週末、議会人事の打つ合わせも済んだところで久しぶりに水揚げの助っ人の依頼。
集合は午前一時半。
この日は“メヒカリ”が大漁。
じつは多くの方が誤解をしているのですが、メヒカリは三河湾では採れません。
通称〝アブラパン〟
それもあってスーパーなどで『三河湾産』金目鯛などいった間違った表記をたまに見かけます。
“れんこ鯛”
その三河湾の水深平均は10mもなく琵琶湖の方が深いのです。
蒲郡は深海魚のメッカであるということからその大半の漁船が県外の沖で操業している。
水揚げ時に大きさを揃える作業
そんなことでこの日の“メヒカリ”も伊豆大島周辺で採れたもの。
このメヒカリも同じ種類であっても紀伊半島沖産のものが脂がのって美味いとは通のはなし。
通称“銀マトウ”
メヒカリばっかり取れすぎても市場の原理からすると需要と供給のバランスがくずれ浜値が下がってしまう。
通称〝ショウタレフグ〟昔、問題になったフグ
ぞくにいう【大漁貧乏】
よって蒲郡の漁師は姿の見えない深海魚をこれまでの経験でもって様々な魚種を狙って採ってくるのです。
“黒ムツ”
この日は写真でご覧のとおり多くの魚が採れ見事、船頭の作戦が大当たりし水揚げも上々。
“赤ムツ”全国的には“”ノドグロ
しかしながら上手くいくときもあればそうでない時もある。
通称〝カブトエビ〟個人的に一番好きなエビ
また海が時化たら沖には出られない。
深刻な問題です。。。
ましてや深海魚を狙う大型船(20t~40t)は7、8月は禁漁なのです。
したがって限られた10カ月が勝負。
今、浜では当時の仲間の漁師たちが独立して頑張っています。
“アカザエビ”この日、一番の高値!!!
そんな彼らから若い衆を募集していると耳にしました。
確かに厳しい世界ではあります!!!
仲買人のなり手不足も深刻
そんな世界に飛び込んでみたいヤル気のある方のご一報をお待ちしております。