今日の夕方、うちのギャラリーの表で水まきしようとしていたら、見知らぬ女性が近づいて来てウィンドウを指差し「涼しそうなガラス器ですね」と話かけられた。


信楽焼の作家の話をしたので、陶芸などに詳しいのかと思っていたら、パンフレットを出してきて「まだ一般公開していない美術館が琵琶湖の辺りの草津市にあって、特別に観せてあげますよ」と言う。


そのパンフレットを見て(この白くて広大な建物と金ピカの入口、どうも宗教の匂いがする)と思い辞退すると「私が車で連れて行くからすぐに着きますよ」と。

私は「道端の話だけで特別扱いされる覚えはないから辞めておきます」と言うと「ぜひこのパンフレットを読んで下さい」と渡して去った。


すぐネットで調べると、滋賀県草津市に本部を置き広大な土地に幾つもの建物があり、その中に多くの信者が寝起きしている怪しい宗教団体だった。もっと早く気づいて即座に断れば良かった。客かと思い多少自分のことを話し過ぎたかもしれない。危ない、危ない。