今週はJRA東京競馬場で
フェブラリーステークス（GI）が行われます。
兵庫県競馬からは
イグナイターが出走を予定しています。
現在、JRAの競馬場では
パドックに横断幕の掲示が中止されているので掲示が出来なくて残念ですが
今回は
「GO！GO！兵庫っ仔」の横断幕の誕生秘話を書かせてもらいます。
以前から地元の園田競馬場によく競馬観戦に行っていたのですが
趣味で全国の競馬場を巡るのが大好きだった事もあり
そのうち兵庫所属馬が他地区の競馬場に遠征に行く時にあわせて
遠征計画を立てるようになりました。
当たり前の事ですが
他地区に応援に行った際は
兵庫所属馬はアウェーの立場で一緒に応援して下さる方も少ない状況
パドックで周回する
兵庫所属の人馬にどうすれば応援している事を伝えられるか考えてみました。
当時から他地区の所属馬や騎手の方の横断幕はよく見受けられたのですが
兵庫所属の出走馬の横断幕をあまり見ないことが気になりだしました。
そんな時に現れたのが
オオエライジン
デビューから無敗で兵庫ダービーを制し
さらには大井競馬場に遠征して黒潮盃も優勝
兵庫県競馬からスターホースが誕生しました。
もっとオオエライジンを応援したい！
兵庫県競馬にはオオエライジンと言う強い馬がいる！
全国にもっと兵庫県競馬を知って欲しい！
そう思って作成したのが
初代の横断幕
2012年に作成して
当時は近年ほどは応援遠征に行っていなかったのですが
オオエライジンが遠征する時には必ず現地のパドックで横断幕を掲示するようになりました。
そのオオエライジンも
2014年に大井競馬場で行われた帝王賞のレース中に競走中止のアクシデント
兵庫まで戻って来れませんでした。
ショックで応援遠征をやめることも考えたのですが
当時の兵庫所属馬は
ロードバクシン（兵庫チャンピオンシップ）
チャンストウライ（佐賀記念）がダートグレードレースを制覇していましたが
オオエライジンで成し遂げられなかった
ダートグレード制覇をもっと見たい
兵庫県競馬から全国で戦える馬が出てくるまで応援したいと思い
それまで以上に全国の競馬場に応援に行くようになりました。
そして他地区に応援に行った時に
兵庫所属馬が優勝した時の感動が忘れられず
何度も何度でも経験したくなりました。
タガノジンガロ（2014年かきつばた記念）
トウケイタイガー（2017年かきつばた記念）
エイシンヴァラー（2018年黒船賞）
エイシンバランサー（2018年サマーチャンピオン）
兵庫県競馬から
ダートグレードレースで優勝する馬が数多く誕生
2代目横断幕
現在の横断幕は2018年に作成した2代目です。
初代の横断幕もそうだったのですが
2018年の大晦日の最終レース後に全騎手が集まり年末の挨拶が行われた際
挨拶が終わって検量室に戻られる前に園田競馬場の西ウイナーズサークルで
騎手の皆様にお声がけさせて頂いたのですが
参加されていた全ての騎手が集まって横断幕に寄せ書きサインをして下さいました。
この横断幕を掲示することによって
遠征先でも兵庫所属ジョッキーが遠征している人馬を応援する気持ちが伝わるものだと思っています。
横断幕には園田競馬場のマスコットキャラクター「そのたん」のお守りを付けているのですが
お守りの中には園田競馬場で2015年まで誘導馬をしていたマコーリーの尻尾の毛が入っており
一緒に全国の競馬場を旅しています。
他地区に兵庫所属馬が遠征する時
園田競馬場、姫路競馬場で他地区との交流重賞がある時に
主にパドックで掲示しているのですが
少しずつパドックを周回する厩務員さんや騎手さん
下見に来られる調教師さん、馬主さんにも認知して頂ける様になり
今まで他地区に遠征した際は
現地では応援してくれる人が少なくアウェー感があったのが
横断幕を見ると私たちを応援しにきてくれているのが判って嬉しいと
おっしゃって下さる方がいらっしゃる事が判りました。
そして兵庫県競馬から
2年連続でNAR年度代表馬を受賞したイグナイターが
夢にまで見たJRAの競馬場でのＧＩ出走
※JRAの芝コースのGIではクリノメガミエース、チェスナットコートがジャパンカップ出走
※タガノゴールドが2018年に京都競馬場で行われたJBCクラシックに出走しましたがレース格付けはJpn1
今回はパドックに
「GO!GO！兵庫っ仔」の横断幕は掲示できませんが
沢山のファンがイグナイターの応援に駆けつけて
アウェーをホームに変えて見せましょう！！
応援をよろしくお願い致します。
