端的に言えば、石原現知事が4期目の出馬意向を表明したために、松沢氏は出馬を断念せざるを得なくなった。出馬断念に追い込まれたとも言えるだろう。

 私は石原現知事が4期目に出馬すること自体には、何の異論も無い。出馬の可否は政治家本人の問題だから他人がとやかく言う問題では無いからだ。
 ただ、4期目出馬に至る経緯に関しては大いに異論がある。石原現知事は以前から「4期は長い」と言っており、周囲にも次は出馬しない意向を漏らしていたはずだ。そうでなければ松沢氏が出馬表明をするはずがないからだ。

 私は常日頃から、政治家の言動は一般人のそれとは重みが違うと思っている。人の命の重みは平等だと思うが、言動の重みは人の地位によって異なるのは当然だと思う。そういう意味で、政治家が出処進退に関することを途中で翻したり、態度をコロコロと変えたりすることはもってのほかだと思っている。人としても漢としてもみっともない。鳩山由紀夫がいい例だ。
 みっともないのもさることながら、進退に関することで方針転換するような政治家は、そもそも政治家として信用できない。

 私は都知事選の有権者だが、まだ誰に投票するか決めていない。しかし、誰に投票しないかは決まっている。

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