上野の森美術館で開催中の『KING&QUEEN展』に行ってきました。「本展は、約500年に亘る、テューダー朝から現在のウィンザー朝までの5つの王朝に描かれた英国王室の肖像画を紹介します。・・・ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリーは1856年に設立された、イギリスの歴史と文化に貢献した人々の肖像画を集めた美術館です。そのコレクションから、特に王室の肖像画を時代ごとに辿りながら、英国王室の歴史、そして描かれた人物の物語に迫ります。」(展覧会HPより)
Ⅰ テューダー朝
作者不詳(ハンス・ホルバイン[子]の原作に基づく) 『ヘンリー8世』(17世紀か/原作:1536年)
作者不詳 『アン・ブーリン』(16世紀後半/現作:1533-36年頃)
作者不詳(アントニス・モルの原作に基づく) 『メアリー1世』(1555年)
作者不詳 『エリザベス1世(アルマダの肖像画)』(1555年)
スペイン無敵艦隊(アルマダ)に対する勝利を祝う肖像画だそうです。
Ⅱ ステュアート朝
ヘリット・ファン・ホントホルスト 『チャールズ1世』(1628年)
議会側オリバー・クロムウェルに王党軍が敗北し、チャールズ1世は処刑されたそうです。
作者不詳(アンソニー・ヴァン・ダイクの原作に基づく) 『チャールズ1世の5人の子供たち』
(17世紀/原作1637年)
トーマス・ホーカーに帰属 『チャールズ2世』(1680年頃)
ヤン・ファン・デル・ファールトに帰属 『メアリー2世』(1692-94年頃)
ゴドフリー・ネラー 『アン女王』(1690年頃)
Ⅲ ハノーヴァー朝
ジェームズ・グルレイ原画、ハンナ・ハンフリー出版 『消化におびえる酒色にふけた人、ジョージ4世』
(1792年7月2日出版)
太っていたジョージ4世は、「クジラ王子」といわれていたらしい。
Ⅳ ヴィクトリア女王の時代
バーサ・ミュラー(ハインリッヒ・フォン・アンゲリの原作に基づく) 『ヴィクトリア女王』
(1900年/原作:1899年)
Ⅴ ウィンザー朝
ドロシー・ウィルディング撮影、ベアトリス・ジョンソン彩色 『エリザベス2世』(1952年2月26日撮影)
ブライアン・オーガン 『ダイアナ妃』(1981年)
※画像は展覧会HPからお借りしました。
会場で家系図をダウンロードすることができたので、人物の相関図がよく分って面白かったです。今回も日時指定制だったので、混雑していない会場で楽しむことができました。今後はずっとこうなるのかな?もう少しチケットがお安くなると良いのになぁ。