今日の一枚

 

 

 

沢山のライブ版を出してるデヴィッドボウイ だけれど

ボクはこの頃のデビッドボウイが好きで聴く

何故かこの頃のボウイの曲はボクの琴線にも触れるんだよなぁ

 

「ZIGGY STARDUST and The Spiders from Mars」っていうバンド形態も好きだ

ミックロンソンのギターがいい〜

ツアー最終日の録音で、ちっちゃなミスもおかまい無し

それをも楽しむ余裕のノリで

ライブはこうでなくちゃ、なのである

 

やたらと長いギターソロは、ボウイの衣装チェンジ

ステージにボウイが戻って来るまでやりたい放題

 

 

そしてこのライブの衣装は日本の山本寛斎さん

 

「出火吐暴威」!

こりゃまたスゴい!

 

 

パントマイムもちょこっと披露

 

 

 

 

このライブツアーはアメリカ、イギリス、それと日本を回ったらしい

やっぱり日本てスゴいよね

日本をツアー先に選んだボウイがスゴいんじゃなくて

当時のボウイを連れて来た日本がやっぱりスゴいと思う

 

 

このアルバム、実は映画のサウンドトラック

 

DVDでその当時の映像も合わせて楽しめる

 

フィルム映像だから画像は荒い

それと、ライブ前日にクルーがテストでカメラを回したら客席が暗いもんだからって、撮影当日、来たお客さんにカメラのストロボをバシバシ焚いちゃって〜ってお願いして、なるべく客席が映像に映り込むように工夫したらしいけど、、、

今だと「テレビを見るときは部屋を明るくして離れて見てね」が必要だったりして

 

まあでも、今から47年も前のライブだ

 

映像は映像

レコードはレコードで、音だけでもって言うか、、

音がカッチョいい〜!のである

 

 

 

 

高校生の頃、レイトショーで一回だけ単館上映するこの「ZIGGY STARDUST」を観に行った

 

思えば当時は「ぴあ」をよく見ていたもんだ

 

映画を最後まで観ると、最終の電車には間に合わず帰る事は出来ない

24時間営業なんてなかったし、何よりお金がなかったから雨風凌げるビルの軒先に、朝まで丸くなって帰りの始発を待つしかなかった

それでも観に行った

当時は今みたいに、簡単には映像ひとつ観ることが出来なかったからね

 

 

映画を観ている時、途中から入って来た外国人女性が映像に向かって手を叩き、立ち上がって歓声を上げていた

当時のボクには、映画館でのその光景は滑稽かつ、刺激的だったな

「そんなに好きなんだなぁ」

と思ってたら、その外人さん

なんと

途中で帰っちまったよ!笑

 

あんなに盛り上がってても、デビッドボウイより終電だったんだろうな

 

 

 

映画ではライブの最後に何度も頭を下げるボウイが印象的だった

 

このライブを最後に ZIGGY STARDUST and The Spiders from Mars は解散

しかもボウイはその事を殆ど誰にも伝えてなくて、ステージ上で突然の発表

バンドメンバーやクルーたちは

「ええぇぇー!」だよね

でも解散するなら、そうでなくちゃね

 

え?

が〜まるちょば?

 

ははは、、、、

 

本当はボクたちも最後のステージの後で、1人編成の発表をしたかったのだけれど

大人の事情というか、そうはさせてもらえなかったね

 

カッコわるいじゃん!

事前に最後を告知して続けるのって

そうしている多くの人たちやグループもきっと

そうせざるを得ない事情があるんじゃないかな

 

 

話を戻して、、、

 

この頃のデヴィッドボウイは「モダン・ラヴ」とか「レッツ・ダンス」がヒットしていた頃だったかな

ジギーの頃のボウイとは全然違うよね

「モダンラブ」の頃にもツアーをしていたけれど、なんて言うか、もうバンドじゃないって言うか、、、

嫌いじゃないですよ

嫌いじゃないんです

エンターテイメントとしてはむしろ有りなんじゃないかな

でもジギーの頃より音が、80年代によくある電気的になっちゃってて、、、

その頃のライブ盤を聴けばわかると思うけれど、、、

まぁ好みの違いです

 

やっぱりボクは「バンド」が好きなんだろうな

なんかこうステージ上で「生きてる〜」って感じが伝わってくるんだよ