移植 生駒の空:6 情報編 生体肝移植、重い提供者の負担 朝日新聞 7/4
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201007040100.html
生体肝移植は、国内では1989年に始まった。日本肝移植研究会によると、08年末までの実施は5189件。脳死からを含むすべての移植のうち、99%が生体からの提供だ。
もともと小さな子どもへの移植で始まったが、対象は肝臓がんなど大人の病気にも広がり、最近は移植を受ける患者の約7割が18歳以上。肝臓全体のほぼ3分の2を占める右葉を使う例が多く、提供者の負担が重くなっている。
移植を受けた患者の5年生存率は77%と高いものの、早い段階で亡くなる人もいる。「患者を生きる 生駒の空」で紹介した佐藤博さん(66)から提供を受けた妻房子さん(当時55)も、移植の50日後に亡くなった。佐藤さんはその後、胆管にトラブルが起き、手術から10年たった今も治療を続けている。
同研究会が04年、提供者約2700人を対象に行ったアンケートでは、移植手術から2~3年たった段階で、半数以上の人が傷のひきつれや疲れやすさといった症状をかかえていた。
一方、研究会が今月1日に公表した別の調査だと、提供者の術後のケアを目的とした「ドナー外来」を設けているのは、生体肝移植をする56施設の18%にとどまる。
提供者はほとんどが患者の家族。本人が自発的意思で、提供するかどうか決めるのが鉄則だが、実際はほかに健康な人がいない、血液型が合わない、といった事情で、候補者が「絞りこまれて」しまうことが珍しくない。
「提供しなければ、患者は確実に亡くなる。そんな状況で周囲から『あなたしかいない』と無言の圧力を受けても、外部には相談しにくい。家の恥、と思われるのが怖い」・・・続きを読むにはここをクリック
さて今日のメインニュースに移ります。とにかく全国統一で助成制度を確立するためには、現在のような地方公共団体の判断に委ねていては実現不可能なのは誰にでも理解できること。財源が必要なのは誰もが理解はしていますが、国民にかかる医療費削減を長期的な視野で見ていただき、予防医学をさらに推進してもらいたいものです。やっぱり備えあれば憂いなしじゃないですか?対症療法ではきっと手詰まりとなります。
【毎日新聞社ニュース 2010/07/05】
風はどこへ:’10参院選 子宮頸がん予防ワクチン 各党、助成公約相次ぐ
http://mainichi.jp/select/science/news/20100705dde041010005000c.html
=================================================
◇民主は後退、財源意識か
若い女性に増えている子宮頸(けい)がんの予防に有効とされるワクチンが昨年承認されたのを受け、主要各党が接種の公費助成を参院選公約に打ち出した。背景には、ワクチンが保険適用外のため計5万円程度(接種3回分)が自己負担となる現状がある。一方、昨年の衆院選公約で「子宮頸がんに関するワクチンの任意接種を促進」と唱えた民主党の参院選公約から子宮頸がんの言葉が消え、患者団体などに落胆が広がっている。【坂本高志】
埼玉県川越市の穴田佐和子さん(37)は29歳の時に子宮頸がんを告知され、全摘手術を受けた経験から、05年に患者のためのサポートグループ「らんきゅう」を設立。今年5月、「公費助成推進実行委員会」などがワクチン接種の公費助成を求める要望書を民主党に提出した際、穴田さんも同席した。
しかし、参院選公約では、現行1万3000円の「子ども手当」の上積み分を、「ワクチン接種への公費助成」などの現物サービスに代えられるようにするとの内容で、衆院選時に明記された子宮頸がんは消えていた。
同実行委共同代表の土屋了介・元国立がんセンター中央病院長は「ほとんどの先進国で公費助成がなされている」と指摘。穴田さんは「目先の財源とかではなく、女性の命を守る政策を実行してほしい」と願う。
一方、自民党の公約は衆院選時にはなかった「子宮頸がん予防ワクチンの定期接種も含め感染症予防を推進」が登場。子宮頸がんにかかった経験を持つ女優の三原じゅん子氏(45)を比例代表に擁立するなど、積極姿勢に転じた。公明党も公費助成を提唱。5月には「子宮頸がん予防法」を参院に提出(廃案)するなど、前向きに取り組んできた実績を放映中の政党CMでPR。社民党は「接種費用の軽減」を、共産党も「国の予算による定期接種化を実現」とうたう。・・・続きを読むにはここをクリック
宜しければワンクリックにご協力下さいね![[るんるん]](https://blog.so-net.ne.jp/_images_e/146.gif)
さてなかなか乗り切れない月曜日ですが、コラムとコラムに関連する記事のご紹介から。久々になりますが、宇宙ネタ。
「はやぶさ」カプセルの中身に対し、帰還後から世界からの注目を集めている所ですが、何らかの微粒子が入っていることが判明とのこと。非常にワクワクしますね。微粒子というだけあってかなり小さいようですね。どうやって分析するんだろ?
余録:宇宙と地上の検疫 毎日新聞コラム 7/5 http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/
「ミューゼスCの惑星検疫対応」。数年前に発表された変わったタイトルの論文がある。著者は先月故郷に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のメンバー。ミューゼスCは「はやぶさ」のコードネームだ▲地球外の天体からサンプルを持ち帰る。わくわくする一方で、不安に思う人がいるかもしれない。万が一、微生物が入っていたら地球が汚染されるのではないか。心配に備える検疫ルールは国際機関が用意している。「はやぶさ」プロジェクトも、その規則に照らし、「問題なし」のお墨付きをもらっている▲宇宙検疫より難題なのは地球上の検疫かもしれない。人と物の行き来がある以上、生物の侵入を水際で全面阻止するのは不可能だ。口蹄疫(こうていえき)ウイルスのような目に見えない病原体だけではない。世界自然遺産登録をめざす小笠原では、かつて入り込んだ外来生物が頭痛の種だ▲たとえば米国産トカゲのグリーンアノール。60年代に貨物に紛れ込んできたか、ペットが逃げたらしく、今やその数は数百万匹という。オガサワラシジミなど、固有種を食い荒らす厄介者だ・・・続きを読むにはここをクリック
小惑星探査機:はやぶさ、カプセル内に微粒子 地球で混入の可能性も 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/science/news/20100705dde041040016000c.html
小惑星からの岩石採取に挑戦し、地球へ帰還した探査機はやぶさのカプセル内に、少量の微粒子が入っていることが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の分析で明らかになった。小惑星の物質であれば人類初の快挙だが、地球で混入した微粒子の可能性もあり、JAXAは今後、慎重に調べる。
はやぶさは先月13日、地球へ帰還し、切り離したカプセルはオーストラリアに着地、回収された。日本へ運ばれたカプセルは順に分解され、先月下旬以降、小惑星の試料が入っている可能性のある容器の開封作業を進めていた。・・・続きを読むにはここをクリック
iPadなど書籍等のデジタル化が話題となっており、次世代のものとして巷では大流行りらしいのですが、私はデジタル書籍は嫌いです。PCなど使っておりデジタル人間と他人からは思われがちですが、元々は完全なアナログ人間。何か記憶するときは紙に書いて反復しないとダメなタイプ。読み流しにはデジタル書籍は良いかもしれませんが、これはスタイルの違いで、私は本を読み流しにするのが嫌ですね。気に入った本は何度でも読んでしまいます。
知識はあるけど知恵が無いんじゃ? 時代遅れのアナログ人間にとっては軽いし薄っぺらいなぁと感じてしまいます。
デジタル教科書 性急な「導入」には反対だ(7月5日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100704-OYT1T00827.htm
学校で使う教科書や教材を小型のパソコン(PC)や電子端末に納めて「デジタル教科書」にする――そんな構想を政府が進めている。
2015年を目標に全国の小中学生全員に配備する計画だ。実現すれば、5年後には教室の風景が一変するだろう。
しかし、最初に「導入ありき」の今の議論には、性急で乱暴な印象が拭(ぬぐ)えない。端末機器の選定をにらんで、PCメーカーや通信事業者などの思惑ものぞく。
教科書のデジタル化は、昨夏の衆院選に際し、民主党政策集に登場した。原口総務相が暮れに発表した「原口ビジョン」で15年の導入を明言、議論に火がついた。
総務省は、モデル小学校10校でタブレットPCなどを使った実証実験を、近く始める予定だ。
学校へのPC、ネットワーク(校内LAN)整備や電子黒板の普及などでICT(情報通信技術)化を進めてきた文部科学省にしてみれば、デジタル教科書で総務省に一歩先んじられた格好だ。
4月に有識者会議を設置して、来年度予算の概算要求に反映させようと議論を急いでいる。
両省が競合する中で、肝心の教育面の論議が置き去りにされるようでは本末転倒である。
デジタル教科書が子供たちの教育にどんな功罪をもたらすか。日常的な使用が心身に悪影響を及ぼさないか。そうした点に、徹底した検証と議論が必要だろう。
導入推進派は効用を説く。語学でネイティブの発音が聞ける、ドリル学習などが効率的にできる、情報活用力が高まり、学力向上にもつながる。
そうした利便性が確認されるなら、それを生かす方法を考えるのもいいだろう。
逆に米国で最近、情報機器の常時使用による「注意力散漫」「ディスプレー中毒」などが問題になっていることを指摘し、子供の体や情緒、姿勢、視力などに悪影響がないかを調査すべきだと主張する慎重派の研究者もいる。・・・続きを読むにはここをクリック
さてここからは医療関連ニュースに移ります。
先日から問題としてきている「医療を商売と考えるか?」理想の医療を展開するためには経営基盤確率が肝要・・・確かにそうかもしれませんが、日本国民の中に適切な医療を受けられない人がいるにもかかわらず、海外に対しての規制緩和とは
これいかに?
国民皆保険制度にこだわるのはナンセンス?と言っているのか、私にはこの言い回しが微妙過ぎて良く理解出来ません。国民皆保険まずありき!ではダメなのでしょうか?国民全てが平等に医療を受ける権利はこの先保たれるのでしょうか?基礎編がしっかりしていないのに応用編は出来るのでしょうか?
疑問符なんていくらでも出てきます・・・いずれにしても国民が納得できる形で規制緩和を行ってもらいたいものです。知らない間にいつの間にか・・・はなしですよ。
キーパーソンに聞く-経済産業省商務情報政策局サービス産業課・藤本康二課長
「医療産業研報告書はベストではない。議論が増えることを期待」 CBニュース 7/5
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/28378.html
政府の医療・福祉分野を成長領域に据える「新成長戦略」に、関係業界は戸惑いを隠せないでいる。その中核となる経産省の「医療産業研究会」(座長=伊藤元重・東大経済学部長)の報告書が波紋を広げている。特に、報告書が打ち出した「医療の国際化」は、外国人患者を受け入れる医療機関の登録制度を設けるなどの大規模な仕掛けや、「医療滞在ビザ」(仮称)創設をはじめとした規制緩和を盛り込んでいるためだ。
報告書の取りまとめ役を務めた藤本課長は、「われわれの報告書はベストだとは思いません。考え方です。議論が増えることを期待しています」と述べ、報告書が医療分野の基盤を強化するための一つの提案であることを強調した。報告書の表題を「国民皆保険制度の維持・改善に向けて」にした経緯については、「議論して決めたのではなく、研究会に参加した委員皆さんの前提でした」と明かした。
藤本課長は「報告書で伝えたかったのは、国民皆保険は大事ですが、それだけにとらわれていると、自らの首を絞めることになります。それを解決する手段を、われわれ日本人は、たくさん持っています。それらをうまく使おうというものなのです」などと述べ、報告書に込めたメッセージを説明した。・・・続きを読むにはここをクリック
ここから2編。先日からの臓器移植関連の連載物掲載です。コメントは特にありません。とにかく厳しい現実を少しでも多くの方々に分かってほしいですね。
臓器移植 生駒の空:5 提供後、続く異変 後悔はなし 朝日新聞 7/3
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201007030157.html
大阪府大東市の佐藤博さん(66)は2000年2月、京都大病院でB型肝炎で苦しむ妻房子さん(当時55)に肝臓を提供した。一時順調だった房子さんは50日後に亡くなった。
手術の半年後。トイレに入った佐藤さんは、便が白っぽくなっているのに気づいた。京大病院を受診したら、肝臓に消化液の胆汁がたまり、張っていた。肝機能も低かった。
「どうして、こんなことになるんですか」
佐藤さんの2人の子どもが、医師に詰め寄った。医師は答えようがなかった。自分たちにとっても、初めてのケースだった。
胆汁を十二指腸に流す胆管が狭くなっていた。胆管は肝臓の「右葉」と「左葉」からそれぞれ出ている。佐藤さんは右葉を提供した。当時の手術法だと、残った左葉が再生して大きくなる動きに引っぱられ、胆管が圧迫されやすかった。
3週間ほど入院し、胆管の通り道を確保する処置をした。それから今年5月までに、同じ目的で11回入院した。
京大チームは右葉提供に伴う新たな課題として、こうしたケースを論文で報告し、注意を呼びかけた。いまは手術の工夫が進み、同じような問題は起きにくくなった。
血液型が合わない移植は死亡例が続き、京大チームは「もうやめようか」と考え始めた。そんなころ、別のチームが特殊な薬を肝臓に送り込む新しい手法を学会発表した。
「この方法なら」。京大チームが発表に手応えを感じたのは、房子さんが亡くなった4カ月後。改良を重ね、20%程度だった成人の不適合移植の成功率は、70%に近づいた。・・・続きを読むにはここをクリック
臓器移植 生駒の空:6 情報編 生体肝移植、重い提供者の負担 朝日新聞 7/4
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201007040100.html
生体肝移植は、国内では1989年に始まった。日本肝移植研究会によると、08年末までの実施は5189件。脳死からを含むすべての移植のうち、99%が生体からの提供だ。
もともと小さな子どもへの移植で始まったが、対象は肝臓がんなど大人の病気にも広がり、最近は移植を受ける患者の約7割が18歳以上。肝臓全体のほぼ3分の2を占める右葉を使う例が多く、提供者の負担が重くなっている。
移植を受けた患者の5年生存率は77%と高いものの、早い段階で亡くなる人もいる。「患者を生きる 生駒の空」で紹介した佐藤博さん(66)から提供を受けた妻房子さん(当時55)も、移植の50日後に亡くなった。佐藤さんはその後、胆管にトラブルが起き、手術から10年たった今も治療を続けている。
同研究会が04年、提供者約2700人を対象に行ったアンケートでは、移植手術から2~3年たった段階で、半数以上の人が傷のひきつれや疲れやすさといった症状をかかえていた。
一方、研究会が今月1日に公表した別の調査だと、提供者の術後のケアを目的とした「ドナー外来」を設けているのは、生体肝移植をする56施設の18%にとどまる。
提供者はほとんどが患者の家族。本人が自発的意思で、提供するかどうか決めるのが鉄則だが、実際はほかに健康な人がいない、血液型が合わない、といった事情で、候補者が「絞りこまれて」しまうことが珍しくない。
「提供しなければ、患者は確実に亡くなる。そんな状況で周囲から『あなたしかいない』と無言の圧力を受けても、外部には相談しにくい。家の恥、と思われるのが怖い」・・・続きを読むにはここをクリック
さて今日のメインニュースに移ります。とにかく全国統一で助成制度を確立するためには、現在のような地方公共団体の判断に委ねていては実現不可能なのは誰にでも理解できること。財源が必要なのは誰もが理解はしていますが、国民にかかる医療費削減を長期的な視野で見ていただき、予防医学をさらに推進してもらいたいものです。やっぱり備えあれば憂いなしじゃないですか?対症療法ではきっと手詰まりとなります。
【毎日新聞社ニュース 2010/07/05】
風はどこへ:’10参院選 子宮頸がん予防ワクチン 各党、助成公約相次ぐ
http://mainichi.jp/select/science/news/20100705dde041010005000c.html
=================================================
◇民主は後退、財源意識か
若い女性に増えている子宮頸(けい)がんの予防に有効とされるワクチンが昨年承認されたのを受け、主要各党が接種の公費助成を参院選公約に打ち出した。背景には、ワクチンが保険適用外のため計5万円程度(接種3回分)が自己負担となる現状がある。一方、昨年の衆院選公約で「子宮頸がんに関するワクチンの任意接種を促進」と唱えた民主党の参院選公約から子宮頸がんの言葉が消え、患者団体などに落胆が広がっている。【坂本高志】
埼玉県川越市の穴田佐和子さん(37)は29歳の時に子宮頸がんを告知され、全摘手術を受けた経験から、05年に患者のためのサポートグループ「らんきゅう」を設立。今年5月、「公費助成推進実行委員会」などがワクチン接種の公費助成を求める要望書を民主党に提出した際、穴田さんも同席した。
しかし、参院選公約では、現行1万3000円の「子ども手当」の上積み分を、「ワクチン接種への公費助成」などの現物サービスに代えられるようにするとの内容で、衆院選時に明記された子宮頸がんは消えていた。
同実行委共同代表の土屋了介・元国立がんセンター中央病院長は「ほとんどの先進国で公費助成がなされている」と指摘。穴田さんは「目先の財源とかではなく、女性の命を守る政策を実行してほしい」と願う。
一方、自民党の公約は衆院選時にはなかった「子宮頸がん予防ワクチンの定期接種も含め感染症予防を推進」が登場。子宮頸がんにかかった経験を持つ女優の三原じゅん子氏(45)を比例代表に擁立するなど、積極姿勢に転じた。公明党も公費助成を提唱。5月には「子宮頸がん予防法」を参院に提出(廃案)するなど、前向きに取り組んできた実績を放映中の政党CMでPR。社民党は「接種費用の軽減」を、共産党も「国の予算による定期接種化を実現」とうたう。・・・続きを読むにはここをクリック
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