JRA上半期の締めくくり、宝塚記念が終わった。
私は単勝と3連単しか買わなかったが、今の馬券は種類が多いのでどの馬券で勝負するのかというところに個性が出ると思う。
私の競馬仲間の一人がこんなことを言っている。
『馬連10点買いで万馬券を獲るのと、10倍の単勝を1点で獲るのは(収支的に)同じだ。』
全く同感である。競馬はギャンブルだ。(競馬は投資だとのたまう輩もいるが、そう言いたい人は言ってればいい)
ギャンブルである以上、結果的にはプラス収支を目指すことになる。
収支的には100倍馬券を10点買いで獲るのと10倍馬券を1点で獲るのは全く同じだ。
となると、違いはどっちが気持ちいいかということになる。
これは人によって意見が分かれるところだ。
万馬券獲ったーーーというのは確かに威張れることだが、10点も買っていたら元手は10倍にしかなっていないので、字面ほどの儲けではない。
単勝1点で獲ったーーーというのは一見凄いことだが、10倍という配当は字面の点ではインパクトに欠ける。
どっちが気持ちいいか、競馬暦10年以上の人にアンケートを取りたい位だ。どっちの意見が多いのかちょっと興味がある。
アンケートはさておき、今の私はどっちか。
迷わず、単勝1点と答える。
根っからのギャンブラーである私は、馬の勝ち負けにはロマンを求めるが、馬券に関しては収支が全てだ。収支が全ての私にとってはどっちでもいいはずだが、どうして迷わず即答なのか。
その理由は私の馬券遍歴にある。馬券を買い始めて24年。私はハズレ馬券を買いすぎた。
ギャンブルに百発百中は有り得ない。当たることもあればハズレることもある。ハズレを恐れていては当たりを得ることなど出来ない。ハズレ馬券も当たり馬券へのプロセスと思えばいい。そんなことは百も承知だが、それでもこれまで打ち散らかしたハズレ馬券について考えると、何ともいえない虚しさを感じてしまう。
そんな思いからも、当たったときにはハズレ馬券が存在しない単勝1点勝負(保険で複勝も買うけど)というのは、今の私にとってはひじょうに気持ちがいいのである。