ギャラリーカフェわッつでは、6月30日(日)に、星野敬子さんによるフルート演奏会を行いました!
当日は予想していたよりも倍ほどのお客様、30名ほどのお客様にお越しいただき、嬉しい悲鳴でした。
クラシックから年代別の懐かしい歌まで、1時間にたっぷりと詰め込んだコンサートでしたが、お越しくださったお客様には満足いただけたことと思います。
お越しくださったお客様、そして奏者の星野敬子さんには心より感謝申し上げます。
わッつギャラリーでは、2024年6月26日(水)から7月21日(日)まで、ギャラリーカフェわッつ主催による展覧会「小原和紙展」(小原和紙を使った作品:伊勢型紙、折り紙、水彩、書など)を行います。
小原和紙の起こりは明応5(1496)年ごろと言われています。
昭和に入り洋紙やビニールなどの登場により和紙の需要は激減、廃業する農家も多くありましたが、工芸家・藤井達吉との出会いにより小原の紙漉きは美術工芸和紙へと歩みを変えました。
和紙工芸の里として知られた小原村ですが、2005年に豊田市へ編入合併されて廃止され、小原地区で現在も紙漉きは続いているものの、紙漉き職人が激減し、消滅の危機に陥っています。
そのような状況の中、春日井出身の20代の女性が、大好きな小原和紙を、貴重な伝統工芸を絶やしてはならないと、紙漉き職人として奮闘しているのをご存知ですか?
同郷の誼、貴重なご縁ということもあり、若き紙漉き職人と伝統工芸を応援する意味を込め、様々な芸術家たちが小原和紙を使って制作した作品展をこの度開催することにいたしました。
小原和紙がより多くの人に認知され、用途の可能性が今よりもさらに広がることを願います。
ギャラリーカフェわッつ
2024年5月26日発行 プランタン5月号
2024年6月26日 CCNet春日井局さんによる取材
(放送は7月6日(土)から1週間)
展覧会風景&作品たち
「 」(小原和紙と伊勢型紙) by 山中良子
【背景の大空などは小原和紙で作りました。その上に、伊勢型紙でハウルの城を制作し、貼り付けました。白煙を小原和紙でモクモク感がでるように貼ってあります】
「バラ」(小原和紙と水彩) by 宮原清子
【小原和紙に水彩絵の具で絵を描いてみました。滲み具合と重ね塗りの面白さが見所です。】
「ブックカバーとしおり」(小原和紙と伊勢型紙) by 若林弘子
毎月2回、わッつにて活動する「くらしの書」教室のグループ。矢野優雪さんが主宰しており、愛知県内には他にもいくつか教室があります。小原和紙展には春日井と小牧教室(一部)の生徒さん9名が参加してくださりました。皆さんそれぞれが思う「小原」を、小原和紙に文字として書いていただきました。
「藤に酔いしれて」(上2・撮影場所:津島市天王川公園)
「光の精霊たち」(下2・撮影場所:東郷町&長野県上伊那郡辰野町)
(小原和紙と写真) by 高木重子
わッつギャラリーでは、2024年6月19日(水)から6月23日(日)まで、東川舞利さんによる展覧会「手編み衣展」(手編み物・小物)を行います。
手編みのベストやセーター、マフラー、帽子など100点ほどを展示販売します(自らの手で糸を草木染めし、ボタンは木や竹を削って全て手作りで作っています)。
東川舞利
5歳の頃から編んでいます。
デザイン画や製図をしないでいきなり作ります。
最初に思ったラインが一番きれいな気がするから。素材や色に一番合うと思う形を作ります。
自らの手で糸を草木染めし、ボタンは木や竹を削って全て手作りで作っています。
「歌&踊り」
(オリジナルソング5曲&オリジナルダンス)
伴奏: 悠伽里
2024年6月22日(土)&23日(日)
①11:30~ ➁13:30~
展覧会風景&作品たち
おひょうというニレ科の木の内皮で作ったセーターです。
アイヌの方しか使えない材料ですが、私は草木染めで手編みの作品を作っていて、どうしてもこの材料でセーターが作ってみたいとお願いしました。
作品を見ていただいて、あなたならいいですと、特別に材料を売っていただきました。
木の内皮をはいで、なめすところまで、やっていただきました。
私は、それを水につけて、はがし、細くさき、結び、つむいで、糸にしました。
毎日15時間くらい作業しても、1ヶ月以上かかりました。
その糸を手編みしてセーターにしました。
アイヌの方は織るので、編んでいるのは私一人のようです(博物館級の作品かも?)
玉ねぎの皮やウコンなどで染めた麻と綿
玉ねぎの皮で染めた麻糸100%
麻と竹(染めは玉ねぎの皮と藍)
わッつギャラリーでは、2024年6月5日(水)から6月9日(日)まで、串田とし子さんによる展覧会「串田とし子 オシャレ展」(手編み物)を行います。
春・夏用のTシャツやブラウス、ベスト、バッグ、アクセサリーなど80点ほどを展示販売します。
今回は以前に比べ、よりオリジナルな、より串田色を出した生地と編地の組み合わせを用いて制作した1点ものを多くご用意しています。
串田とし子
小学3年生の頃から編み物を始め、これまで(子育て中でさえ)1度も編み物から離れたことがない、人生=編み物といっていいほどである串田さん。
20年以上前、三越・若月キミコ先生のショップにて先生に教室で勉強してみないかと声をかけて頂き、現在まで世話になっています。
手で作る価値のある作品を目指し、手編みのオリジナル1点物を作り続けています。
展覧会(わッつギャラリー)
・2020年07月 串田とし子 オシャレ展
・2020年10月 串田とし子 オシャレ展
・2021年06月 串田とし子 オシャレ展
・2021年11月 串田とし子 オシャレ展
・2022年06月 串田とし子 オシャレ展
・2022年11月 串田とし子 オシャレ展
・2023年06月 串田とし子 オシャレ展
・2023年11月 串田とし子 オシャレ展
展覧会風景&作品たち