今回は相互参照についての説明です。
これは、紙の辞書と電子版とで意見が分かれるところです。
関連語検索では電子版に引けを取りますが、紙の辞書が結構得意とするところです。
かといって、万能かというとそうでもありませんが、日常的使用については紙の方が有利だと考えます。
CROSS REFERENCE 相互参照
相互参照とは、辞書利用者に追加情報がどこにあるかを示すために使用される用語です。細字体の小文字で表記された各相互参照は、辞書内の他の項目、表、または図を参照します。
dale...n : VALLEY, VALE
stratus...n...ー see CLOUD illustration
kalamansi var spelling of CALAMANSI
*Web3では大きく改訂が行われた語です。newのラベルがついています。
*電子版では、相互参照の語はリンクが貼られています。
小文字の相互参照には、相互参照が参照する同音異義語または意味が曖昧な場合に、同音異義語番号、特定の意味番号、またはその両方を含めることがあります。
2accrual adj...ーcompare 2CASH
forthwith...adv...: IMMEDIATELY 1
barroom...n...: 1BAR 5b
Synonymous Cross-References 同義語相互参照
同義語相互参照は、見出し語の同義語を参照するものです。これは、参照先の項目の定義が、相互参照が出現する見出し語の定義として代用できることを示します。
chill factor n : WINDCHILL
windchill \ ˈwin(d)-ˌchil \ n: a still-air temperature that would have the same cooling effect on exposed human skin as a given combination of temperature and wind speed— called also chill factor, windchill factor, windchill index
*つまり、windchillの定義で置き換え可能であることを示しています。
同義相互参照は、見出し語または見出し語の意味または部分的な意味の唯一の定義として単独で存在することも、記述された定義の後に続くことも、コンマで区切られた 2 つの同義相互参照の 1 つになることもあります。
gabanzo...n...: CHICKPEA
1neglect...vt 1 : to give little attention or respect to : DISREGARD
2main adj...1 : CHIEF, PRINCIPAL
Directional Cross-References 方向性を示す相互参照
従来の相互参照は、辞書利用者を、関連する追加情報が記載されている別の項目へと誘導します。この相互参照は、軽い書体のダッシュに続いて"see"「参照」"compare"「比較」"see also"「関連語・派生語」が続きます。
"see"「参照」の相互参照は、別の項目、表、または図に、その見出し語に関連する情報があることを示します。
black pepper n...ーsee PEPPERCORN
ac- prefixーsee AD
decimeter...n...ーsee METRIC SYSTEM TABLE
cell wall n... ーsee CELL illustration
*電子版では、リンクが切れていることが判明。Web3のリンクは生きてます。
"compare"「比較」相互参照は、その見出し語と類似する、または混同される可能性のある項目へと利用者を誘導します。
canape...n...ーcompare HOS D'OEUVRE
welterweight...n...ーcompare LIGHTWEIGHT, MIDDLEWEIGHT
"see also"「関連語・派生語」相互参照は、その見出し語を含む項目、または見出し語の別の形である項目を指します。
be...vb...ーsee also 1BEEN
1chip... n 1...b...(1)...: POTATO CHIPーsee also CORN CHIP
2hike n 1...ーsee also TAKE A HIKE
Cross-Reference Entries 相互参照エントリ
相互参照項目は、見出し語が辞書に登録されている別の単語の異形または語形変化であり、その単語の項目でさらに詳しい情報が得られることを示します。
e-bike var of ELECTRIC BIKE
*これも電子版と表記が違いますが、e-bikeで検索すると、electric bikeに誘導されます。
hying pres pert of HIE
VARIANT CROSS-REFERENCE ENTRIES 異字体相互参照項目
ある単語が、その本来の主綴りからアルファベット順で離れた異体綴りがある場合、辞書利用者が主綴りを見つけやすくするために、異体綴りに"variant cross-reference entries"異体相互参照項目が設定されます。
hooved var of HOOFED
*電子版と異なります。
これらの項目には、"var of"(「variant of」の略)、"less common var of"「より使用頻度が低い異形」、"var spelling of"「〜の異形」、または"less common spelling of"「〜よりあまり使われない異形」というラベルが付けられます。spellingという単語を含む異形ラベルは、見出し語が相互参照されている単語と同じ発音であることを示します。
kalamansi var spelling of CALAMANSI
kaftan less common var of SEUSSIAN
ラベルにspellingが含まれていない異形ラベルは、相互参照されている単語とは異なる発音になります。
burn-out var of BURNED-OUT
Dr. Seussian less common var of SEUSSIAN
*これらの語は電子版と表記が少し異なります。
var spelling of「〜の綴り字異形」およびvar of「〜の異形」というラベルは、太字の異形が小文字の相互参照語と同程度に一般的であることを示します。異体が相互参照語よりも一般的でない場合は、less common selling of「〜よりあまり使われない綴り字異形」またはless common var of「〜よりあまり使われない異形」というラベルが使用されます。
"spelling of"や"var of"の斜字体のラベルは、さまざまな使用ラベルと組み合わせることができます(15aページのUSAGE LABELS「使用ラベル」を参照)。
INFLECTIONAL CROSS-REFERENCE ENTRIES 屈折形相互参照項目
屈折形相互参照項目は、見出し語が別の見出し語の屈折形であることを示します。この項目は、2つの語形がアルファベット順で離れている場合に、辞書利用者が語形変化のない語の項目を見つけるのに役立ちます。
calves pl of CALG
blew past tense of BLOW
3felt...past and past part of FEEL
定義の後には、時々例文が続くことがあります。語句や文中でのその語の典型的な用法を示す例です。これらはangle brackets「山括弧」<>で囲まれ、説明されている語は通常、"light swaung dash"細字のスワングダッシュ「~」で置き換えられます。このダッシュ「~」は太字の見出し語を表し、その後にイタリック体の接尾辞が続く場合があります。
1key...n...3 a...<the ~ to a riddle>
commit...vb...3c...<~ it to memory>
1plummet...vi...2...<prices ~ed>
1torrent...n...b...<The rain is coming down in ~s. Lightning is flashing. — Alice Walker>
説明されている語が見出し語の語形と大きく異なる場合(接尾辞によって元の綴りが変わる場合、異形が使用されている場合、または大文字の使用法が見出し語の語形と異なる場合など)、swung dashスワングダッシュ「~」は使用されません。このような場合、説明されている語は細字の斜字体で表記されます。
1company...n...3...b...<electric companies>
1true...adj...8...<in the truest sense>
1cover...vt...5..<Cover the pot.>
1dig...vb...1...<digging in the garden>
2bear...vt...4...<a canoe borne down the rapids>
B-side...or B side n...2...<The highly promoted single … will be backed with two B sides... — The Boston Herald>
見出し語が1文字または2文字の場合、あるいは接辞や結合形として用いられる場合には、スワングダッシュは使用されません。
2a...indefinite article...3...g...<My birthday falls on a Tuesday this year.>
4a...perp...<But I did kinda sorta secretly hope to one day be interviewed from Oprah Winfrey's yoga nook. — Jennifer Senior>
-ectomy n comb form...<gastrectomy>
また、見出し語が語形変化した句動詞である場合、あるいは句動詞の間に1つ以上の単語が挿入されている場合、見出し語が太字斜字体の句の一部として示されている場合(下記のBoldface Italic Phrases「太字イタリック体の句」を参照)、あるいは例文が連続項を示している場合(23aページのRUN-ON ENTRIES「追い込み見出し」を参照)にも、スワングダッシュは使用されません。
dress up vt...3...g...<a fiasco dressed up as a triumph>
turn off vt...1...<turn the water off>
1fine...adj...4...<There's a fine line between helping and intruding.>
1do...vb...ーdo with : to make good use of : benefit by<could do with a cup of coffee>
*電子版では、追い込み見出しではなく、見出し語で載っています。
Illustrative Quotations 例示引用
多くの例文は、典型的な用法に基づいて作られたものです。また、実際の文脈での言葉を示す抜粋illustrative quotations(例示引用)もあります。
consider...vt...3...<The old gentleman ~ed him attentively. — Edith Wharton>
引用文中の省略は省略記号で示されます。
2flakiness n 1...<...social ~ isn't... good for our relationships. — Anna Hart>
Glosses 追加注釈
一部の言葉遣いの解説には、文脈における単語や句の意味を明確にするための注釈が含まれています。これらの注釈はsquare blracket「角括弧」[ ]で囲まれ、"equals" symbol「イコール」記号=で始まります。
dauber...n...b : a device or marker used for applying daubs of paint or color<a bingo ~ [=a colored marker used for highlighting the numbers on a bingo card]>
eponymous...adj...2 : : named for a particular person or thing<the band's ~ album [=the album titled with the band's name]>
1ditto...adv...<"I'm ready for a break." "Ditto." [=so am I]>
Equivalent Wordings 同等表現
いくつかの例文では"equals" symbol =(イコール)” で区切られた複数の例が並ぶことがある。それらは同じ考えを別の言い方で表現したものです。
2love...vb...3 a...<He loved to play the violin. = He loved playing the violin.>
1fashion...n 1 a(1)...<Short skirts were the ~. = Short skirts were in fashion.>
Boldface Italic Phrases 太字斜字体の句
例文中のboldface italic phrases太字斜字体の句は、その見出し語がその句でよく使われていることを示します。
attention...n 1 a...<You should pay attention to what she says.>
このような句の後には、括弧で囲まれた句の追加注釈が続くことがよくあります。
1fill...vt 1 a...<The theater was filled to capacity. [=completely full]>
1dead...adj 1...<He was as good as dead. [= he was almost dead]>
今回は相互参照の解説をしてきましたが、それをすることにより、理解や知識が深まることが実感できます。
また、用例を上手に使うことによって、よく使われる表現なのかどうかもわかります。
他の辞書にも共通しているところもあるので、慣れると色々興味をそそられてくるでしょう。