☆フランスにある工房『アトリエマツダ』(主宰 松田日出雄氏)のもとで長期留学(3ヶ月から数年)された全国各地の2〜30代の14名の方による、銀座での初の展覧会【フランス研究工房よりステンドグラス新人作品展】が開催されたのは2002年3月のことでした。

 

☆特筆すべきは『グリザイユ(フランス語)』という絵付けの手法。ガラスの中に「グリザイ」という顔料で自分で(光による見え方を勘案して)絵を描き、それを高温で焼くという手法です。(この頃)日本ではまだ誰も採用していない手法で、それゆえ、みなさんフランスの工房に留学されたそうです。会得すれば、より絵画的な顔の表現や服の襞(ひだ)の表現なども可能に。

 

 

画像は、フランス シャルトル大聖堂 13世紀のステンドグラス。聖母子や聖人が描かれている顔部分を拡大していただけると、このグリザイユの手法がおわかりになるでしょうか?(2018年12月撮影)

 

(画像はご案内はがきより一部分です。)

 

☆お一人一点14点の力作・平面作品を中心にしたステンドグラス・・・光をより綺麗に透過させるため作品の後ろの配線、延長コードの位置などを代表の数名の方と何度も熟考。『綺麗だね〜。素晴らしいね〜。』の声に、ピクチャーレール耐荷重(一本10キログラム)、動力電源、コンセント位置(約150センチおき)など画廊の設備をこだわっておいて本当に良かった!と思えた一週間でもありました。

 

☆日本とフランスで活躍する松田日出雄 氏のアートスペース

ステンドグラスや歴史等、詳しくわかりやすい情報もある充実のサイト。2019年から日本の拠点として世界遺産の石見銀山でも始動されたようです。ぜひ♪

 

・ステンドグラス アトリエマツダ

 

ステンドグラスとは

ステンドグラスの様々な技法
ステンドグラスの歴史
9~13世紀(←画像のシャルトル大聖堂)
14~18世紀
19~20世紀
20世紀~現代
 
(文責 ギャラリー銀座 旧運営者 岩井)
 

こちらは、ゆったりと18点展示のようす。銀座マロニエ通りから撮影した1階 銀座の路面レンタルギャラリー 午後6時頃の画像です。展覧会開催時は、作品の大きさにもよりますが、20点〜40点位を展示される方が多いようです。(正面に200号横展示可 奥スペース広がっています。1階 約25㎡)

 

ギャラリー銀座 路面1F・2F 

銀座2−13−12 2017年〜新規約 にてreOPEN!

〜2020年5月18日まで感染拡大防止のため臨時休廊中です