茨城県の最北端。
北茨城市の更に最北端、平潟町の海辺にひっそりと立つ碑です。
風船爆弾。
和紙を蒟蒻糊で張り付けた気球に爆弾を積み、気流に載せてアメリカを火の海にしようとした軍事作戦。
茨城県平潟町、福島勿来町、千葉県一ノ宮海岸にて慣行。
9000もの気球を飛ばし、実際にアメリカに届いたのは300。
被害は6名のアメリカ人親子を殺傷。(ピクニック中の牧師さんのご婦人とお子さまだったそう)
その他は山火事など。この爆弾のために原爆製造が3日遅れた。
詳しい説明の看板。
しかし、製造に関わった方々の多くが13~16歳の少女たちだったこと。
そしてその多くが、過酷な労働の中で体を病み、早世していた事に触れていない事を少し残念に思いました。
軍部はアメリカを火の海にする事で、あちらから『和平を求めてくる』ことを期待したとのことです。
茨城県北茨城市。
天心美術館から車で5分ほどの海沿いに、この碑はひっそりと立っています。