食道にガンが居座った件について(52) | 《小林千代治商店》

《小林千代治商店》

    こばやしちよじしょうてん

 

 

 

日本人の死因第1位の病気に

罹患していながら 治療をしてない

訳ですから そりゃジョジョに

悪くなるだろうに決まってるわな

……という状態でいる

 

なんとも表現に苦しむ自宅療養ちぅ

……な訳ですが

 

ホスピス入り熟慮ちぅ自宅療養

とでもいいますか

トイレにも1人で行けない

食事も1人で摂れない

てな状態に陥れば決定的


自分自身で自分自身に引導を渡すのは

いつになるのか?

 

誰にも ボクにもわかりません

後戻りできない まさに一本道の決断

死出の旅への電車🚃道に

自らの足で決断して歩き出すのはいつの日か?

 

ん? 歩かなくて良いのか!

乗れる電車はあるわけね 座席はある

グリーン車指定席💺ナミに

至れり尽くせりで……

たぶん そのはず 寝食看護医療付


そもそもここ何十年も一人暮らしだったので

1人でいるのにはナンの問題もない……

はずだったんですが……


緊急入退院の時は献身的に

協力してくれた

画家の弟・テオ(仮名仮職)ですが

落ち着いたら そこはそれ

テオはテオの暮らしがありますから

年末年始は密に会っていたものの

年明けはLINEのやり取りだけで

顔を合わすのはご無沙汰しています


それはそれでチョット寂しいものじゃなぁ

とは思うものの 仕方のないことで……


 話を戻すと……

若い時死ぬと 若いんだから

頭がハッキリしていて

貯金も退職金もある間に

死ねていいじゃないか?

と思っていたわけですが

 

だってボケてしまったら……


いや その方が良いのかなぁ

ボケてる方が色々と……

まぁ キリがなくなりますから

どちらが良いかは人それぞれということで

 

ところが ガンなら

痛みを取るのに痛み止めが必要必須

麻薬系は眠くなり

強くすれば寝ている時間は長くなり 

強くすれば幻覚を見たり

頭がハッキリしている時間も短くなる

らしい……

 

妄想する機会も増える場合もあり

不安になったりすることもある

いうことなので そりゃ心配

知らない間に悪態をつくかも知れず

或いは 不安でいるのは恐いので

投与量をもっとモット増やしてもらうと

頭がハッキリしている時間がドンドン短くなる?

んじゃ ボケてるのと大差ないんじゃぁ?

 

 

芥川が自殺の際 残したという

「なんとなくぼんやりした不安」

 

子供の頃 死ぬ前とはそんなものか?

と思ったけれど

凡人なら死ぬ前の一時だけで済むものの

天才は常に「なんとなくぼんやりとした不安」

というようなものを抱えてなきゃいけなかった

んでしょうね たぶん 今はそう思う

天才だからこその神経症な部分?

そりゃ 天才はツラい

 

気分を良くしてくれる💊薬だって

ホスピスにはあるんでしょうね

おそらく


抗うつ剤?


最後は薬漬けなのか?






「親戚一同に1人もガン患者が

 

いなかったので 自分も生涯を通じて

絶対にガンにはかからないと

根拠なき確信を抱いていたにも関わらず 

不覚にも食道がんを宣告され

入院経験すらなかったのに

生まれて初めて大手術を受け生還し

再発を警戒しながら検査を継続し

今のところなんとか経過観察セーフで

やっていけてると思いきや

手術後半年の精密検査で再発が見つかり

抗がん剤治療と放射線治療が始まり

その効果によっては「死出の旅への電車道」

つまり終わりの始まりがスタートするのでは

とドキドキしている件についてブログを

更新していたら1年後の検査で腰骨に転移が

腰痛により判明し思ったより転移の勢いが強く急性期病院による治療よりもホスピスへの入院を勧められ「死出の旅への電車道」がとうとう発動された件について」