札幌から

やまさんが来た

お友だちの

がらさんと二人

電車て来てくれた



目的は

ギャラリー猫も

あるけれど


第一目的は

わが町の図書館


図書館で何があるかというと


奥山淳志さんという

写真家の

スライドとトークショー







奥山さんは

二十五才の時に

(現在五十一才)

わが町に住んでいた

井上弁造さんという

不思議な

おじいちゃんと

出会い


弁造さんに曳かれて

独り暮らしの

弁造さんの元に

通いつめる


弁造さんの写真を撮り

話しを聴き


弁造さんが

描く絵を見つめ


(地元の人は弁造さんが絵を描いていたなんて誰も知らなかった)



十四年がたって

弁造さんが

突然亡くなり



奥山さんは

『庭とエスキース』という

一冊の本に

弁造さんの

人生というか

生き方というか

二人の交流をまとめた

本を出版する



この

『庭とエスキース』が

えもいわれぬ

素晴らしい本で…



あちこちで

称賛され

弁造さんの名も

知るひとぞ知る

存在となった




わたしも

何回も読んだ


やまさんに勧め

ゆらさんにも勧め


(ゆらさんは弁造さんの庭に何度か行ったことがある)


やまさんも

夢中になって



わたしたちは

その年の年末


弁造さんが住んでいた

近くにある

グリーンパーク温泉に

一泊して


『庭とエスキース』

読書会を開いた



知り合いの

図書館司書さんにも

特別参加してもらって

お話をきいたりもした



あれから

何年がたつのか…



ブログをさかのぼっていけば

当日の

顛末がでてくるはずだ




さて

奥山さんはその後


弁造さんのいない

弁造さんの住んでいた

小屋もなくなった

庭に

通い


弁造さんの遺した

たくさんの

エスキースを


庭に置いて

陽射しや

雪虫や

風を差し込ませながら

弁造さんの絵を

撮影した



それが

写真集

『BENZO ESQUISSES  19202012』

である


その写真集が

今年度の

林忠彦賞を受賞した


(三大写真賞のひとつだそうです)



その

記念の

スライドトークショー



これはもう

やまさん

来るでしょう

来るしかないでしょう



やまさんが

『庭とエスキース』を

勧めて

感動した

お友だちの

がらさんも

一緒に来て下さったのだ







がらさんは
一度
ギャラリー猫に来て下さった
こんなにゆっくり話すのは
初めてなのに

話しがはずんだ




図書館は

午後二時



それまでの

にぎやかだったこと

七十代の女子が四人


楽しかった…

笑った…



奥山淳志さんの

スライドトークショー


静かで自然で


技巧的なものが

皆無



弁造さんの生前の声も

聞けて



奥山さんは

弁造さんの生き方を



   いつか

   必要としてくれる

   誰かのために

   生きる



そんな感じの言葉で

まとめた



弁造さんが

遺した

エスキースは

売れているという


九州から北海道まで

弁造さんの

絵は

弁造さんを

知らない

誰かと出会い


気にいられて

引き取られているという



      いつか

      必要としてくれる

      誰かのために







やまさん

がらさん


札幌から

遠路

来てよかったね…



誘ってよかった

来てくれて

ありがとう






図書館ギャラリーでは

奥山さんの写真と

弁造さんの

絵を展示しています



わたしも

昨日ゆっくり見れなかったので

また観に行きます



お近くの方

是非

足を運んでみてください







おはようございます

あたしミャ~です

おかあさんのブログに

いらしてくださって

ありがとうございます

あたしから

こころから

お礼いいますにゃ〰️にゃ〰️



おかあさんは

あの本を買ってないんですにゃ〰️

図書館の本なんです



昨日

奥山さんが数冊

持っていて

欲しかったそうですが

我慢したそうです


あたしは

そこ

我慢するかにゃ〰️

不思議です



あたしは

おとうさんと

ギャラリー猫の留守番

しましたにゃ〰️


今日の北海道は雨

ぼんやりと

暗い朝ですにゃ〰️



でも

こころは

朗らかに朗らかに

朗らかに

いきましょうにゃ〰️にゃ〰️


佳きいちにちに

しましょうにゃ〰️



ミャ~✨ミャ~✨ミャ~✨ミャ~✨ミャ~✨ミャ~✨