今まで殆ど技法だの描き方だの教わった
記憶がないのですが、それでも爺(師匠)。
師匠は「描く以前に大切な事」を教えて
くれたのだと解釈しているのであります。
時には、
「描かずして観る者に想像させる」
・・・とも教えてくれました。
(だから描き方教えてくれよ!)
美人画なんかでたまに見かけます。
帽子のつばで半分顔が隠れてたり、後ろ向き
だったり・・・。
見えないぶん、想像の中で美人像を
作り上げるんですね。
わからんでもない!
でも、それって観る側の人も並の人じゃない
前提の描き方かも知れんですね。
大体の人は「ふ~~ん」って通り過ぎるかな?
やっぱ顔描いてるほうが1秒でも立ち止まって
くれそうな気はするのです。
特に自分の描き方はお客さんに向けて描いてる
ワケじゃなく、自分の為に描いてる・・・って
ものだけに、やっぱ顔は描いておきたいです。
でも、反発してるばかりじゃないですよ。
ちゃんと挑戦してみてます。
ただし、県展で落選し、その後どこにも
出品してないんで未発表。
描かずして想像させるどころか、展示せず
想像させる絵になってしまってますが💦
これ、ウチの娘ちゃんがモデルです。
「写真を撮られると魂ぬかれる」
・・・ってコトなんで、自然に描かずして
想像させる絵となるのでありますなぁ。
まぁ、描いてる最中は
後ろ姿のみでその人らしさを表す
・・・って試みが出来たんで、ヨシとします。
後ろ姿だけでその人を表現するのは、それは
それで難易度が高いんですが、やっぱ
顔を描かなくて済むのは楽かもね?