自分のホームページの中に貼り付けてある

女性像には、総勢4人のモデルがいます。

(娘を入れると5人)

まず嫁様、元カノ、元カノの親友、そして

依頼人様。

自分は今でもその人達との約束を守る為に

描き続けているんですね。

 

今日の投稿はまたまた古い絵ですが、自分が

中央を目指す前の光景を描いたもの。

↓↓↓

I have nothing

2007年作品 F6号 油彩

 

場所は県内で有名なドライブコースの展望台です。

よく連れてってもらってました。

そこで彼女が呟いた一言が今でも残ってます。

「アンタはイイよね、夢があるから・・・

 私には何もないよ・・・」

家庭的に問題アリで、

身寄りもなかった人だったんですけど、

人って目標とか目指すものを失うと、こんな

表情になるんだな・・・って、印象的な表情が

忘れられなくて描いた絵です。

 

夢の淵

2000年作品 F20号 油彩

 

それでも彼女は子供のころから抱いていた

密かな希望を胸に、東京に旅立ちました。

その希望が「モデルになりたい」って願望。

何者かになりたい。

みんなそんな願望を持っていた時代でしたからね。

彼女自身もそんなものが欲しかったんでしょう。

 

でも、彼女は志半ばにして、若くしてこの世を

去ってしまいました。

自分だけでも彼女の存在を忘れずにいてやろう、

彼女の生きた証を残してやろう・・・そう思いながら

彼女の絵を描く事にしました。

(先の投稿のブログ記事の先頭のほうの作品)

 

Broken Wing

2006年作品 A4 水彩

元カノの親友の絵。

一緒に元カノの葬儀に参列した日の光景です。

(この方も今はお亡くなりになりました)

 

当時は2年くらい引きこもって絵を描き続けて

いたんですが、そんな自分に手を差し伸べて

くれた人が現在の嫁様になってます。