なエドモン 名古屋山三郎
ヴィルフォール 名古屋参永已
ダングラール 名古屋山之助
モレル 名古屋参史郎
ファリア司祭 名古屋虎之助
典獄 名古屋参九郎
ヤコポ 名古屋参雀久
先日から、オープニングに、この物語のきっかけとなったナポレオンとエドモン、ダングラールの間に起きた出来事が付け加えられました。
そして、エドモンが、ヴィルフォールによって、有罪とされた経緯も。
このことによって、ダングラールは悪くない。ヴィルフォールももしかしたら?と思うようになってたけど、今日は確信しました。
ヴィルフォールは確信犯!
最初は、親身になって、エドモンが告発されることになったわけを考えてくれてるのだと思っていたけど、実は、全て、ワナだったのでは?
昨日の配信でも、サンエーヴィルは、ニヤリと笑うのよね。
「ワタシハ、ワルイヤツデス」みたいな。
サンザさんのヴィルも冷酷なまでにワルイ人だったし。
それぞれの解釈。それぞれの持ち味が面白いけれども、あと数回で、極上です。極上巌窟王の物語に繋がるヴィルフォールじゃないと具合が悪い。
やっぱり、ワルイ人なのかなあ。
ナポレオンによって、父と自分の人生を狂わせられたことは確かだけれども。
それから、トラスケ・ファリア。
今までは、強くて、明るい青年のようなファリアで、それが好きだったんだけど、ナポレオンの場面が加わったせいか、ナポレオンへの想いから彼の遺志を叶えたいという思いが強くなったように思えた。
トラスケさんて、その人の気持ちから芝居に入っていくように感じられて、私は、すごく感情移入しやすい。たぶん、トラスケさんの話す言葉が分からなかったとしても、きっと心が動く。演じている人の心に共鳴しているから。
なので、エドモンとのラストシーンが心に響いた。
サンザさんは、どうだったんだろう。
SAZEN2の時もそう思ったけど、共演者が、自分を見失うほど役に没頭してると、なんだか楽しくてたまらないように、生き生きする。
拮抗する力でぶつかり合える相手のいることの幸せ。
この日は、シンの明星も上演されていて、客層が重なっているから、負けてられるか!というのもあったのかなあ。
時に、ともに作品を作り、時に競い合う。
極上も近くなり、通常公演もあと少しということもあるかもしれないけど、いつもより空気が張り詰めているようで、ワクワクしたのでした。
気のせいかな☺️