水平線の先




始まりと終わりが混ざった場所を

いくら眺めても境目に辿りつけない

ひたすらにあお


水平線の先 過去もあるならば

失くしたきみの全身をなぞりたいよ

幻想でも


人は悲しいほど人ね

もう泣くことも強がりも

やり尽くしてしまったのだけれど

それでも憶えているの



当たり前に過ぎた“しあわせ”みたいに

絶望もいつか私のもとを去っていく

何遍でも


人は悲しいほど人ね

綺麗ごととか道徳は

わかっているからやるせなくなるのに

それでも生きているの



ちっぽけな身体に

記憶のなかの笑顔が刻まれているから

わたしはいまも ここで

明日を待っているよ


始まりと終わりがあれば

歓びと哀しみがある

矛盾を抱いた人だからこそ

超えられる夜がある


人は

哀しいほど人ね

もう泣くことも強がりも

やり尽くしてしまったのだけれど

歩いて 止まって

生きていくよ





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実はこの詩は

JUJUさんの「願い」に

はめてかいた歌詞です。

JUJUさんが歌うなら

こんな言葉がいいな、と思いながら

つくった記憶がある。