一か月のご無沙汰でした。
究極の選択という言葉がある。
ギャンブラーとその家族にもそれがある。
その選択を誤ると片方は希望の道に繋がるが、片方は絶望の道となる。
ギャンブラーとその家族は、この“業界”の深い指針となっている「12 STEP」のイデオロギーに
たいがい何かしらの直接的か間接的な影響を受けることになる。
これは、アメリカで古くからあるアル中オヤジの回復治療活動の中で生まれたものらしい。
家族の自助会であるギャマノンに関しての「12 STEP」の記述にもこういうものがある。
「ギャマノンの第一回ミーティングは、1958年4月11日にカリフォルニアのロスアンゼルスで開催された」
すなわち、ギャンブラーとその家族に影響を与えているのは、精神医学など発達していない古い時代のキリスト教の影響が色濃いアメリカにおいて、アルコール依存症のオヤジ(たぶん)の回復経験学が原点になっているのである。そしてそれがやがてギャンブル依存症者や家族にも指針として流用され、いつの時代かアメリカから海を渡り、神道と仏教を下敷きにした文化を持つ日本にも伝わり、現代においてもそれがほぼ原文直訳で活用されているという状況なのだ。
「指針」は大きな管理責任能力のある特定の組織や団体がそれを取り扱っている訳ではなく、あくまでもギャンブラーの家族や関係者を中心とした自主活動によってなされているので、その古典的指針が現代的に翻訳、意訳されたりする環境にはない。
そういう背景を十分踏まえれば、この指針が解釈によって希望の道に繋がったり、逆に地獄の道に繋がったりする背景が理解しやすくなるかもしれない。
