次男(現地校中学校3年生)の中国語の先生からPTM(ペアレントティーチャーミーティング、いわば三者面談的なもの)の招待を受けた。この時期になると我が家のここ10年程の間に参加してきたPTMの思い出が走馬灯のように思い出される。
我が家のPTMは大抵いつも誰かが帰り道で泣いていた。(当時はズームミーティングではなく直接学校で行うものだった)。
先生が怖いわけでも、子供が悪さをしたわけでもない。ではなぜか。。。教育熱心なパパの気迫が恐ろしすぎるからだった。
あれはもう9年ほど前になる。娘がシンガポール現地校小学3年生の時。学期末試験、算数のテストの前日、パパ(中華系シンガポーリアン)が少し夜遅く帰宅した。その時に家でリラックスしていた娘を見て、「明日算数のテストなのになんでそんなにリラックスしているんだ」と怖い顔。私が「もう塾で十分準備のお勉強したし、算数は今までもずっと良い成績だったから大丈夫でしょ?」と言ったところ、「シンガポールの試験を甘くみるな」的なことを言われ、なんと夜の11時にもかかわらず、眠い目をこする娘に過去問(現地校あるあるの、past year paperと呼ばれる有名校の過去のテストペーパー集)を2校分ほどやらせたのだった。そして夜中の1時過ぎに娘はやっと寝たのであった。そして翌日の試験の後、娘は不安そうに帰ってきた。
「今回、あんまり良くできなかった気がする。。。」
その翌週、添削された答案用紙を青ざめた顔で私に渡した娘。「パパには絶対に言わないで😭」
65点だった。私にとっては全然問題無しな点数。ただそれまでずっと満点近い成績を取っていた娘に取ってはショックの大きい点数だった。無理もない。テスト前日眠い中夜中までゴリゴリに勉強されられて、小学3年生が良いパフォーマンスを発揮すること自体無理がある。もう十分傷ついている娘をさらに傷つけるようなことはしたくない。パパにはこの点数のことは言わなかった。
ところが。。。
PTMである、期末試験が終わると決まってPTMがやってくる。例に漏れず今回もPTMには張り切ってパパも参加する。担任の先生がこう切り出した、
「今回、娘さんの算数の成績が少し落ちたようですが、3年生は問題が急に難しくなりだすので、頑張っていきましょうね」。これを聞いてびっくりしたパパ。「娘の点数は何点だったのですか?」
「65点です」
これを聞いた時のパパの顔ったら、この世の終わりかと思うようなショックを隠しきれない顔だった。少しの沈黙の後、今度はドラゴン桜かと思うような勢いで先生に
「あと3ヶ月娘にください!!!!!、絶対になんとかしますからーーーー!!!!」
あまりの恐ろしい形相と気迫に、先生もドン引きしているのが一目瞭然だった。
そして娘は泣いていた。学校からの帰り道もずっと泣いていた。お葬式のようなPTMの思い出だ。
さて、悲しすぎる思い出に見えるが、ここからの起死回生劇も今考えるとまたなかなか面白いものだった。
このあとどのように娘が自信と実力を取り戻し、最後にはパパが何一つ文句を言えないところまで頑張り抜いた娘のストーリーを次回以降書いていこうと思います。