<為替> ドルは下落。米大統領選挙の結果が比較的早く判明したことはさほど材料視
されず、投資家の関心はドルの弱いファンダメンタルズに再び戻った。
ケリー候補がブッシュ候補に対して敗北を認めたとのニュースで、ドルは一時的に上昇
した。ただ、米経済や貿易赤字に対する懸念、米政府は経常赤字縮小に向けドル安を容認
するだろうとの見方から、ドルは再び圧迫される展開となった。
アナリストによると、ドルは、米国の低金利、貿易赤字、景気回復ペースへの懸念から、
さらなる下落圧力にさらされているという。
投資家の注目は、5日発表の雇用統計に集まっている。
NY外為市場:[USD/J]
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<債券> ブッシュ米大統領が再選を果たしたとの報道を受けて株式に資金が流れたた
め、下落した。しかし、原油相場の回復、株式の終盤の伸び悩み、10月の米自動車販売
の減少などを受けて、債券は終盤に下げ渋った。
アナリストらによると、ブッシュ政権がさらに企業寄りの政策を取るとの期待から株式
が上昇したことが、債券に下げ圧力をかけた。安全への逃避で買われることもある債券が
売られて株式が買われることがよくある。
ただアナリストらは、選挙後のこの日の下げは、一日限りのことだ、とみている。
米金融・債券市場:[US/BJ]
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<株式> 上昇。ブッシュ米大統領の再選で恩恵を受けるとみられる医薬品・防衛関連
株が買われたが、原油価格の上昇が上値を抑えた。
民主党のケリー候補が敗北を認めたことで、2000年の前回大統領選挙の混乱が繰り
返されないことが確実になり、相場を支援した。
相場は一時、急伸する場面もあったが、米原油先物価格が1バレル=50ドルの大台を
再び突破したことを背景に、その後伸び悩んだ。
S&P総合500種指数とナスダックはこの日、ほぼ4カ月ぶり高値で引けた。
また、ブッシュ大統領の再選を受け、配当課税の減税が撤廃される見込みが小さくなっ
た、との見方から、マイクロソフト<MSFT.O>など配当の厚い銘柄が買われた。