「中野のライオン」
向田邦子さんの随筆集「眠る盃」の中に「中野のライオン」という一篇があるのを知っていますか? 戸張さんという女性に、お話を頂いたのが全てのきっかけでした。この一篇や、ひとつひとつの言葉、その時代の思い出に触れたとき、向田さんへのオマージュ曲を創りました。2017年1月25日(水)に杉並公会堂小ホールで「ピアノと、歌と、お喋りと。音楽夜話、色褪せぬ向田邦子さん」という会を開きます。なぜ今、向田邦子さんの随筆を手に取ったのか。もちろん、その答えはオマージュ曲の中にありますが、コンサートと共にお楽しみいただく対談では、また違った視線で、オリジナルの作品と向田邦子さんの人物像を見つめ直す時間もあります。一冊の本を手に取ったとき、一人一人が受け取るもの。ピアノと、歌と、お喋りと。音楽夜話。素敵な会になると思いますので、是非お出かけください。-------ピアノは谷真人さん。感性豊かに、ピアニスト・作曲家・ヴォーカリスト・映像制作など、マルチに活動されている「音楽クリエイター」です。今、ハウス食品のCM「スパイスの力」のCMがオンエアされています。「中野のライオン」の作曲もしてくださいました。唄や朗読は、松永ちづるさん。トライトーン(TRY-TONE)という混声アカペラグループのtop(soprano)担当されています。近年では、合唱団への編曲や新曲の提供などもされている、実力派のヴォーカルです。そして向田邦子さんと最も縁のある筒井ともみさん。ゲスト・トークに登場いただきます。映画「阿修羅のごとく」やドラマ「あ・うん」の脚本を手掛け、96年には「響子」「小石川の家」で第14回向田邦子賞を受賞。2001年以降、同賞審査員を務めています。ゲスト・トークの聞き手は、編集・ライターの浜美雪さん。筒井ともみさんとは、「SWITCH」誌での「舌の記憶」初代編集者になって以来、親交を深められています。2017年1月25日(水)開場:18:30 開演:19:00全自由席:3,000円ご予約:info@ga-kou.com場所:杉並公会堂小ホール東京都杉並区上荻1-23-15※JR中央線、東京メトロ丸の内線「荻窪」駅北口より、青梅街道を四面道交差点方面へ、徒歩7分。出演:谷真人(ピアニスト・作曲家)トライトーン 松永ちづる(ボーカリスト)ゲストトーク「向田邦子さんを語る」筒井ともみ(脚本家・小説家)聞き手 浜美雪(編集ライター)中央線の窓越しに、それを見ていた女がいた…。 粗末な木造アパートで、男と並んでライオンが、 夜空を眺めているところ。 随筆集「眠る盃」の中の一篇「中野のライオン」を モチーフに、向田さんへのオマージュ曲を創りました。 そして、彼女が好きだったあの歌やあの曲もセレクトし、 彼女の思い出話しと、ハートフルな名曲たちで綴る、 ステキな夜をご用意しました。