さて、前回からの続きです。
前回までのお話はこちら↓
いるだけでその場の温度が2度くらい下がりそうな物理的かつ精神的威圧感のある迫力のミスK。年齢は確か当時29歳と言っていただろうか。実家のビジネスを手伝いながら家庭教師の仕事をしているとのことだった。
彼女の算数の指導法は至ってシンプルなものであった。
まず初日は今までの娘のテスト答案、問題集などの履歴などを見ながら理解度をチェック。そして次回のレッスンで、
10冊以上の問題集を買ってきた。さらに、シンガポール現地校おなじみの過去問集をこちらで用意してほしいとのことで、購入した。有名校の過去問をプリントしたもので、大体一年分の区切りで売っている。一科目1キログラムはあるであろう。これを子供3人分三教科づつ購入した時もあったが、一人で10キロはあるのではないかと思われる紙束を運んでいたときは、一体何の修行をさせられているんだろうという重さであった。
話は逸れたが、ミスKの指導法。
それは、2時間のレッスンの間中、ひたすら娘にそれらの問題を解かせるというものであった。答え合わせをし、彼女が採点をするが、間違っているものがあったらまず答えのページを自分で見て、答えを見ても分からないものがあったらやっと彼女が解説する、というスタイル。それをとにかくひたすら続けるのだ。問題集10冊もあると、同じような問題が絶対あるのだが、間違えた問題と似たような問題を色々と解いていくことで自然と身についていった。何かもう筋トレとかスポーツのような感覚である。
逃げたくてもやめたくても続けるしかない、なぜなら娘の隣にはミスKという生き不動明王が鎮座している。
怖すぎる上、逃げたとしてもさらに怖いパパがいる。。
こんなプライベート公文(苦悶)のようなレッスンをミスKと週3回3ヶ月ほど続けた。ミスKはレッスン中の私語は皆無。私だったら裸足で逃げ出すであろう楽しさゼロのレッスンを受け続ける娘を見るのは本当に辛かった。
そして3ヶ月後。年度末試験がやってきた。このテストは年間の成績を決める要素の50パーセントを占める大事なテストだ。この3ヶ月間このために頑張ってきた。なぜならこの当時の娘の学校はその年の成績で次の学年のクラスが成績順で決まってしまうという小学校にしては何とも残酷なシステムだったからだ。
娘は無事テストを終え、その翌週に答案用紙を持ち帰ってきた。結果はいかに。。。
その4へ続く。


