『ギャラリーカフェみふ』では偶数月に絵画の入替を行っておりますが、今期(8月・9月)は版画を中心に様々な作品を展示しています。
展示作品の中から、本日はベルナール・ビュッフェの作品をご紹介させて頂きます。
(1981年制作、『富士』)
ビュッフェらしい、力強い線が魅力的な富士山ですね
ベルナール・ビュッフェ美術館のHPにて興味深い記事を見つけましたので紹介させて頂きます。
ベルナール・ビュフェ(1928-1999)は、黒い描線と抑制された色彩によって第二次世界大戦後の不安感や虚無感を描出し、世界中の人々の共感を呼びました。その虚飾を廃した人物描写は、当時の若者に多大な影響を及ぼしたサルトルの実存主義やカミュの不条理の思想の具現化として映り、ビュフェ旋風を巻き起こしました。具象画壇の旗手となったビュフェはベルナール・ロルジュやアンドレ・ミノーとともに、新具象派あるいはオムテモアン(目撃者)と呼ばれ、1950年代半ばには日本でも頻繁に紹介されました。日本の美術界は抽象画全盛の季節を迎えていましたが、ビュフェの黒い直線と強烈な表現に衝撃を受けた芸術家は少なくありませんでした。以来、半世紀以上の年月が流れましたが、現代のアートシーンにおいてもビュフェの存在感はゆるぎないものとなっています。
続きは美術館のホームページをご覧下さい。
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