☆ご案内はがきには『八十年の歩みをご高覧いただき度、ご案内申し上げます。』小出あき子作品展 傘寿記念展が当画廊で開催されたのは、2004年11月のことでした。(2000年には喜寿記念展も開催。)
 
☆主なモチーフは、舶来品の趣ある壺やガラス瓶に大輪の薔薇、吊るされた赤茶色〜飴色のつややかな玉ねぎ、林檎などの卓上の静物、自ら旅された世界各地の異国の風景。会場に銀座マロニエ通りに、明るい声が賑やかに響く一週間でした。
 
(2004年傘寿記念個展時のご案内葉書から 画像一部トリミングしてあります。)
 
☆原宿・表参道の地下1階にあったモダンなホール、ギャラリーピアッツア・アッセンブリーホール。秋のはじまりの季節に蒼蒼展で訪れると、いつも皆さんでとてもあたたかく迎えてくださったことや、上品に『ホホホッ。』と笑うと目が細くなられた小出先生の笑顔も懐かしく。
 
☆第一美術協会会員。蒼蒼展には創立より参加(第一回蒼蒼展は昭和58年東急日本橋店6階美術画廊。以降、銀座地球堂ギャラリー、東京セントラル絵画館、ギャラリーピアッツア・アッセンブリーホール、京都府京都文化博物館等にて開催。アメリカでも開催。)
 
☆外国の楽しいお話もいろいろ。『リュックを背負ってスケッチをしていたら、危うくみんなでスリにあいそうに・・・。1ドル360円の時にはパンをみんなで分けてかじりながら描いたり(パンの中身を消しゴムの代わりに)消したり。ヨーロッパは石畳や石階段が多く冷えるから必ずお手製の座布団を持参。』
 
☆大正13年生まれ、東京育ち、女子学習院のご出身。誰に対しても分け隔てのない親切さ。常に心のゆとりを忘れない、品格あるおおらかさはその油絵の画風からも。オーソドックスな良さ・変わらぬ安堵感。どうぞ末永くご愛鑑くださいませ。

 

 (文責 ギャラリー銀座 旧運営者 岩井)

 

 

 

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ゆったりと、18点展示のようす。銀座マロニエ通りから撮影した1階ギャラリー 午後6時頃の画像です。展覧会開催時は作品の大きさにもよりますが、20点〜40点位を展示される方が多いよう。(正面に200号横展示可 奥スペース広がっています。約25㎡ 扉両面開放可。)