佐野元春・Zooeyを聴く #2 | Flolist Atlier M ~茨城北部のフラワーアレンジメント講師~

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茨城県北部でフラワーアレンジメント・プリザーブドフラワーの講師をしています。アレンジメントの基礎や応用編などを紹介してゆきます。一緒にお花にあふれた毎日をおくりましょう^^
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アルバム『Zooey』各曲の感想です

●『世界は慈悲を待っている』
佐野さんの基本姿勢の一つに『反体制は貫くが反道徳には走らない』というものがあります。
そんな佐野さんの姿勢がしっかりと出た曲。
明るくポップな音楽に、平凡な日々を懸命に生きる『君』へエールを送りながら、権威、権力といったものに『今すぐ君の窓を時開け放ってくれ』と呼び掛ける。
『希望の荒れ地』などという相変わらずトリッキーで印象の強い比喩をちりばめながらも、平凡な日々を生きる人たちに暖かな目線を投げ掛けています。


●『虹をつかむ人』
『時間の流れをおおらかに捉える』というものも、佐野さんの作品の主要テーマな一つかと思います。
時間、それに伴う経験を通して成長・成熟してゆく『普通の』人々へ暖かな目線。
そういうテーマの歌詞には、やはりこういうスローバラードが似合うのでしょうね。
誠実に正直に、でも不器用に現代を生きる『君』(男女は明言されていません)に、佐野さんお気に入りの比喩である『虹』を用いてエールを送っています。