おはようございます。

 

今日はパレットからの「黒」の追放の話です。

 

 

高校1年生の時から油絵というものを

本格的(?)に始めるにあたり、

美術の先生から・・・

 

「黒は使うな。別の色を混ぜて黒を作れ」

 

・・・と、教えられました。

 

別の色として教えてもらったのは

 

プルシャンブルーバーミリオン

 

紺色とオレンジ色を混ぜれば何とか

黒っぽい色になるんですね。

 

 

実は今でもその教えは守ってたりなんかして、

今では画像にある色んな色を混ぜて「黒」に

見立ててます。

 

数々の名画を残した世界の巨匠達も

 

「黒という色は存在しない」

 

とか言いながら、パレットから黒を追放したり

してる人が数多くいるとか?

 

教えてくれた師匠は口数が少なくて、ヒントしか

くれない人でね・・・

 

「気付けよ・・・!」

 

みたいな考えさせる教え方なんで、長いこと

実践して自分なりに思ったんですけど、

黒って使っちゃいけないワケじゃなくて、

 

ヘタッピが使うと絵が安っぽくなる

 

・・・って事なのかな?

 

逆言うと上手に使えばイケるんでしょうか?

 

描いてるうちに、どうしても黒を使いたい

部分が出てきます。そんな時に使うと

絶大なインパクトがあるんですよね。

 

その見極めが出来ないうちはまだ使うな

・・・って事だったんでしょう。多分・・・

 

それからは自分も油絵や水彩の初心者の方への

アドバイスとして、この方法は勧めてます。

 

小学生の夏休み水彩画教室

 

・・・ってやってた時期がありましたが、そんな

小学生達にも

 

「白と黒は使わずに描いてみよぉ~~」

 

と教えてましたね。

 

「牛」を描こうとした小学生は白と黒を封印されて

固まってましたが(笑)

 

そんな自分が四苦八苦してた頃の作品↓↓↓

 

花火

1998年作品 P50号 油彩

 

打ち上げ花火を見ている光景なんで、

当然「夜景」

黒ばっかですわ💦

黒使うなって言うと殆どイジメです。

 

しかも花火を描かずして花火を表現しようと、

あの手この手を使ってみました。

 

青っぽい黒

赤っぽい黒

緑っぽい黒

 

絵具の配合に苦労しました。

 

今年に入ってからなんですけどね、

「そろそろ使えるんじゃね?」

・・・って、テスト的に黒を使ってみようと、

初めて買ってみました。

 

ものすごい種類があって迷ったんですけど、

「黒の初心者」

なんで、「黒」に見えりゃ何でも良かったんですよ♪