![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190819/16/gallesam/4c/15/j/o0360027014543208015.jpg?caw=800)
北龍二
中村伸郎
佐分利信 (亡夫の友人達 の画策場面)
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190819/16/gallesam/c7/cd/j/o0360027014543208023.jpg?caw=800)
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190819/16/gallesam/9e/32/j/o0360027014543208026.jpg?caw=800)
原節子
(娘を嫁に出し後の最後の場面)
昭和35年(1960年)製作の小津安二郎監督に「秋日和」を見る。
未亡人の原節子は、一人娘の司葉子と二人でアパート暮らしをしている。亡夫の七回忌の後で、亡夫の友人達(佐分利信・中村伸郎・北龍二)が司葉子に縁談を持ちかけるが、司葉子は全然嫁に行く気持ちはない。
そこで、母親にも再婚させれば娘も結婚するだろうと母親の再婚を画策するが、誤解が生じて親子に溝が出来る。しかし、娘の友人の岡田茉莉子の行動などで母と娘は和解して旅行する。結末は娘は佐田啓二と結婚し、母親はひとりで暮らすというものであった。
この作品に似ているのが、昭和24年(1949年)に製作した「晩春」である。「晩春」では、笠智衆の父親と原節子の娘が二人で暮らし、原節子は嫁に行く気は無い。父親は自分が再婚すれば娘が結婚すると思い、再婚すると嘘を言う。
父と娘の関係がこじれるが、結局娘は嫁に行く。しかし、父親は再婚せずひとりになるというものだった。父と娘が最後に二人で枕を並べて過ごす、有名な「壷のシーン」は有名である。
どちらかというと「晩春」のほうが印象深い作品に感じられた。