七夕もおわり、もうすぐ夏休み♪

 

夏休みの宿題や課題に美術館に行って、作品を鑑賞して美術鑑賞レポートを書くというのがあるようです。

 

レポートに何を書けば良いの?

書き方がわからない!

まだまだ文字数が足りなくて困った〜

そもそもどこに行けば良いの? にお答えします。

 

美術館レポートには

 

【いつ、どこに行ったか。どんな作品があったか。】

 

【選んだ作品をみての素直な感想】

実物の大きさは?

どこが気に入ってこれをレポート課題に選んだ?

印刷された写真や画集と、実物はどう違う?

どこが特にすごかった?色?形?雰囲気?

どこが疑問におもった?

気にかかったり何か変だったところはあった?

 

【作品が描かれた(つくられた)国について】

今の世界地図のどの場所あたり?

今のどの国?

もうない場合は、いつ頃に存在した?

 

【作品が描かれた(つくられた)時代について】

どんな時代だった?

そのころ誰が偉い人だった(王様・統治者)?

そのころ日本は何時代でどんな時代だった?

その時代にこの作品をリアルタイムで見た人はどんな反応?

 

【作品を描いた(つくった)人について】

どんな人?

それとも不明?

その人は他にどんな作品を描いて(つくって)いたの?

他にどんなテーマや素材で主に描いて(つくって)いたの?

何歳の、どういう時にこの作品を描いた(つくった)の?

何歳でなくなったの?

 

【作品に描かれている(つくられている)人について】

どんな人?

権力者?

どんな時に描かれているの?

どんな人生をおくったの?

 

などについて調べて書いてみましょう!

 

【最後に必ず】

最後に参考資料や文献、インターネットなどの出典も忘れずに。

 

作品に使われた素材(材料)について、詳しく調べてみても

他の人とは違う、新しい視点のレポートを書くことができます。

 

レポートを書いていくうちに、自分が新しく思ったことをメモして、まとめて感想の欄に書くこともおすすめです。

 

美術館に行くときには割引などもあるので、学生証を忘れずに持っていきましょう。入場無料でも事前にサイトで日時指定制が必要な場合もあるので注意。

 

チケットの半券や、出入口近くに置いてあるパンフレットは、2部大切に持ち帰りましょう。(1部はレポートに切って貼ったりすることもできます。)

 

館内は作品保護のため、外より寒いこともあるので、はおるものがあった方が安心。靴は音の響かないものを履いてくださいね。

 

2023年夏 

美術館レポートが書きやすいかな、と思う東京近郊の美術展は

 

・色彩が響く

 

・変わらない日本美

 

・自由に 放浪の画家

 
・芸術は爆発だ!

・大正ロマン 乙女

 

アート・芸術は人の心を動かすもの。本物を見ると、大きさ、表面の様子、感動や感情も伝わります。食べものを写真や画像で見るのと、実際に食べるのくらい違います。そして、また見る前とは違う新しい世界が、みえてきます。暑さに気をつけてゆっくり鑑賞を楽しんでくださいね。

 

(文責 ギャラリー銀座 旧運営者 学芸員 岩井)

 

ギャラリー銀座 路面1F・2F

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