ちょっと今日だけは普通の日記ではなく、アロンダイトへの私の思いを彼に向けて語ってみたい。ちょっと痛い文章になるかもしれないけど、今日だけは許されると思う。


 僕が初めて君を見たのは、去年の10/23の2歳新馬戦(芝2000m)でした。最初の驚きはこのときの君の馬体重だった。546kgの巨体にはただただデカイなぁとビックリしたものだ。それでも2番人気に推された君に僕は興奮を抑え切れなかった。でもレースでの君は滅茶苦茶でしたね。他馬を怖がり外へ外へと逃げるように走る君の姿に、僕は落胆とショックで目を覆ったものだ。

 2戦目は中1週の11/5で同じく芝2000m。石坂師の期待が伺えるレース選択にワクワクしたものだが、君はそんな僕の思いを簡単にぶち壊してくれたよね。+4kgで遂に大台の550kgって叩いて中1週なのに何故?そんなサプライズはいらないよ。

 芝2戦の惨敗で君のクラシックロードは事実上霧散したんだよね。僕はクラシックを楽しみにしていたので、正直凄いショックだった。立て直しのために放牧されて再び戻ってきたのは6ヵ月半後の5/21だった。冗談抜きで600kgとかだったらどうしようと心配したもんだよ。-2kgの548kgに胸を撫で下ろしたのを良く覚えている。目先を変えてのダート戦だったけど、直線だけで3着まで突っ込んできた競馬ぶりに君の成長を見た思いがしたよ。

 そして迎えた4戦目は君にとっての運命の日となったね。生涯のパートナーとも言える後藤騎手と初めて出会い、君の秘めたる能力が爆発したんだよね。今回は勝てそうだと思っていたけど、まさかの8馬身差にはビックリしたよ。

 デビュー2戦の内容から、芝もそうだが右回り(京都)が苦手だと言われていたのに5戦目は何故か京都ダ1800mだったね。スタートで後手を踏んで僕は天を仰いだけど君も後藤騎手も諦めず、3角過ぎからのロングスパートで差しきるという前走と全く違う内容にまたまた驚かされたもんだよ。

 レース毎にどんどん課題をクリアしていく君に、もしかしたらと思い始めたのはこの頃だった。でもまだおぼろげに思い始めただけだったけど、「魚沼特別」の勝ちっぷりに僕の“もしかしたら”は“いつか必ず”に変わったものだよ。

 3連勝の勢いの前には準OPも壁にはならなかったね。「銀蹄S」は僕にとってはちょっとした思い入れのあるレースなんだ。馬友JACKALさんの愛馬アップドラフトが勝てなかったレースとして、もし自分の愛馬が「銀蹄S」に出ることがあればリベンジしたいなぁと勝手に思っていたレース。3ヶ月の休養明けで今まで繰り出したことのない上がり35.5で差しきったことにまたまた驚かされたよ。君は平均的に脚を使うタイプで、速い上がりには対応できないんじゃないかと思っていたもんだから尚更だ。

 正直に言うよ。さすがに今回はダメだと思っていたよ。君の持ち時計は2分13秒1、ジャパンCダートの予想される推定タイム(競馬エイト)は2分8秒5。僕は競馬は持ち時計じゃなく展開で決まるもんだと思っているけど、それはせいぜい時計2つ(2秒)くらいの常識的な範囲の話であって、持ち時計が5秒も違っては勝負にはならないと考えるのが普通だよ。下級条件ならまだしも、OPクラスで時計を5秒縮めた馬なんて僕は記憶に無い。だから冷静に分析して掲示板があれば十分だと思っていた。でも君はそんな僕の考えの遥か上を行ったんだね。今日の君には今までで一番ビックリさせられたよ。ホントに、君は遭うたびに僕を驚かせてくれるよね。この先どんなサプライズが待っているのか楽しみにしておくよ。デビューした頃、デブデブとバカにしたりしてゴメンよ。そして僕をGⅠの高みへ連れて行ってくれて、ありがとうアロンダイト。