歴史に学べと良く言われます。(自分も歴史小説大好きです。)

昨年ドイツ銀行は、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作に関与した問題で米英当局と合計25億ドル(約3000億円)の罰金を支払うことで合意したという報道がされましたが、まだ今年も、2008年の金融危機の際、ドイツ銀行がサブプライムローン市場で人為的に金融過熱を煽ったという理由で、米国司法省は14B$(1.4兆円)の罰金支払いを要求され、顧客からも膨大な集団訴訟がおこされていますし、75兆ドル(約8,000兆円ともいわれる膨大なデリバティブの問題などもあり、株価は暴落しています。

 リーマンショックの際には、シティバンクも債務超過が噂され、破たん処理も検討されましたが、リーマンブラザーズと違い、デリバティブ残高が大きすぎて破たん処理した場合の影響が大きすぎるということで救済されることになりました。米政府が損失を肩代わりして、450億ドルくらい資本注入した記憶があります。

 シティグループは2009年の3月には、 株価1ドル(正確には97セント)にまで暴落しましたが、その後復活して50ドル程度まで回復しています。昨日は45.8ドルです。

日本でもバブル崩壊で、みずほ銀行などメガバンクが暴落しましたが、復活したのを皆さん記憶されているでしょうか?

 資本市場のモラルとか、自己責任などより、この規模の銀行を破たん処理するよりは、資本注入して存続させるほうが断然コストが少ないと思われます。

 アメリカ市場でもADRで上場してますから、ドイツ銀行(コードはDB)、日本のネット証券でも容易に購入できます。

現在NYSEのADRで11.48ドル、ドイツXETRAでは10.25ユーロですが、5ドルくらいまでいけば、打診買いしてみようかな?そこまでいかないかもですが。

大暴落は10年に1度の大チャンスだと思います。破たんしても自分が生活に困らない程度の投資にとどめれば更に下落しても放置できますし、宝くじよりも何倍も期待値は大きいと思います。

また、直接ドイツ銀行はきついと考えるかたは、連れ安の金融系でも、将来性のある地域の金融株例えば、今年GDP成長率6.9%のインドの銀行株、同じく6%程度の成長のフィリピンの銀行株など、新興国の銀行株がねらい目と考えています。

(自分の持ってるポジションと一部かぶりますが。)

 経済は、人口の増加で自動的に伸びますから、インド、ナイジェリア、インドネシア、ブラジル、フィリピンとか人口増えますが、内戦がなく、投資が保護されそうな国への投資が長期的には先進国よりも確実であると思います。


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