☆五十幡義信（いそはた　よしのぶ）氏の、マンダラフィーリング展が開催されたのは、２００２年９月のことでした。一階には大小あわせて約６０点余。通りからガラス扉越しに見える会場は壮観。（おそらく絵画最多展示。）

☆１９４３年生まれ、長野県のご出身。日照権のことで地域（佃）に尽力されるお姿、気さくなお人柄、生きることを問いかけ仏の真の心を希求するお姿・・・桑沢デザイン研究所から、広告デザイナーとして歩まれた横顔も。深川不動尊『大日如来像』ほか、多くの寺社にも作品を収められていらっしゃいます。

☆今月、銀座の老舗ラーメン・共楽（きょうらく・銀座2-10-12）の女将さんが、いよいよ営業再開される！と画廊に立ち寄られました。氏はここのラーメンが大好きで、個展のご案内葉書に載せる絵をラーメンにしよう！美味いラーメンは三位一体！と提案され、観世音菩薩、阿弥陀如来などの仏画、花の作品の方が多いから・・・と、私が大反対したことが懐かしく思い出されます。（結局、ラーメンの絵は、切手をはる方の面をカラー刷りにして、載せることに。）

→お店の張り紙によると、銀座のラーメン共楽さんは、ビルの建て替えが終わり、令和元年５月３０日から営業再開とのことです。（５月２２日追記）

☆終生、現代アートの視点から仏画への試み・ミクストメディアを追求。（ミクストメディアは、材質や素材・画材など異なるものを使って作品を制作したもの。氏の作品は、合板に麻糸を貼ってレリーフ線画を描き、オリジナルの金箔・銀箔を貼り付け、彩色を施す「特殊光彩レリーフ仏画」という独自技法。）個展後に制作、見せていただいた新作・・・慈愛に満ちた仏画と一緒のカンバスに、無数の片方の眼が、蓮の花弁〜散華のように舞う作品も、心に残っています。

（文責　ギャラリー銀座　旧運営者　岩井）

ギャラリー銀座　1F・2F　

新規約★にて　reOPEN！

☆思い出ばかり（アーカイブ）【マンダラフィーリング】五十幡 義信 氏

☆思い出ばかり（アーカイブ）【マンダラフィーリング】五十幡義信氏