初夏を思わせる

北海道の四月








ふたつとなり町の

句会に行った



少し時間が早かったので

いつも気になっていた

一本の木の傍まで

車を走らせて

行ってみた




会場の

やや手前

右側に右折した道端に

立っている

一本の


やどりぎは

宿木とも

寄生木とも

書く



この時期は

元々の木が

落葉しているので

その姿が

とても目立つ







たまに見かけることがあるが
一本の木に
これだけ
たくさんついているのは
珍しいかもしれない






車を降りて
宿り木を
見上げる






ずっと

この宿木が

気になっていたように




万葉集にも

宿木の歌があったはずだ




万葉集では

宿木のことを

『ほよ』と

いっていた



『ほよとりて…』までしか

一首を

思い出せないが(笑)


源氏物語にも

出てきたのでは

なかったか



万葉人も

平安人も

令和の人も


宿り木に曳かれるのは

なぜなんだろう

(ひかれない人ももちろんいるだろうが…)




別の木に

寄生して生きる

ある意味

あつかましく


寄生された木も

それを許して


なにごともなく

普通に

立って生きている



そんな様に

曳かれるのかもしれない

思いながら


宿り木を

後にした



句会は

楽しくにぎやかだった

年一度の総会をしたそうで

生ちらし鮨が美味しかった





『風光る夢叶へたる三姉妹』


とみさんの一句が

気になりながら

点を入れることができず

触れることもできなかった



終了後

外へ出たら

とみさんがいたので

あの句の背景を訊いてみた


普段

口数の少ない

とみさんが

一気に話してくれた



『三姉妹は孫なんです、娘が夫に突然の病気で死なれたんですね。その時小さかった三人の女の子が本当にいろいろありながら、学校に行けなくなったり、娘も本当に苦労してようやくこの春に三人ともそれぞれ進学就職したんであんな風に書いたんです』



初夏の陽射しの

駐車場

とみさんとふたり

ななめに

向かいあって

立っていた





生きるとは

何かに触れ

体験し

苦労し

感じとり

こころを揺り動かされ

誰かに伝える

ことだ

伝わることだ



思いながら



とみさんも

わたしも

生きていた



句会が果てた

初夏の陽射しの

四月の

駐車場…










おはようございます
あたしミャ~です
おかあさんのブログに
いらしてくださって
ありがとうございます
あたしから
こころから
お礼いいますにゃ〰️にゃ〰️





あたしも
おかあさんにあたしの
気持ちが
伝わったときが
うれしいにゃ〰️

ご飯ちょうだい
とか
猫じやらしで遊んで〰️
とか
背中をかいて〰️
とか

みなさんの今日が
滞りなき
佳きいちにちに
なりますようにゃ〰️


ミャ~✨ミャ~✨ミャ~✨ミャ~✨ミャ~✨ミャ~✨ミャ~✨