白いノートの花畑
「家には一万両あるんだぜ、お金がなくたってよう!」
冷たい風に、青かったほっぺが真っ赤に色づきます。その鈴なりの赤い実は、緑の葉っぱの屋根の下にぎっしり。貧しかった時代の人たちが、こぞって千両や万両を家に植えたという気持ちが分かります。夢が生るんです。心が豊かになったような気がするんです。
夢という言葉の意味は実に広くて曖昧。夜見るのも夢ならば、夢想するのも僥倖を願うのも夢。困難や絶望や死の淵にあったとしても持つことが出来るのが夢。
夢という言葉を思い浮かべただけでうっとり。愛とか自由とかいう言葉に含まれる憧れのようなものを感じます。抽象的で前向きな言葉だから、そこに幸せを見出そうとしてしまうのでしょうか?
夢は過去にはありません。それは、いつでも未来にあります。夢破れ落胆することもあるでしょう。夢のために自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。それでも夢を耕せば、通ってきた道に花を咲かせます。そして前を向けば、夢たちは次から次へと未来からやって来ます。それはより良い私に、より私らしい私になるため。
青い夢よ、赤く色づけ!
家の万両の実が赤く色づきました。大好きな音楽からパワーをもらえるように、赤い実からパワーをもらいます。ほんのりと幸せです。


