数日前に比べ、かなり凌ぎ易いというか、肌を突き刺すような冷気は鳴りを潜めている大阪、神戸です[わーい(嬉しい顔)]。皆さんのところでは、如何でしょうか?

 このところ、私のブログの方もニュース記事配信同様、更新頻度が上がっていますので、かなり画面構成やニュースソース取得のためのリンク先等も更新しています[ぴかぴか(新しい)]。臨床検査技師に関するアンケートも実施していますので、是非ともご参加ください[イベント]。また必要な過去記事を検索するための検索窓も設置していますので、一度お試しいただければ幸いです。
http://koji-arai.blog.so-net.ne.jp/


 さて私は昨晩~朝にかけて、ワクワク[ぴかぴか(新しい)][るんるん]しながら色々なニュースを見ていました。今日はそのニュースのうち二つをご紹介します。

 まずは宇宙の話題から・・・医療とは全く関係ないと思われがちですが、関連性のあるものも多く、ぜひ知っていただきたいものです・・・と言いながら全くの個人的な興味の押し付けかも[がく~(落胆した顔)]


【毎日新聞社ニュース 2010/01/19】
 暗黒物質:未知の物質、探索に注目 「待つ」「作り出す」、数年内にも成果

 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100119ddm016040074000c.html
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 昨年12月上旬、世界の素粒子物理学者や天文学者の間で、瞬く間にあるうわさが広まった。米ミネソタ大の研究チームが、ついに宇宙の暗黒物質(ダークマター)を検出したかもしれない、という内容だ。米科学誌「サイエンス」も同9日付電子版の記事で、このうわさを取り上げた。研究チームは同17日、「発見には至らなかった」と発表したが、事前の盛り上がりは暗黒物質の注目度の高さを印象づけた。暗黒物質研究の最前線を探った。【須田桃子】
 暗黒物質は、宇宙全体の質量の4分の1を占めるとされる未知の物質だ。私たちは宇宙の天体や星間物質を観測するとき、可視光や赤外線、X線などさまざまな波長の電磁波を使う。陽子や電子などでできた通常の物質は、何らかの電磁波を発しているからだ。しかし、暗黒物質はどんな電磁波も出さず、通常の物質との反応もめったに起こさないため、電磁波では観測できない。質量はあるのに見えないのが「暗黒」の名のゆえんだ。
 ミネソタ大のチームが観測に用いたのは、ミネソタ州・スーダン鉱山の地下にある装置「CDMS」。極低温の半導体に暗黒物質の粒子がぶつかったときに起こるわずかな温度上昇などを検出する。昨年12月17日の発表によれば、07~08年の観測データの中に、有力な現象が2例あった。しかし、既知の粒子による反応をとらえた可能性もあり、確証を得るには、同じ量のデータで同様の現象が5例は必要という。
■宇宙全体の23%
 暗黒物質の存在が明確になったのは1970年代。米国の天文学者ベラ・ルービンが、渦巻き銀河のアンドロメダ銀河を観測し、円盤部の外側と内側で星の回転速度が変わらないことを発見した。
 回転速度は、中心部からの引力と回転で生じる遠心力のバランスで決まる。もし見た目通り銀河中心部に質量が集まっているなら、外側に行くほど引力は弱まり、速度は落ちるはずだ。回転速度が変わらないということは、円盤部の外側にも大量の見えない物質がなければ説明がつかない。他の渦巻き銀河の回転速度も同じ特徴があり、光る星や星間ガスの質量は、全体の1割に過ぎないと分かった。他にも、暗黒物質の存在を裏付ける観測的証拠は数多く見付かっている。
 宇宙全体での暗黒物質の割合は03年、宇宙初期の密度分布を反映する宇宙背景放射の詳細な観測で明らかになった。通常の物質はわずか4%、暗黒物質は23%で、残りは正体不明の暗黒エネルギーが占めるという。宇宙初期の暗黒物質の分布にはごくわずかな濃淡があったとされる。密度の濃いところは互いの重力で引き合ってさらに濃くなり、やがて通常の物質でできたチリやガスも引き寄せて、星や銀河が形成されたと考えられている。

・・・続きはネットでご覧下さい


 このダークマターの存在は昔から言われていたことですが、全くの仮説でしかなかったわけで、最近の研究ではかなり成果が上がってきているのですね。この手のものはあらゆる分野に応用がきくと思われますし、地球上の資源も宇宙全体の歴史から言えば枯渇状態にあるわけですから、今後宇宙からの贈り物を有効に活用することが人類の未来にとって重要となるわけです(そんなん言われんでも分かっとるわ!って言わないでね)。でも人類が自己存続・繁栄だけのために宇宙侵略するような事はしてほしくないなぁと思う今日この頃ですが、その頃には我々はこの世に存在していない可能性が高いかも。


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 さて前座ニュースの方が幅を利かし、メインニュースが短くなって恐縮ですが、本日のニュースとなります。

 先日からiPSの誕生の瞬間など、動画での証明報告が相次いでいますが、今回も非常に説得力ある報告内容ですね。 とにかく今朝は早朝より色々とワクワクさせていただきました[わーい(嬉しい顔)][るんるん]


【河北新報社ニュース 2010/01/19】
 がん転移「足」くっきり 東北大グループ解析装置開発

 
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100119t13025.htm
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 東北大大学院医学系研究科の権田幸祐講師(医工学)と大内憲明教授=腫瘍(しゅよう)外科学=らの研究グループは、動物の生体内でがんが転移する様子を分子レベルで画像確認することに初めて成功、これによりタンパク質の移動速度が変化していることを突き止めた。がんの新たな治療法の開発や、悪性度診断への応用が期待されるという。
 がん転移を引き起こす「細胞膜タンパク質」や抗がん剤の分子サイズはこれまで、生体内では観測できなかった。従来、生物内で観測できたのは1000ナノメートル(1ナノメートルは100万分の1ミリ)の精度だったが、分子サイズは数ナノメートルから100ナノメートルという。
 グループは9ナノメートルで解析できる装置を開発。マウスの背中下部にヒトの乳がん細胞を注入した後、がん細胞にある細胞膜タンパク質に蛍光物質を結合させることによって、動きをとらえた。
 その結果、がん細胞が血管に近づくにつれて、細胞膜タンパク質の移動速度は約10~300倍に増加。また、がん細胞が進行する方向に、足のようなものを出していることも分かった。
 さらにがん細胞が血管内に入ると、細胞膜タンパク質の移動速度は血管から離れた場合の約1100倍に達した。移動速度が上がると、他の物質と衝突しやすくなるため、がん転移が活性化される可能性があるという。

・・・続きはネットでご覧下さい
 

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