大統領選挙による為替動向
ロイター通信が実施した調査によると、外国為替市場では、2日の米大統領選で、
投票日の翌日にはっきりと勝者が決まらないことを織り込んだポジションになっている。
ストラテジストは、現職のブッシュ大統領とケリー民主党候補の争いではっきり勝負がつけば、ドルを押し上げる材料になる、とみる。
ただ、ストラテジスト25人のうち24人は、大統領選投票日翌日の3日中に勝敗がはっきりしなければ、
ドルは特にユーロとスイスフランに対して一段と弱含む、と予想している。1人は回答しなかった。
また、17人のストラテジストは、外為市場は3日中には勝敗が明確にならないことを織り込んだ ポジションになっていると指摘している。
一方、3人は、外為市場がブッシュ大統領勝利を前提にポジションを組んでいるとの見方を示している。5人は回答しなかった。
勝敗が決まった場合の影響としては、21人が、ブッシュ大統領の勝利が早期に発表されれば、 短期的にはドル相場を押し上げると予想している。
3人は大きな影響はないとし1人は回答しなかった。
一方、15人は、ケリー候補の勝利が3日中にはっきりした場合、
結果をめぐる不透明感がなくなるため、 ドルが目先は上昇するとみている。
7人は、ケリー候補が勝利すれば、同候補の政策の市場への
影響に対する懸念を背景に、ドル相場は下落する、と予想している。
(今日の見通し)小動き、
・NY株は「1ヵ月ぶりの原油WTI50ドル割れ」などで落ち着いた動き、
大統領選を前にしっかり底固く、NYダウ・S&P500はわずかながら5連騰。
為替も106円台半ば。
・CME日経平均先物は10780円(大証比70円高)
・昨日の東京市場は大統領選や円高から商いが見送られて全くの閑散、
売買代金は8500億円台と10/18以来の低水準に。
日経平均の日中変動もわずかに45円と実に膠着。
物色は「好決算買い・悪決算売り」と地震関連の復興関連株。
・本日は今晩からの大統領選投票を前に一段と様子見気分強く、盛り上がりには欠けよう。ただし、原油安や非鉄の戻りなど、大統領選というイベントリスクやヘッジファンド決算月故のドタバタから小康を取り戻しつつあるかに見えるNY市場など、
落ち着きを取り戻せる可能性がり、
その場合の流れは買い直される余地でもあり好感できる。
・決算一喜一憂はやむを得ず。ただ、全体としての好調感から、
積極的に買い上がるのは時期尚早とは言え、小高く推移くらいはあるか。