ここ数回、中央(創元会)での記事が
続いたんですが、地元(倉敷美術協会)でも
動いてることは動いてます。
倉敷美術協会
普段の創元会だけの活動ではなく、ここでは
各会の人達との合同の展示となります。
白日、光風、東光、行動、二紀、etc・・・と、
日展傘下7団体は勿論、その他の有力団体の
メンバーと作品を並べるんですね。
ここでは審査がないので皆さん和気あいあい
この頃になると叩きに来る大御所達も姿を
消したり(引退?)、大人しくしてくれる様に
なってます。
(やっと美術に集中出来る・・・って感じ)
会場の設営も終わり、いよいよ明日は初日、
・・・という時、ホッとしながら、まだ誰も
お客さんのいない会場で一足お先に作品を
ジックリと観察させてもらいます。
各会のルーキー達も同じようにライバル達の
作品を観察してますね。
そうそう、ここ書く「ルーキー」って、各会の
次世代を担うであろうメンバーの事。
決して若くはない。
絵描きの世界では40代くらいまでは若手(?)
50代あたりで中堅どころ。60代後半あたりで
やっとこさ大御所入り・・・?みたいな感じ。
今、自分が世話になっている・・・というか、
認識してもらってるメンバーも40~60代の
各会の未来を担うであろう面々。
作品を観察している中、自然に集まり、互いの
作品を批評し合うようになるワケです。
これは今では毎年恒例の時間になってますね。
「これ、県展入ってたよね?」
・・・とか言ってもらえると嬉しい。
別の会場でも作風と名前を認識してくれてる
・・・という事だし、気にかけてくれている
・・・という事にもなるし。
メンバーは全員、どこかしらの絵画科(?)卒。
現在は美術の教鞭をとっているという人種。
正にエリート達。
サラブレッド。
自分とは違う💦
「構図は・・・とれてるね」
「この三角に対して、この逆三角か、
計算したね。憎い・・・」
「反対色でさ、こう・・・視線誘導したら?」
「あ~~、まだ5cmこっちが描けてないね」
・・・などなど、毎年、専門用語と共に詳しく
寄ってたかって批評・解説してくれる。
叩きに来ていた爺さん婆さんの無理強い的な
批評と違い、勉強になる事が多い。
言ってる意味がレベル高すぎて、その場では
殆ど理解出来てませんが、一応その声を
「音」として覚えて、帰宅してからジックリ
考えて腑いる創元会での
研究会よりも批評する目が多い為、詳しく
収穫も多いかも?
自分にとって外せないイベントになっています。
かつては殺戮の対象だったサラブレッド達は、
仲間になるとこれほど心強いものはないですね
彼らってやっぱ、勉強してるわ。
自分のような「感覚」でやってきた人間と違う。
理論ってやつが加わってる。
昨日の敵は今日の友
・・・というトコですかな?