福岡県と大分県境の山国川、旧国道10号線の橋の手前、福岡県側に小高い山があります…
なにやら…古墳、城、寺、墓などなど盛りだくさんの歴史が詰まった山で「天仲寺山」といいます…
戦国時代は、豪族の広津氏の本拠城が置かれ、黒田官兵衛が豊前に入封されると、真っ先に味方に付いたようです…
豊前国人一揆で黒田長政が日隈城を攻めたとき、この城を経由したと思われます…
見る人が見れば堀切跡や土塁跡なんかも分かると思うけど…
広津城からは、すぐ目の前が日隈城です…
日隈城探訪
http://s.ameblo.jp/galileo5884/entry-11875559794.html?frm=theme
ここからは、豊前中津平野が一望でき、周りの豪族の城を各個撃破していくには都合がよかったでしょう…
山へは、何ヵ所か登る道がありますが「吉富町役場」の前が一番分かりやすいかと…
私は、裏側から整備された山道を通って、まずは、小笠原の殿様の墓所へ…I
山頂にある初代小笠原中津藩主「小笠原長次」の墓があります…
昭和48年に整備の為、墓を開けたところ、遺言どおり、甲冑すがたのミイラが発見されたそうです…
なんか…凄いです
映画「八つ墓村」の洞窟の鎧武者を思い出しました…
小笠原三代の墓もありました…
今は、福岡県ですが、昔は、中津藩領で中津平野が一望できる、この地を墓所としたのでしょう…
寺も作られ、石燈籠の数は100基以で、けっこう壮健な墓所だったようです…
その後、残念ながら、金に困った寺の人がことごとく売っぱらってしまったそうです…
現在では、売り払われた石燈籠を探しだして戻ってきたものがあります…
もうちょい続くわよ~
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