2022年の8月から10月にかけて購入したSOXL。

20ドルあたりから100株ずつ買い始めて、最後は7ドルまで。

全部で525株、100万円。平均13ドル(140円/$だったので1835円/株くらい)。

 

本日、とうとう65ドルで、ドル建てで5倍突破。

円建てだと、、、えーと、ちょうど10,000円/株。

 

総額は100万円の投資が、525万円程度(税引前)になりました。

おめでとうございます。
 

 

以下の記事、間違ってるところもあるんで恥ずかしいんだけど。

概ね正しかった。

 

SOXL 13ドルが65ドルになって、つまり400%UP、5倍になった。

その間SOX指数は3200ポイントくらいが5500ポイントくらいになって、ざっくり70%くらい上がっている。

 

さて。

いま500万万円分SOXLを買う勇気があるかって言われると、ぶっちゃけ、ない。

 

じゃあ売るのか。

考えた。

 

結論、売らない。

 

その理由を書いていく。

端的に言うと、

 

・買った頃に思い描いていた半導体の好景気はまだそこまで来てない

・SOX指数の構成銘柄の個別のチャートを見たときに、全体としてはバブルとは思えない

・AIバブルは来てるけど、AI関連銘柄しか上がってなくて、半導体株市場全体はまあまあ冷静

 

それを個別に説明していく。

 

結構適当なので、間違いは指摘してもらって構わないし、あんまり鵜呑みにしないでほしい。

まあ、全体感としてこんなふうに見てるやつがいるんだなと言う程度で。

 

投資は自己責任でお願いします。

 

 

はい。まず我らがヒーロー。NVIDIA

バブル以外の何物でもない。

馬鹿げてます。

 

時価総額がインテルの7倍?

MSを超えて世界最大?

 

たかがチップメーカーがそんなに行くわきゃない。

 

 

次。

ブロードコム。

まあまあ、はい。

 

ここは、結構老舗のAI向けASICメーカー。

さらにデータセンターで使う別のチップも作ってるらしい。

AIむけデータセンター需要で最高値の3倍、コロナ前の7−8倍か。

 

まあちょっとやってるかな。

 

 

マイクロン。

マイクロンが作ってる「メモリ」っていうのは、語弊を恐れず言えば、大抵のICにはおまけで必要になるから、何かの半導体需要がいいとここもいい。

そして、コモディティなので、受給が逼迫すると値段も良くなる。

コロナ前が50ドルで、いま3倍ですか。

まあ、AI特需で上がってるのは適正じゃないですかね。

 

 

クアルコムね。

クアルコムはざっくりいうとスマホ向けのCPU的なやつと、通信用IC。

あんまりAIは関係ない。

 

今上がってるのは、AIの連れ高みたいなところもあると思うけど、iPhoneとかその他のスマホの買い替え需要がそろそろ来そうだからだろう。

そもそもそのへんの市場が拡大し続けるというのが半導体需要のメインストリーム。

 

コロナ前80ドルとか100ドルとかだったのが、AI無しで189ドル、でいま227ドル。

なんか10%くらいAIに引っ張られてるんじゃないのって気もするけど、そこまでの過熱感はない。

 

インド、東南アジア、アフリカあたりの経済が上がってきてどんどんスマホ需要が伸びてる。

それを考えればもうちょっと上がっててもバチは当たらないかもしれない。

 

 

インテル。

ひどい。

 

コロナ前5−60ドルだったのが、なぜか30ドル。

PC需要が伸びれば、インテルのCPUは普通に伸びる。

データセンターだって、いまは一次的にAI用のが足りないからGPUだNVDAだって騒いでるけど、普通にインテルのチップだって必要になる。

そもそもGPUだってNVDAの専売特許じゃない。

 

負け組扱いされて不当に過小評価されているのは、NVDAとちがって自らFabをもっているので売上が一時的に落ちると減価償却が重いから。

いざとなったら、やっぱりFabを持ってるインテルは強いと思うよ。

メーカー、の底力。

 

本来100ドルくらいでもまだ安い。

 

 

続きまして、AMD。

ここはGPUを作ってます!みたいな顔してるからまだまし。

コロナ前に100ドルを伺うくらいだったのが、いま154ドル。

うん、まあ。

 

でも正直これくらいは世の中の経済成長の範囲内。

AIのおかげで伸びてる感はない。

まっとうにもう少し伸びててもいいかもしれないんだけど、AIバブルじゃね?っていう恐怖感と、インテルこんなに落ちてるのにAMDは落ちないの?っていう謎感で伸び悩んでるように見える。

 

要は、市況に明るくて半導体に明るくない人たちが、結構冷静。

なので、結論PBRとかPERとかを素直に反映してこんなもんなんだろう。

米国の利下げ期待を考えればもう一段伸びてもいいと思うんだけど。

まあそこまで織り込んで、こんなもんか。

 

 

TI。

老舗で名門で一流の半導体メーカー。

いや、超一流、ね。

 

コロナ前150ドルがコロナでもほとんど落ちなかったのは流石というべきか。

しかしAIバブルどこ吹く風。

 

あのねぇ。

AIが世の中のあらゆる電子機器をスマートにすれば、それにともなってあらゆる電子機器の買い替え需要、開発需要が高まる。

その時にはインテルやAMDもそうだけど、TIとか後述するNXPとかのチップセットも一緒にたくさん売れるわけ。

 

だって、GPU一個で全部できるわけじゃないんだから。

車の自動運転を制御するAIはGPUがメインで動かすかもしれないけど、そのAIの命令で車両全体の動作を制御するのはその他のASICだったりするわけ。

 

おー、じゃあ上がるかって言うと、この”過熱感”である。

 

 

ね。NXP。

えーと、本はと言えば欧州の超名門電機メーカー、パナソニックの超大恩人フィリップスの半導体部門。

 

これが、まあまあ。

コロナ前のここから世の中が爆発的に半導体を必要としてくるぞっていう、このグラフの一番左の100ドルから一気に150ドルを狙いに行ったこの勢い。

 

コロナでいっぺん冷やされて、でも皆冷静になって結局本の勢いのまま上がって2022年221ドル。

利上げで下がって、利下げ期待でまた成長に乗ったようにも見えるけど、やっぱりまだ2019年の伸びには間に合ってない。

 

これは、AIを織り込んでない。

世界の発展もまだいまいち折り込みきれてない。

 

米欧の高金利の影響を受けて伸び悩む巨人。

力と怒りを溜め込んで、これから爆発的に伸びることがチャートから感じられる。

 

 

TSMCね。

影のドン。

NVDAはFabを持ってないから、NVDAの設計したチップを製造してるのがこの会社。

 

まあ、ここはやむを得ないでしょう。

コロナ目300ドルが、2021年には600ドルまで来て。

 

でもまあ、AIバブルっていうほど伸びてるのかって言うと、まあそこから2年で1.5倍はちょっと早いけど、AIがなくても早晩到達はずのラインではある。

AIバブルの恩恵はどこ?

 

いやむしろ、第三世界の、グローバルサウスの力強い鼓動が、まだこのチャートからはまだまだ聞こえてこない。

全然織り込んでない。

せいぜい、胎動くらい。

 

新工場作りました(熊本に)、製造能力上がりました、株価も上がりました。

以上。

 

って感じ。

 

 

一応見ておきましょうか。

代表的な半導体製造装置銘柄。

 

ASML。

まあまあ高め。

 

2021年書が400ドルだったことを考えるとちょっと過熱感はあるかな。

でもまあ、世界の工場だった中国から逃げ出すにはみんなFab作らなきゃしょうがないんで。

TSMCの投資熱も高いし。

 

インテルもコロナ前にはファンドリ(受託製造)にも力いれるって言ってたくらいで、投資意欲はあるはず。

GPUに参入するならなおさら投資するだろうし。

参入するかしらんけど。

 

まあチャートは出さないけど、ディスコが6倍くらいになってたり信越も2.5倍になってたりするんで、ASMLもまあこんなもんでしょう。

最先端半導体製造ラインを作るにはここのステッパー使うしか無いんでね。

 

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と。

 

そうそう大事なことを忘れてた。

 

半導体製造装置メーカーって言えば。15年前はニコン、キャノンがめちゃくちゃ大事だったの。

いなくなっちゃった。

 

エルピーダメモリとか、NECエレクトロニクスとか、超名門だったのになくなった会社もたくさん。

半導体は、伸び続けてるけど、個別では世界的な覇者だった会社が平気でいなくなる業界。

 

だから、SOX指数だし、SOXL一択。

 

これは、まだまだ売れないなぁ。

これから来るもん。

 

インドが。

アフリカが。

グローバルサウスが。

 

彼らがみーんな、半導体買うんでね。

 

見た感じ、その経済成長に対する期待が、まあせいぜい半分織り込まれてるかなくらいのイメージなんで。

もちろん調整で40ドル台くらいに落ちることは普通にあるだろうけど。

 

まだまだ。

見てますよ。

300ドル。