希釈現像 | Gallery Cafe SIN

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普段コダックのD76で現像している私ですが・・・

最近発売になった、パンクロ400

D76との相性が悪いと耳にしたもので・・・

某現像のプロ、Aラボさんよりの情報でFujiのミクロファインが安定しているとの事・・・

で検証をしてみました!!

こやつ、1L用で319円

説明書には処理可能な本数、135サイズも120サイズも8本/Lとか曖昧に書いてあったりします。

確かにそのくらいの本数は出来ます。

ですが、D76での現像でデータ以上の本数を現像しちゃっても普通に現像できちゃったりしちゃいます。

そこで、・・・・希釈現像ですが
これは、現像液を、原液、1、に対して、水を、1~3程度の割合で希釈して現像し、「使用液は一回こっきりの使い捨て」にする方法です。

現像液は常に同じ条件となるため、データが生かせますし、非常に経済的です。


フィルムと現像液との組合わせによっては、希釈に向かない物もありますので使用にあたっては必ずテストを行って下さい。
当然、原液使用の場合と同じ感度を得るためには現像時間を延ばす、あるいは、処理温度を上げますが、希釈率が増すほど、原液と同じ特性でというわけにはいかなくなりますので覚悟の上、自己責任でお願い致します。

パンクロ400で、ミクロファイン現像において、1:1以内の希釈での現像は、実用上原液と殆ど差はありませんでした。

(厳密にはあると思いますが、私的には殆ど同じにしか・・・汗)

稀釈率による現像時間の目安

原液⇒1 ・ 1:1⇒1.25 ・ 1:2⇒1.5 ・ 1:3⇒1.8

1:20⇒6.0 アクロスなら、原液で10分ですので20倍に希釈すれば1時間と考えてください。

パンクロ400の場合、希釈倍数が増えるとコントラストが高くなる傾向に感じました。

柔らかめに現像する場合、撹拌回数を少なくするほうが良いかも知れません。

逆を返すと、今はやりの高コントラストに現像するには、データ通りで希釈したほうが良いかも知れませんね(笑)

因みに、1本1Lの現像液のタンクとして、使い捨てとして20本現像できますので、1本当たり15円

停止液(富士酢酸50%)802円でなので、30cc:1Lなので1本あたり28円

定着液スーパーフジフィックスーL1000円 フィルムで3Lですので1本あたり25円

1本あたり68円で現像できちゃいます(笑)

使う水道水によっても、含まれる塩素によって現像能力が変わりますので、データは一旦沸騰させ覚ました水(純水に近くするため、蒸留器が付いていればそのままで・・・)